チャールス・A・リンドバーグ-1927年-(飛行の歴史初日カバーコレクション)

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 1927年5月21日午後10時過ぎ、チャールス・A・リンドバーグは、その銀色の小型単機「セントルイスの魂」号をパリ近郊のル・ブールジェ空港に着陸させました。空港では何千というフランスの人々が、史上初の大西洋横断の単独飛行に成功したこの勇敢な若い飛行士を盛大に歓迎しました。

 このカバーに貼付の切手は、西インド諸島の島国グレネーダがリンドバーグを記念して発行したものです。カバーのオリジナル彫刻画には、1927年6月13日にニューヨーク・シティーに戻った彼を待っていた熱狂的な歓迎の模様を伝えています。街頭には何万もの人々が出て、この新しい国民的英雄に歓呼の声を送りました。

 ウィスコンシン大学を1922年に中退して飛行学校をに入ったリンドバーグは、シカゴ=セント・ルイス間の郵便物空輪パイロットであったときから大西洋横断単独飛行の夢を抱きはじめました。そして、その後の数年間に「セント・ルイスの魂」号制作のための資金援助を得て1927年5月20日、ロング・アイランドのルーズヴェルト・フィールドから、1,700リットルほどのガソリンを積んだその小さな飛行機に乗って、大西洋横断の飛行へと東の空へ向けて飛び立ったのです。そして、その33時間後、彼はル・ブルジェ空港で彼の到着を待つ群衆の眼前に、歴史的な着陸をしたのでした。彼のこの先駆者的飛行は、アメリカ-ヨーロッパ間の海を越える定期旅客輸送への道を築くことに大いに貢献しました。

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    ts-r32

    2019/06/24 - 編集済み

    子供の頃、ビリー・ワイルダー監督、ジェームズ・ステュアート主演の映画『翼よ! あれが巴里の灯だ』を観て感動した記憶が蘇りました!ありがとうございます😊

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      お気に入り切手ミュージアム

      2019/06/25 - 編集済み

      私もその映画、見ました。パリって読めなかったんですよね(笑)「Spirit of St. Louis」→「セントルイスの魂」号この和訳。。。必要ないやろ・・・と思いました。

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    • Lion

      toy ambulance

      2019/06/25 - 編集済み

       昔は、洋画の配給会社に大学の文学部を卒業した人や文士志望の人がいて、原題と違うタイトルを考えて付けた作品が多くあったようです。 私なんかは原題をカタカナにしただけの今の洋画よりは好きですね。 ただ、キューブリックの「博士の異常な愛情…以下略」は珍訳ですし、「探偵物語」は「刑事物語」になるはずでしょうし… それにしても、ジェームス・スチュアートほど、「善人」が似合う俳優ってなかなかいませんね。

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    • そんなに映画に詳しいわけではありませんが・・・

      子供の頃に、ラッシーを見てジェームス・スチュアートの名前を覚えたかも・・・・(笑)

      テレビで、淀川長治さんが、すごい映画の力説していて・・・・ 「さよならさよなら」。。。。

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      woodstein

      2019/06/26

       洋画の邦題やジェームズ・スチュアートについては言いたいこともありますが、それは別の機会に置きます。外国の初日カバーをいくつか見させてもらいましたが、「封筒に対象に切手を貼って、当該日付入りの押印があればそれでいいのだろう」的な雑な造りのものが散見されます。日本の初日カバーは、概して切手と押印のデザインの両方が損なわれないような配慮がなされているので、見栄えが全然違うように見えます。

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      お気に入り切手ミュージアム

      2019/06/27 - 編集済み

      言われる通りです。一言で言ってしまえば文化の違いですかね。日本の初日カバーとしと出回っているほとんどのものは、幾つかある頒布会がかんばって制作しているものがほとんどです。切手のゆかりがある土地にわざわざ出向き、その土地の風景印や記念スタンプなどを綺麗に押して会員に提供するといった一種のビジネスが確立されています。海外にも同じようなものがあると思いますが、なかなか同じような趣向を持った国は少ないでしょうね。

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