中央アフリカ/1978 危機に瀬した動物たち(1)【Wild Animals of the World Stamp Collection】

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【中央アフリカ】

 名の通り、アフリカ中央部に位置する。海から遠く離れた内陸国で、国土の大半は高さ600~900mの高原だが、赤道に近く、暑い。南はコンゴ川の主要な支流であるウバンギ川の流域で、深い熱帯雨林におおわれ、ローランドゴリラやチンパンジーをはじめとするサル類や森林棲の動物に富む。川にはワニ、カバも多い。一方、北部は乾燥したサバンナで、各種のレイヨウ、キリンやクロサイが見られ、ハイエナが多く、ライオンも棲息する。
●クロサイ(サイ科)
サハラ以南のアフリカに分布するが、東アフリカに比較的多い。雄は単独で暮らし、気が荒い。木の芽や小枝や草を食べ、刺があっても平気である。体は厚い皮ふでおおわれ、毛は耳としりの先に目立つだけ。口先はとがっている。重さは1~1.8t。

●アフリカクチナガワニ(クロコダイル科)
アフリカの西部から中部に分布。主に淡水にすむが、海岸で見られることもある。口先は細長く、東南アジアのガビアルに似る。魚が主食で、長い口は魚を横からくわえるのに適している。全長4mほど。切手は若い個体。

●アミメキリン(キリン科)
東アフリカに普通に見られる亜種。1頭の雄と2,3頭の雌に、その子などと小さな群を作る。繁殖期には雄同士が首を打ちつけて闘う。雄雌が愛情を表現する時も、首をからませる。長い首は特異だが、骨の数は7個で、人と同じ。

#切手

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