ヴィクトリアン様式とは?

約65年に及ぶヴィクトリア女王(在位期間は1837〜1901)の在位期間中の家具の様式を指す。ジョージアン以前はほとんど一王朝=一様式であったが、ジョージアン期に内政の更なる安定がはかられ、産業革命も芽生え、様々な需要に答える為に複数の様式が混在し、これをチッペンデールを代表とする家具デザイナー達が推し進めた。ヴィクトリアン期になり、産業革命の恩恵を最大限に受けたイギリスは、当時ヨーローッパの生産工場と呼ばれ、内外の物資を加工、製品化し世界規模にその産業、工業、商業を発展させていった。人口も爆発的に増加し、多種多用な階層を生み出し、それと共に更に複雑な需要が興っていった。結果家具の様式においては十数種類の様式が混在、同時進行し、それぞれが影響し合い発展していった。ヴィクトリアン期には多種多様または雑多な流行、誇張の時代、粗悪品の氾濫など負のイメージが付きまとうが、その中にもバルーンバックチェア-等に代表される、美しいロココスタイルを継承したVICTORIAN VERNACULAR STYLE(ヴィクトリアンバーナキュラー様式)と呼ばる固有の様式や、ウィリアム モリスに代表されるアーツ&クラフツ スタイル等も生まれている。

用語が登場する記事