Search
-
Article
革の表情を自在にあやつる魔術師。染革工場カナメの染色、加工の匠の技にふれる。
革の素材としての良し悪しは、タンナーのなめしの力が大きい。しかし、革の見た目の表情や質感は、なめしの後の、仕上げの工程によって大きく左右される。染革工場カナメは、革の染色や加工といった仕上げのプロ。これまで、たぐいまれなる技術力と感性によって、独創的な革を手がけてきた。革の表情を自在にあやつる魔術師、染革工場カナメの匠の技を、とくとご覧あれ。目次孤高の技術力を誇る下町の染革工場カナメが使用す...
-
Article
ボクのファッション史。
メンズファッションに通じる倉野路凡さんが今気になるモノ、従来愛してやまないモノについて綴る連載です。初回は倉野さん自身が影響を受けたファッショントレンドやブランドについて。なにやら話は多感な中学生時代まで遡るようで……。公立中学校を中心に吹き荒れた校内暴力。その真っ只中の中学2年生だった1979年暮れ。本屋さんで買った雑誌「ポパイ」に載っていたIVY(アイビー)という三文字にすっかり魅せられ...
-
Article
「男の料理」を作る料理家・副島モウさんが選んだこだわりの調理器具
美味しい料理をつくる人にはきっと、とっておきの調理道具があるに違いない。そんな期待を胸に今回お話を伺ったのは料理家の副島モウさん。食の分野で幅広く活躍している副島さんに、家族から譲り受けたフライパンや旅先で出会った木べらなど、彼にとって思い入れ深い道具を見せてもらった。目次“男の料理”を作る料理家が選んだ、こだわりの調理器具。副島モウさんのこだわり調理道具おもてなしでも好評なカンタンに作れる...
-
Article
昭和なんだけどおしゃれ。石油ストーブを集め続けた尾田さんが感じる「Stove & Peace」
石油ストーブと宇宙船。全く関係がなさそうな2つの言葉だが、石油ストーブの写真を眺めると、近いものを感じる。まるで、今にも石油ストーブが空に向かって飛び立つかのような錯覚になるのだ。「スペーシー(宇宙的)な感じが好き」そう語るコレクション・ダイバーの尾田さんは、昭和の古い石油ストーブを集め、冬の暖房器具として現在も利用をしている。25台の石油ストーブを集めた尾田さんに、石油ストーブの魅力を詳し...
-
Article
毎日だしを取るのも、時々のおもてなしにも。 愉しんで使いたい、田邊屋の「かつお節削り器」
毎朝鰹節を削り、だしを取る−−−そんな暮らしに憧れつつ、三日坊主になりはしないかと思うと手が出ない。そんなイメージを取り去ってくれたのが、乾物屋の老舗・田邊屋。今回は「京都台所道具見本帖」番外編、「かつお節削り器」の使い方。目次理想の削り節を目指して。「削る」という工程を愉しむ。かつお節削り器をテーブルで囲むという新しいおもてなし出会えない場所で出会えた喜びは大きい。だからどこにでも連れ出そ...
-
Article
<町田忍コレクション>歯磨き粉パッケージの世界
クリニカ、ホワイト&ホワイト、アクアフレッシュ、コルゲート。これらは、歯磨き粉の製品名である。歯磨き粉のパッケージを集めている町田忍さん。そのコレクションの数は1000個以上になる。中学生の時に歯磨き粉チューブが世の中に出現し、それ以降、町田さんは歯磨き粉パッケージを集め始めたのだ。そんな歯磨き粉パッケージの魅力を探ってみた。目次よく周りの人に、おすすめの歯磨き粉を聞かれるけど、僕にとって歯...
-
Article
いざエキゾチックレザーの革工房見学へ! 革の王様ワニ革が出来るまで
ワニ革を始めとした爬虫類革は、「エキゾチックレザー」とも呼ばれる。今回訪れた藤豊工業所は、エキゾチックレザーの専門タンナー。ワニ革をなめすことができるのは、世界でも20数社、日本では6社しかないといわれる。そんな希少なワニ革をなめす工程を見学させてもらうとともに、工房で実際の製品になった姿も見せてもらった。革の王様ともいわれるワニ革を中心に、未知なるエキゾチックレザーの世界を取り上げる。目次...
-
Article
100万円以上出しても手に入れたい!! ファンが求めるプレミア・トミカの条件とは
大人がハマる自動車のホビーを取材する連載の第4弾。国内ミニカーファンのなかで、とくに人気が高いブランドはトミカである。1970年から販売を開始したトミカは、現在まで星の数ほどの製品が販売されてきた。そんな中でファンがとくに欲しがるトミカ、いわゆるプレミア・トミカとはどういう製品なのか。プレミア・トミカに詳しいミニカーショップ『ケンボックス』で話を聞く。目次現在までの累計出荷台数はなんと6億台...
-
Article
トイレットペーパーカバーをレザーで製作。BrownBrownの実直でユニークなものづくり
「日常でよく見掛けるアイテムをわざわざレザーで作ってしまうというセンスが好き」スタイリストの平健一さんは、BrownBrownの製品の魅力をそう語ります。今回はヌメ革にユニークな柄をプリントしたトイレットペーパーカバーを通し、ユニークなBrownBrownのものづくりに迫ります。目次トイレットペーパーカバーをレザーで製作もの作りのユニークな発想とセンスに驚かされるタンニンなめしに柄を施した斬...
-
Article
ダナースラッシャー(Danner Slusher)。カントリーライフへの憧れ詰まった一足
雪の日や雨の日には、相応の質実剛健な靴を履いて出かけたいもの。今回紹介するのは、アメリカはポートランド生まれのシューズメーカーDanner。その中でも、水にめっぽう強いハンティングシューズについてです。新旧を掛け合わせた質実剛健なダナーのガムシューズ寒さが一層厳しくなる時期になると思う。「そろそろガムシューズの季節だな」と。年に数回と着用頻度は低いが、ダナースラッシャーはしっかりと我が家の靴...
-
Article
「ネクタイを締めたい!」そんな気持ちにさせるネクタイブランド「giraffe」
昔から映画や音楽、バイクが好き。でも、「なぜ?」と聞かれると困ったもので。気付いたら考えていたので「好き」、「なぜ好きか」は考えたことがない。本連載では、僕が好きなモノの作り手さんにお話しを聴いて、「なぜ好きか」に迫り、モノが持つ魅力を見つけていきます。今回は、ネクタイブランド「giraffe」を展開する株式会社スマイルズの須永紀裕さんにgiraffeのこだわりを聞いてみました。giraff...
-
Article
日本料理人・柳原尚之が愛用する日本古来から使われている調理道具たち
美味しい料理をつくる人はきっと、とっておきの調理道具があるに違いない。そんな期待を胸に今回お話を伺ったのは、江戸懐石近茶流を継ぐ家に生まれ、NHK「きょうの料理」でも「おかず青年隊」としても活躍中の料理家・柳原尚之さん。帆船のキッチンクルーとして働いていた時代のエピソードとともに、「手綱抜き」や「馬毛裏ごし」など、日本料理特有の道具たちを見せてもらった。目次帆船のキッチンクルーとして世界を巡...
-
Article
究極の革をもとめて、東京レザーフェアへ! 撥水(はっすい)レザーから馬ヌメまで、「極めのいち素材」の上位入賞革を徹底紹介!
半年に一度2日間にわたって開かれる東京レザーフェアは、全国の皮革業者が集う革の祭典だ。今回は、革にまつわる趣向をこらしさまざまなイベントや展示が行われる、第93回東京レザーフェアに取材を敢行した。その中で、革業者がこだわり抜いた渾身の一枚を競い合う、「極めのいち素材」に注目した。目次究極の一点を提案する「極めのいち素材」3位革加工の粋がつまった和の極上革『PAXステップ13KCO』墨田革漉工...
-
Article
最高品質のヌメ革を作る、栃木レザーを工場見学!職人の技がささえるなめしの真髄にふれる
動物の皮をくさらない革へと変化させる「なめし」の主流は、化学薬品を使って短時間で仕上げる「クロムなめし」。世の流れに逆らうように、天然由来のタンニンを使い、じっくり時間をかける「植物タンニンなめし」にこだわるのが、今回訪れた栃木レザーだ。完成まで、全20~25工程、実に6カ月もの期間を要する。伝統的な植物タンニンなめしの製造工程の中に、革新を生み出す、職人の心意気と革づくりの真髄を見た。目次...
-
Article
靴作りドキュメント第七回 ここまでくれば見た目はもう靴!足裏を受け止める底付けに着手。
なんとなく靴作りを始めてみた、いち素人です。この連載では、履ける靴を一足仕上げるまでをドキュメントスタイルでお伝えしていきます。靴制作の過程を見てもらう中で、靴マニアじゃなくても「なぜ、いい靴はこんなにも高いのか?」の疑問、さらには靴を愛したくなるヒミツがわかってもらえるのではないかと思います。靴の裏側がわかると、靴を見るのが楽しくなる!今回はウェルテッド製法のキモとなるパーツ「ウェルト」を...
-
Article
ミニカー専門店を初めて作ったレジェンドが主催するおもちゃの蚤の市「ワンダーランド・マーケット」に行ってみました
大人がハマる自動車のホビーを取材する連載の第3弾。ミニ四駆やラジコンなどカートイの中でも、とくにファン人口が多いと言われているのがミニカー。なかには数十万、数百万円で取り引きされる製品もあるミニカーの魅力とファンの実態を探るため、コアなミニカーファンが必ず訪れるという展示即売会「ワンダーランド・マーケット」と主催者の宇野規久男さんに取材した。目次昼食代を削ってミニカーを購入!海外製ミニカーに...
-
Article
1,300年前の意匠に想いを馳せながらお茶をする。 ロマンが詰まった清課堂の「純銀含綬鳥文急須(じゅんぎんがんじゅちょうきゅうす)」
触れたいけれど、触れられない。強く惹かれるその世界を壊してしまいそうだから、触れずにいよう。子供の頃にはそんな感情がもっと近くにあったような気がするけれど、ここしばらく忘れていた。それを一瞬で思い出させてくれたのが、清課堂の銀の急須、「純銀含綬鳥文急須」だ。目次天平文化の瑞鳥(ずいちょう)舞う優美な文様を現代の茶道具にあしらって始まりは錫(すず)。一度は絶え果てかけた錫の文化に再び火を灯し、...
-
Article
インテリアとしても秀逸。今注目のINOUT(イナウト)コーヒードリッパースタンド
昨今のコーヒーブームで、コーヒーを自宅で楽しむという人が増えてきた。スタイリストの平健一さんに紹介していただくのは、重量感のある見た目が特徴的なドリップスタンド。キャンプにも持ち運べて、インテリアとしてもぴったりなINOUT(イナウト)のドリッパースタンドの魅力をお伝えします。目次部屋の中にあるだけでカフェ感が出るアイテム素材の良さと組み立て式という斬新な設計が魅力海外インテリアをイメージし...
-
Article
僕らはバックトゥザフューチャーから2015年の未来を思い描いた。グッズを集めつづけた Basseyさんが歩んだ過去と未来
映画の中では、1985年を舞台にした主人公が2015年10月21日にタイムトラベルをする。空飛ぶ車、自動で足にフィットする靴、声に反応する家電製品。未来を舞台にした設定は、当時の人々に大きなインパクトを与えた。そんなこともあり、2015年は世界中でバックトゥザフューチャーが再び盛り上がった。「2015年は、僕にとって忙しすぎる年だった」そう語るのは、バックトゥザフューチャーのグッズを集め、今...
-
Article
「アンティークを目指したい」、「ものづくり」にこだわり抜いたイヤホン・ヘッドホンブランド「final」
昔から映画や音楽、バイクが好き。でも、「なぜ?」と聞かれると困ったもので。気付いたら考えていたので「好き」、「なぜ好きか」は考えたことがない。本連載では、僕が好きなモノの作り手さんにお話しを聴いて、「なぜ好きか」に迫り、モノが持つ魅力を見つけていきます。今回はイヤホン、ヘッドホンブランド「final」を展開しているS'NEXTの代表取締役社長細尾満さんにお話しを伺いました。final(ファイ...