アウトドアで淹れたてを楽しめる&持ち歩ける!アメリカ生まれの頼れるメーカーSTANLEY(スタンレー)のバキュームコーヒーシステム

アウトドアで淹れたてを楽しめる&持ち歩ける!アメリカ生まれの頼れるメーカーSTANLEY(スタンレー)のバキュームコーヒーシステム_image

取材・文/オダマキミホコ
写真/佐々木孝憲

野外で飲むコーヒーは格別においしいもの。しかも、自分で淹れたものならなおさら。今回はアウトドアでも淹れたてのフレンチプレスコーヒーが楽しめるスタンレーのコーヒーシステムをご紹介。

熱湯とコーヒー粉があればアウトドアでも気軽にコーヒーが楽しめる

MuuseoSquareイメージ

1913年、アメリカのマサチューセッツ州でウィリアム・スタンレー Jr.によって生みだされたブランド「STANLEY(スタンレー)」。

写真の「バキューム コーヒーシステム」は「真空断熱ボトル」+「フレンチプレス」+「マルチポット」+「カップ」のオールインワンアイテム。熱湯とコーヒー粉、ないしコーヒー豆とミルがあればどこでもコーヒーを淹れられ、そのまま水筒として持ち歩ける。2人分のカップが付いているほか、中栓はコーヒーの粉などを入れておける。

保温効果が高く丈夫なので、ピクニックはもちろん、キャンプや釣りなどのお供にもおすすめの道具だ。

100年前から変わらない、機能とデザイン性の高さが魅力

スタンレーといえばグリーンボディ、金槌で打ち付けたような模様が印象的なハンマートーン・パウダーペインティング(耐久性サビ止め加工)仕上げで、表面はボコボコしながらもツルリとした独特の質感が特徴。

保温性の高い水筒を始め、フードジャーやマグ、クッカーやクーラーボックスなどアイテム数も豊富にラインナップしている。人気の理由は耐久性の高さはもちろんだが、創業時から変わらぬシンプルでスタイリッシュなデザインにもある。

今回の「バキューム コーヒーシステム」は2015年リリースの新製品のひとつで、従来のグリーンボディとは一線を画すシンプルなステンレスボディが特徴的。

「これは展示会で見かけたのが最初です。よりソリッドになったデザインももちろんですがシステムのおもしろさにひかれました。見た目はシンプルな筒なのに実はいろいろなモノが入っているという感じがギア好き心をくすぐられましたね。無骨な見た目と丈夫で壊れにくいところもお気に入りです」

カタログやウェブサイトで展開されているスタンレーの広告ビジュアルの雰囲気もお気に入りだそう。

MuuseoSquareイメージ

MuuseoSquareイメージ

全てをスマートに収納できる仕組みは秀逸。飽きのこないデザインはどんなシチュエーションにも合う。

すぐに飲めなくても大丈夫。時間が経ってもコーヒーは温かいまま

真空断熱ボトル本体には、水回り製品の中でも高級品に使用される18-8ステンレスを採用。18-8ステンレス(SUS304とも呼ばれる)は、鉄(Fe)にクロム(Cr)18%以上、ニッケル(Ni)8%以上を含んで構成されているステンレスのことで、耐食・耐熱性に優れる素材。保温性能も高く、バキュームコーヒーシステムの真空断熱ボトル(1Lタイプ)の場合、温かい飲み物なら6時間は85℃以上を、24時間経っても63℃以上をキープできる仕様になっている。
コーヒーの抽出方法はフレンチプレス式。

持ち手の付いたクッカーにコーヒー粉を入れてからお湯を注ぎ、かき混ぜる。少し時間をおいたらフィルターを上から押し込み、粉を底に沈ませればできあがり。すぐに飲まないときは真空断熱ボトルに入れておけば温度が下がらず、温かいままのコーヒーを楽しめる。

今回はボトルにお湯を入れて持って行ったが、クッカーを火に掛けてお湯を沸かすこともできる。

MuuseoSquareイメージ

MuuseoSquareイメージ

MuuseoSquareイメージ

MuuseoSquareイメージ

淹れ方も簡単。コーヒー粉を入れてお湯を注いでからプレスするまでの時間はお好みで。量は人数に合わせて粉とお湯の量を調節すればOKだ。

スタイリングで登場回数が一番多いアイテム

アウトドアでもインドアでも。いろいろなシーンで使えるアイテムなのでスタイリング時に重宝しているそう。

「実はコーヒーが飲めないので…(笑)、プライベートでは使っていないのですが、スタイリングアイテムとしてかなりの回数露出してると思います。まわりのコーヒー好きのスタッフのためにコーヒーを淹れたりもするので使い方はバッチリだと思います」

過度な主張はないけれども存在感のあるたたずまいは、スタイリングしたくなる要素だそう。

「色合いがシックというか、大人になったら好みになる色というか…。大人なら男女問わず使える色合いも人気の理由のひとつのような気がします」

本来はコーヒー用だが、紅茶やお茶など茶葉を使う飲み物に活用してみても。また真空断熱ボトルは従来のボトルとほぼ同等のスペックなので、ボトルにプラスアルファの機能が欲しい人にはおすすめのモデルだ。

MuuseoSquareイメージ

ボトル部分だけで持ち運びも可能。保温性も抜群。

バキューム コーヒーシステム

素材:本体・フィルター:ステンレス、フタ・栓・コップ・プレス本体:ポリプロピレン、パッキン:シリコン
容量:1Lまたは0.5Lの2タイプ
サイズ:34×11.9cm(1L)/28.5×10.4cm(0.5L)
重量:1.09kg(1L)/0.75kg(0.5L)
仕様:保温力目安:[6時間]85℃以上(1L)/78℃以上(0.5L)、[24時間]63℃以上(1L)/44℃以上(0.5L)、保冷力目安:[6時間]4℃以下(1L)/6℃以下(0.5L)
価格:¥9,000(1L)/¥7,500(0.5L)

※尚、写真は0.5Lタイプを掲載。

ーおわりー

File

STANLEY

1913年創業、100年以上の歴史を誇るサーマルウエアブランドで、孫の代まで使えると言われる耐久性の高さが特徴。
独特の質感を生み出すハンマートーン・ペインティング加工されたデザインで高品質なステンレスを使った製品は、世界中の人々に愛用され続けている。

公開日:2015年10月16日

更新日:2022年4月7日

Contributor Profile

File

オダマキミホコ

会社員からフリーのエディターになって3年。雑誌、Webで企画や編集の仕事を行っている。退職をきっかけに社会人1年目からの目標だった“手に職を付ける”ため、編集業と並行して手作り靴の修行中。

終わりに

オダマキミホコ_image

スタンレーの定番アイテム、クラシックバキュームボトルは欲しいなと思っていながら今だに買えていないアイテムのひとつ。で、そうこうしているうちにコーヒーシステムが出て…。コーヒーはドリップ派だけど、このデザインにはかなり心動かされます…。

Read 0%