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オールドモデルから紐解くJohn Lobb(ジョン ロブ)の魅力とは。_image
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オールドモデルから紐解くJohn Lobb(ジョン ロブ)の魅力とは。

現代でも革靴の最高峰とも謳われるJohn Lobb(ジョン ロブ)ですが、旧作モデルを今改めて見直してみると、その進化の過程を見つけることができます。今回はミューゼオ・スクエア編集長が愛用するジョンロブのオールドモデルのシューズから、編集長が感じるジョンロブの魅力について語ります。服飾ジャーナリスト・飯野高広さんのより詳しい解説付き!

取材日: 2017年2月7日

取材・文/ミューゼオ・スクエア編集部
写真/成松 淳

ジョンロブのオールドモデルの楽しさとは

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美しい革靴の代名詞とも言われる、シューメーカーブランド・ジョンロブの靴。流線型のラインで構成された形、コシとしなやかさのある革素材。どこまでも美しく洗練された印象の強いジョンロブだが、従前はより実用面を優先した革や製法を取り入れた靴づくりをしていた。

もちろん、現代のずっと愛でていたくなるような美術品のようなジョンロブも好きなのだが、私は個人的には、より堅牢性のあるジョンロブの少し前のオールドモデルに惹かれている。

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90年代までのロブパリは、ちょうど無骨でトラディショナルなイギリス人のお父さんと、どこか洗練された雰囲気のあるフランス人のお母さんの間に生まれたような、そんな2国間の特徴を兼ね備えた革靴を生みだしていました。

曲線のデザインやちょっとしたところにフランスの洗練されたエッセンスが漂っていたのですが、21世紀以降はそのエッセンスがさらに色濃くなってきましたね。

Barros、Chanbordなど、同じエプロンフロントの革靴でもこれだけモデルがある!

左からバロス、ノルウェイ、シャンボールド、ボルドー、ビエナ。左側のややカジュアルな印象のバロスから、右端のドレッシーな印象のビエナまでの振り幅がある。

左からバロス、ノルウェイ、シャンボールド、ボルドー、ビエナ。左側のややカジュアルな印象のバロスから、右端のドレッシーな印象のビエナまでの振り幅がある。

私がジョンロブに惹かれる理由の一つに、シューズデザインのバリエーションの豊富さがある。

奇抜なデザインのものがたくさんというわけではない。あまり革靴に興味のない人からしたら一見同じ靴に見えるかもしれないが(笑)、エプロンフロント(フロント部分の切り替えがエプロンをかけたようにUの字型にカーブしている、通称Uチップとも呼ぶ)と呼ばれる共通したデザインの靴だけでこれだけのバリエーションが存在しているのだ。

革靴好きなら共感してもらえるだろうが、写真のように並べて違いを比較をするのがまた楽しいのである。

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ロブパリのこのUチップの豊富さたるや⁉︎ あのエドワードグリーンでさえもUチップシューズは代表的なものがドーバー以外ほとんどないのに、ロブパリのUチップへの力の入れようがまさにフランス要素が入っているシューメーカーという印象を強めますね。

なぜなら、Uチップはフランスでの狩猟靴としての印象が強い靴なんです。(ちなみにイギリスでは狩猟靴専用のデザインは特になく、フルブローグを着用するのが一般的)このあたりがロブパリにはエルメスの血が入っていると感じさせるところですね。

余談ですが、前出したエドワードグリーンの「ドーバー」も、英仏海峡=ドーバー海峡が名前の由来となっていて、英国内と言うよりフランス側を向いている靴であることを窺わせます。
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Phillip、Darbyなど、時代ごとの変化を見せるジョンロブのモデル変遷が面白い!

ジョンロブの革靴の一つの特徴と言えるのが、創業してから現在に至るまで「これこそがジョンロブ定番」といったモデルの革靴がないのである。

使用するラスト(木型)も革の素材も一つの型に収まらず常に変化を遂げてきたジョンロブ。ロングセラーとされる同じ名前の付いたモデルであっても変遷があるのが面白い。ただしジョンロブらしい堅牢さと上品さを残しながらモデルチェンジを図っているところはさすがだと感じる。

ちなみに、ジョンロブは毎年10月25日(靴の聖人セント・クリスピンの祝日とされる)にその年限定のイヤーモデルを世界同時発売もしている。時には日本限定と称されるものも出たりと、ジョンロブの豊富なモデルは愛好家もすべて把握するのは難しいだろう。

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ちなみにイヤーモデルが誕生したのはロブパリが、以前のエドワードグリーンの工場を買収し自社工場とした上で生産を開始して暫くたってからです。

サイドモンクストラップシューズの「ジャーミン」は、当初イヤーモデルだったのですが、大変好評でその後限定発売が解除され息の長いモデルとなりましたね。

また、限定という意味では日本の大阪に路面店が開店した際に大阪限定モデルがリリースされるなど何か大きなイベントがあった際にも限定モデルは誕生しました。
(左)1999年のイヤーモデル「ジョンロブヴィンテージ1999」、(右)2002年のイヤーモデル「ジョンロブヴィンテージ2002」と、

(左)1999年のイヤーモデル「ジョンロブヴィンテージ1999」、(右)2002年のイヤーモデル「ジョンロブヴィンテージ2002」と、

MuuseoSquareイメージ

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また、中には寿命の長いモデルもあるが、それでも微妙に変遷してきている。では、実際にモデルチェンジしてきているモデルを2つほどご紹介しよう。

バロス(Barros)の変遷。

バロス。ラストは#292。

バロス。ラストは#292。

数あるモデルの中でも、わかりやすく変化を遂げているひとつがエプロンフロント(Uチップ)のバロス。フレンチトラッドの頃に流行したモデルで、ちょっとカジュアルなデザインなのだがジャケットスタイルにも合わせやすい。 

(左)自社工場で生産されたとされるラスト#2998のバロス、(右)クロケット&ジョーンズ社の工場で生産されたとされるラスト#292のバロス。

(左)自社工場で生産されたとされるラスト#2998のバロス、(右)クロケット&ジョーンズ社の工場で生産されたとされるラスト#292のバロス。

バロス(#2998)の表記。

バロス(#2998)の表記。

バロス(#292)の表記。

バロス(#292)の表記。

上の写真で並べた2足は同じバロスというペットネーム(靴の愛称)だが、実は作られたファクトリーが違うとされている。写真右で赤みがかった靴がクロケット&ジョーンズ社の工場でOEM生産されたもの、そして写真左で茶色の靴がジョンロブの自社工場で作られたものではないかと思われる。インソールに職人により書き込まれたモデル名の筆記にも変化がある。

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バロスには自社工場生産品とクロケットアンドジョーンズの工場でのOEM生産があるというお話ですが、見分け方として木型ナンバーの記載が4桁数字ならばほぼ間違いなく自社工場、そして3桁数字ならばクロケットアンドジョーンズの工場でOEM生産されたものですね。

ただし、後者の写真で間違えやすいのが、9013という4桁数字。これはクロケットアンドジョーンズの工場でのモデルナンバー! すぐ近くにある292という数字が実際の木型のナンバーです。
さらに!このバロスモデルに限ったコツになりますが、クロケットアンドジョーンズの工場で作られたものかどうか、その判断が一発で確認できるポイントがあります!
上の2足のシューレースの左右の穴の位置にご注目! 左右の穴の間隔がほぼ一定ならば自社! そしてつま先に向かって左右の穴の間隔が広がっているのがクロケットアンドジョーンズ製!  

私自身はバロスを履く際はフレンチテイストの洋服と相性が良いと感じて組み合わせることも多い。ちなみにクロケット&ジョーンズ製のバロスは、使用された革のお陰かなのか雨のときに履いても全然へこたれないと感じる頑強さがある。

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ちなみに、ロブパリとのOEM生産の契約が切れた後もクロケットジョーンズではこの#292の木型が使われています(#236も同様)。

フィリップ(Phillip)からフィリップ2(PhillipⅡ)へ。

フィリップ。ラストは#8895

フィリップ。ラストは#8895

フィリップといえば現在のジョンロブの代表的なモデルと言って差し支えないと思うが、これも変遷してきているモデルの一つである。

写真左からフィリップ#470、フィリップ#8695、フィリップ2の#7000

写真左からフィリップ#470、フィリップ#8695、フィリップ2の#7000

MuuseoSquareイメージ

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写真左からフィリップ(#470)、とフィリップ(#8695)、フィリップ2(#7000)の順で変化してきている。初期に作られたラスト#470はボノーラというイタリアンブランドで製造され、その後のラスト#8695は買収したエドワードグリーンの工場を自社工場として、そこで生産されたと言われている。

製造工場や製法も紆余曲折しながら今の形へ行き着いたという背景も面白い。フィリップの一番新しいモデルであるフィリップ2は、現在のジョンロブの主力ラストである#7000が使われている。

フィリップ#470

フィリップ#470


ちなみに履き心地にも違いがあり、フィリップ(#470)は歩くときの硬筆さが他のジョンロブシューズと比べても全然違うと感じる。足を着地したとき革靴の前部分がカツーンカツーンと音がなるのが独特で好きなのだ。またボノーラ製のフィリップ#470は特に質の良い革を使っていたのだろう、磨けば磨くほど輝きを増していく。サフィールノワールのデリケートクリームを使用するシンプルなお手入れだけで十分輝きが維持される。

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#470のラストは土踏まずより前半分の底付け手法がハンドソーンウェルテッド製法、後ろ半分がマッケイ製法です。成松さんが言っているカツーンという硬質な音とはき心地はこの手法によるところなのかもしれません。

ダービー(Darby)の変遷。

ダービー。ラストは#8695。革はアルディラアンティークを使用。

ダービー。ラストは#8695。革はアルディラアンティークを使用。

ダービーは外ハネ式のフルブローグでデザイン自体はカジュアルなのに、スーツにも合わせやすい。フルブローグは飾り穴が多いので足元が主張しがちなのだが、シックに仕上げているのはさすがジョンロブと感じさせるモデルだ。

(左)ダービ#2466、(右)#8695

(左)ダービ#2466、(右)#8695

(左)ダービー#8695,(右)#2466

(左)ダービー#8695,(右)#2466

写真左のラスト#2466(90年代前半から半ば)から#8695(90年代中盤から後半以降)へと変化。#2466が全体的に細身なら、#8695は甲の厚みが少しボリューミーになり、かかとも若干大きくなっている。
ちなみに現在はダービー3としてラストも#7000に変更されたが、現在も根強く引き継がれているモデルだ。

どちらの靴も美しいカラーが特筆すべきポイント、特に黄味の強いライトブラウン(アルディラアンティーク)は銀杏の紅葉に合わせて必ず履きたくなる。

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外羽根のブローグシューズ、しかもダブルソールという野暮ったくなりがちなデザインのはずなのに、#2466の細身のラスト、そしてパターン、革の良さの組み合わせで全く野暮ったさを感じさせないのが、さすがロブパリ。また、一部のモデルを除いてコバにはギザギザ模様がついていないのが当時のロブパリのポイントの一つであり、それも洗練された印象を与えていましたね。

#2466から#8695を経て#7000へ。変化し続けるジョンロブのラスト。

MuuseoSquareイメージ

冒頭でジョンロブにはモデルが豊富にあるとお伝えしたが、モデルは大まかにラスト(足の木型)×デザイン×革素材の3つの要素の掛け合わせ。

革靴を作る際に基盤となるラストの違いによってそれぞれ靴のフォルムも違ってくるのだが、ジョンロブにはいくつか時代ごとに代表的なラストが存在する。今回は、その代表的なラストを比較してみたい。
※表を入れる

スクエアトゥ(#8896)か、それともラウンドトゥ(#8695)か。

ラストを見分けのつきやすいポイントから分類すると、つま先部分のトゥがスクエアかラウンドかの大きく2つに分けられる。

(上)スクエアトゥ#8896と(下)ラウンドトゥ #8695

(上)スクエアトゥ#8896と(下)ラウンドトゥ #8695

それがわかるのが90年代後半から2000年初頭において主力ラストだったスクエアトゥ#8896とラウンドトゥ#8695の2足。同じようなコンセプトで作られたラストだと思うがトゥの違いで印象は大きく異なる。

#2466から#7000まで。ラウンドトゥでの変遷。

ちなみに90年代後半から現在に至るまでに同じラウンドトゥでも大きく変化してきた。それが#2466から#8695への変化、そして#7000の登場である。

(左)#2466、(中央)#8695、(右)#7000

(左)#2466、(中央)#8695、(右)#7000

MuuseoSquareイメージ

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それぞれ登場した順に、一般的には全体的に細身な#2466、ややボリューミーで中庸さが美しい#8695、ロングノーズでより洗練されたフォルムの#7000と評されている。写真だけではわかりにくいがつま先の先端位置がやや内側寄りだったものがだんだんとセンターに移動していっているのが分かるだろうか。

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このモデル変遷は作られていた工場の変遷でもあります。#2466はエドワードグリーンの以前の工場にOEM生産を依頼して作られていたラストで、ロブパリだけの独占木型でした。

#8695は、自社工場(95年にエドワードグリーンの工場を買いとる)生産を開始して初めてロブパリ独自に開発したラストです。#2466に比べると幅広で高さが出てきました。現在に至るまでの標準的な木型です。

ちなみにラウンドトゥ#8695のスクエアトゥのバージョンが#8896になります。さらに進んで#7000は2000年代に入ってからのラスト。#8695よりもロングノーズで現代的なシェイプ最近の主力ラストになります。このスクエア版が#8000ですね。

#8000と#8896。スクエアトゥでの変化は?

(左)スクエアトゥのラスト#8000、(右)ラスト#8896

(左)スクエアトゥのラスト#8000、(右)ラスト#8896

MuuseoSquareイメージ

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同じスクエアトゥでも違いを見せる#8896と#8000を比較してみよう。#8000の方がよりつま先部分が細く長く伸びているように見える(ロングノーズともいう)。時代の雰囲気の変遷でもありよりロングノーズが好まれるようになっていった時期でもある。

アルディラアンテーク、ハバナアンティークなど。革のバリエーションからジョンロブを知る

上段左から:ダークオークボックスカーフ、メレーゼバッファローグレインカーフ、バーガンディボックスカーフ、下段左から:アルディラアンテークボックスカーフ、ハバナアンティークボックスカーフ、スクワラルボックスカーフ、ランバッファローグレインレザー

上段左から:ダークオークボックスカーフ、メレーゼバッファローグレインカーフ、バーガンディボックスカーフ、下段左から:アルディラアンテークボックスカーフ、ハバナアンティークボックスカーフ、スクワラルボックスカーフ、ランバッファローグレインレザー

モデルとラストの話を上げたが、もう1つ革のカラーや素材も革靴の表情を大きく変える要素の一つであり、革靴選びの楽しみでもある。同じ茶系統の靴でもこれだけバリエーションがあるのもジョンロブならではではないだろうか。

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特にボックスカーフと名前がついている頃の革は抜群に質が良いですね。型押しやアンティーク加工など加工をほとんどせずに、そのまま使用できる透明度の高い革でした。おそらく当時の共有元はデュプイではないかと推測します。

ボノーラの工房製、パラブーツの工房製(コテージライン)。知る人ぞしる特別仕様のジョンロブの靴たち。

クオリティが高いと定評。ボノーラの工房製のジョンロブ。

今ではなかなか手に入れるのが難しくなった革靴の一つに、イギリス以外で作られたジョンロブがある。本文でも触れたイタリアのブランド・ボノーラを手がけていた工房がジョンロブシューズの生産を請け負っていた時代に作られた。

MuuseoSquareイメージ
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インソールにもしっかりとボノーラのブランド刻印が入っており、ジョンロブでもボノーラからも同じものが発売されていたとか。このイタリアンメイドの時代の靴は革も丈夫で、作りも優美さだけではなく機能面を重視した無骨さも感じられるのが特徴だ。

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90年代の終わりにロブパリが自社のクオリティを上げるための一つの施策としてボノーラを作っていた工房に製造を一時的に依頼し、ハンドメイドにより近い彼らのノウハウを吸収しようとしていたのでは?と言われています。

アウトドアでも活躍するジョンロブのコテージライン。

洗練された都会の紳士靴という印象の強いジョンロブだが、実は少し毛色の違ったシューズも登場している。それが、旅先や日常使いでの顧客の要望を受けてデザインされたコテージラインだ。

ジョンロブ コテージラインのウラヌス。

ジョンロブ コテージラインのウラヌス。

底がラバーソール、そしてアッパーには水を弾くバレニアレザーを使い雨天にも対応できるタフなシューズ。高級靴とされるジョンロブがカジュアルなテイストで作ったライン・コテージラインの靴の一つ。

ジョンロブ コテージラインのケルソ。

ジョンロブ コテージラインのケルソ。

履き口のくるぶし部分にクッションが入り、よりソフトでリラックスした履き心地に工夫されている。

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1995年頃からスタートしたコテージライン。最初はパラブーツにOEM生産を依頼し、その後はエシュンにOEM生産を依頼していたのではと言われています。

ロブパリは街で履く靴というイメージがありましたが、顧客の旅先やリゾート地でも履きたいという顧客のリクエストをくんでデザインしたもののようです。なので使用する革もタフでデザインもよりリラックス、カジュアルといった印象のものが多いですね。

私の好きなオールドジョンロブシューズを紹介してきたが、どれも集めたわけではなく、「これもいいなぁ」と一つ一つ入手した結果。手元に集まったシューズを改めてみて、私は特にオールドジョンロブに心惹かれていたようだと気付いた。

靴の楽しみ方は人それぞれにあると思うが、私が「革靴は楽しい!」感じるのは家のベランダでジョンロブを並べて磨いている瞬間だ。履き続けて、磨き続けていると革靴があるとき新品よりもカッコよく変化を遂げるタイミングがあるのだ、磨きながらその経過を見つめるのが心満たされる時間だったりする。

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これまでのモデルやラストの変化を改めて振り返ってみると、その変化はロブパリが、デザインや企画はともかく製造は著名な既製靴ファクトリーに委託する「シューブランド」から、企画から製造までを全て自社で行うシューメーカーへと、徐々に変化を遂げた歴史そのものと言えるのではないでしょうか。
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