「スターウォーズがあるから、全てを頑張れる」30年以上グッズを集め続けている龍馬さんが歩むスターウォーズな人生。

取材日: 2015年7月13日

取材・文 / 井本 貴明
写真 / まきの ともあき

「スターウォーズがあるから、全てを頑張れる」30年以上グッズを集め続けている龍馬さんが歩むスターウォーズな人生。_image

2015年は、スターウォーズ・イヤーだ。
1977年、初めてスターウォーズの映画がアメリカで公開された。2005年には6部作の最後として『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』が公開。

それから、10年。

2015年12月に7作目の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開が予定されており、世界中のスターウォーズファンがとても心待ちにしている。私もそんな一人だ!
世界中で愛されているスターウォーズは、数え切れないほどのグッズが販売されている。そして、グッズの数に比例してコレクターの数も多い。
今回は、ご自身のスターウォーズコレクションをブログ「JMY'S PLANET DAGOBAH」(http://planetdagobah.com/)で公開している龍馬さんに取材のお願いをして、改めてスターウォーズコレクションの魅力を語ってもらった。

コレクション・ダイバー【Collection Diver】とは、広大なモノ世界(ワールド)の奥深くに潜っていき、独自の愛をもってモノを採集する人間(ヒト)を指す。この連載は、モノに魅せられたダイバーたちをピックアップし、彼ら独自の味わいそして楽しみ方を語ってもらう。

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物心がついた時からスターウォーズのオモチャを集め続け、2000点近くまでコレクションが拡大

龍馬さんのコレクションルームで撮影

龍馬さんのコレクションルームで撮影

「親の影響で、物心がついた頃には、すでにスターウォーズにハマっていました」

龍馬さんのスターウォーズコレクター歴は、このようにして始まった。母親もシンデレラグッズのコレクターであり、龍馬さんがスターウォーズグッズを集めるのは、親のDNAを引き継いで必然的な事だったのかもしれない。

「5、6歳の頃に、お年玉で買ったのがミレニアム・ファルコンのオモチャ。父親にオモチャ屋に連れて行ってもらった記憶は今もあります」

当時に買ったファルコンは、今も龍馬さんのコレクション部屋で綺麗な状態で並んでいる。子供の頃に買った大好きなグッズを、30年以上も保管しているのは驚きだ。簡単にできる事ではない。

解説:スターウォーズとは?

ジョージ・ルーカスの企画をもとに制作されている映画。「遠い昔、遥か彼方の銀河系」を舞台にしている。1977年に公開された「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」を皮切りに、2015年現在7作ほど製作されている。2005年に公開された「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」で6作完結したが、2012年にウォルト・ディズニー・カンパニーが映像制作会社のルーカスフィルムを買収したことにより、6作に続き9作目までの製作が決定された。

現在、龍馬さんは1500〜2000点のスターウォーズのコレクションを所有している。ほとんどが実家に置いてあり、その中の1/6程度が現在のコレクション部屋に並べてある。

ヴィンテージのフィギュアが約400体。カード入りのフィギュアが約150体。そして、メインで集めているのがスターウォーズ映画製作スタッフ、出演者のサイン。その数、800枚以上である。

「スターウォーズのファンミーティングなどで本人から直筆サインをもらいます。オークションなどで購入することもあります。例えば、このイウォーク族ストームトルーパーのパネルように、登場キャラクターのサイン入りパネルは、世界中で実施されているファンミーティングに実際に行ったり、知人などに参加してもらいサインを貰い、今ではかなりの量になりました」

龍馬さんのコレクション部屋を覗くと、ハン・ソロやレイア姫などのパネルがサインと共に飾られている。

直径60chほどのファルコンの模型

直径60chほどのファルコンの模型

実際の出演者のサインがビッシリ

実際の出演者のサインがビッシリ

欲しいと思ったグッズが気になりすぎて、眠れない夜を過ごした

ルーク・スカイウォーカーのフィギュア。生産国によって微妙に見た目が違う。

ルーク・スカイウォーカーのフィギュア。生産国によって微妙に見た目が違う。

ヴィンテージ(オールド)ケナーとは?

ケナー社より1978年から1985年まで発売された商品。
当時からコレクション性の高いアイテムとして今現在も多くのコレクターがそのアイテムを収集し続けている。

龍馬さんのコレクション部屋で特に目につくのは、ヴィンテージケナーのフィギュアだ(アメリカの玩具メーカー、ケナー社のヴィンテージもの)。棚に並んでいるフィギュアの写真を注意して見てほしい。同じキャラクターでも、微妙にデザインが違うのだ。

「同じキャラクターのフィギュアでも、製造された国、年代によって違うのです。ルークの人形なんかは、物によって髪の色が変わっています(笑)」

その少しの”違い”を発見して、定期的にフィギュアを並べ変えるのが楽しいと言う。

今、龍馬さんが一番欲しいコレクションは、ヴィンテージケナーの「ダブル・テレスコーピング・ライトセイバー」である。これは、初期に少量生産されたフィギュアで、ライトセイバーが2段階になって伸びるようデザインされている。製造コストの関係で、発売直後に1段階に伸びるライトセイバーに変更された。なので、初期のフィギュアは市場に出回っている数が少なく、ダースベーダー、オビ・ワンのカード入りのフィギュアになると、コレクターの市場で200万円以上になることもある。

「以前、コレクター仲間から『70万円の安い価格でオビ・ワンのダブル・テレスコーピング・ライトセイバーを手に入れた』って報告がありました。70万円で安いって喜んでいたのですが、普通に考えると高額な金額ですよね(笑)」

コレクションを購入する基準は、ずはり「欲しいと思うか」だと言う。
欲しいと思った瞬間、心が揺さぶられる。心が揺さぶられると、気になって眠れない時もあるそうだ。

ひとつ面白いエピソードがある。

龍馬さんがグッズ販売のイベントを訪れた際、欲しいものがたくさん見つかり、興奮しながら買い漁った。会場の出口でバッグを開けてみると、同じフィギュアを2体発見した。

「興奮しすぎて、同じ会場の違う人から全く同じフィギュアを購入していました。焦っていたのでしょうね。そんな経験は3、4回あります(笑)」

欲しいと思うフィギュアには、ちょっとした傾向がある。

「フィギュアに関して言うと、現在のようなコレクター向けの精密に作られたフィギュアよりも、子供向けのオモチャの人形の方が好きですね」

確かに、コレクション部屋を見回すと、コレクタブルアイテムとして代表的な1/1、1/2サイズのダースベーダー、ヨーダの精密なフィギュアが見当たらない。きっと、子供の頃からスターウォーズのグッズを集め続けている環境が、そう思うわせるのかもしれない。

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スターウォーズは、当時の製作スタッフが作り上げた「偶然の産物」

最後に、スターウォーズの魅力を聞いてみた。

「僕が思うに、スターウォーズはスタッフの努力のたまもの。初期の頃の製作スタッフは、何もないところから試行錯誤で作り上げた。現在のような映画技術が発達していない時代に、あのクオリティーの映画が出来たのはスゴイ。一つ一つのシーンから製作スタッフの魂が伝わります。そういう意味で、当時のスタッフの努力と幾つもの偶然が重なり合って産まれたと思ってます」

さらにこう続ける。

「僕の人生はスターウォーズを中心に回っています。スターウォーズが存在していない世の中は想像できない。もしも、スターウォーズグッズを集めていなかったら、今も働いていないと思う。スターウォーズがあるから、全てを頑張れる。」

龍馬さんは、2015年に子供を授かった。娘の名前は「レイア」である(もしも、男の子が生まれたら「ルーク」を考えていた)。龍馬さんのDNAを引き継いだ子供も、きっと物心がついた頃にはスターウォーズが好きになっているのだと思う。

2019年に公開が予定されている「エピソード9」。
映画館には、龍馬さんとレイアちゃんが並んでいる姿があるのだろう。

May The Force Be With You.

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一番お気に入りのコレクション »»»» オビ・ワンのマグカップ

中学生の時に読んでいた本に出てきて、衝動的に欲しいと思ったオビ・ワンのマグカップ。中学の時はお金が無く購入できなかったが、それからずっと欲しいと思い続け、遂にオークションで見つけて購入しました。
コレクターの市場値段としては高くないが、長い間探し続けていたので、そういう意味でお気に入りのコレクション。
日本では発売されないような、リアルな顔が特徴的。
マグカップとしては、重いので使いづらい(笑)

一番好きなシリーズ »»»» スター・ウォーズ エピソード6 /ジェダイの帰還

子供の頃に映画館で鑑賞しました。
全体的に、エピソード1、2、3よりも、4、5、6の方が好き。
スターウォーズには、エピソード2に出てくるような恋愛シーンは、いらないと思っています(笑)

好きな映画のシーン »»»» リーイーズが、動き回るシーン

エピソード6にある、ジャバの宮殿のシーンに出てくるRee-Yees(リーイーズ)。
そいつの動きがコミカルで好きです。マイナー過ぎますかね(笑)

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