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AFRICANUS The Great Battles of History Series
「アフリカヌス」は、GMT社が発売しているGBOHシリーズ第2弾「SPQR」のシナリオモジュール第5弾です。内容は、第二次ポエニ戦争後期に活躍した共和制ローマの政治家・軍人のスキピオ・アフリカヌスが率いた2つの戦いが収録されています。 バエクラの戦い B.C.208 バエクラの戦いは、第二次ポエニ戦争中の紀元前208年に、イベリア半島のローマ軍を率いるスキピオがバルカ率いるカルタゴ軍と戦った大規模野戦です。カルタゴ軍は3人の将軍に率いられて3つの部隊に分かれており、スキピオはこれらの部隊を個別撃破する試みに出ました。バルカ率いるカルタゴ軍に狙いをつけたスキピオは軍を3つに分け、カルタゴ軍に対して包囲作戦を敢行、丘に陣取るカルタゴ軍に苦戦するもこれを撃破、カルタゴ軍はピレネー山脈を越えてガリアに撤退します。 イリッパの戦い B.C.206 イリッパの戦いは、第二次ポエニ戦争中に発生したローマ軍とカルタゴ軍の戦いのひとつで、ローマ軍の勝利によってヒスパニアのカルタゴ勢を一掃した戦いです。 B.C.208年に起きたバエクラの戦い、翌年のメタウルスの戦いと大規模会戦で連敗したカルタゴ軍は、軍を立て直すためヒスパニアを支配していたバルカ家を中心に7万4千の兵をイリッパの平原に集結させます。これに対しスキピオ率いるローマ軍は軍勢4万8千人をもってイリッパに向かいます。早朝に仕掛けたスキピオの奇襲及び両翼に配置されたローマ重装歩兵の活躍もあってローマ軍が快勝、カルタゴ軍は潰走します。以後ヒスパニアからカルタゴ勢が一掃され、ローマの支配下に置かれました。 #SPQR #GMT #古代戦 #GBOH #スキピオ・アフリカヌス
ルールブック(12P) ユニット120個 エラッタ1枚 A2カラーソフトマップ 2本 SPQRバトルモジュール5 会戦級ちょこ大佐
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THE GREAT BATTLES OF ALEXANDER deluxe edition
『ザグレートバトルズオブアレキサンダー デラックスエディション』は、アレキサンダー3世(大王)が率いたマケドニア軍の戦いをシミュレートしたゲームです。また、このゲームはその後に続くGBOH(グレートバトルズオブヒストリー)シリーズの第一弾になります。 このデラックスエディションは、1991年に発売された『ザグレートバトルズオブアレキサンダー』に、モジュール『ジャガーノート』のシナリオを加え、全部で10本のシナリオが収録されています。これにより、アレキサンダー大王の東方遠征での有名な戦いをほぼ全て網羅しています。 「カイロネイアの戦い」 紀元前338年、マケドニア軍はギリシア南部に遠征してアテナイ・テーバイ連合軍を撃破しました。これはアレキサンダー大王の初陣です。 「ライギナスの戦い」 紀元前336年、マケドニア王となったアレキサンダー最初の戦いは、ブルガリア北部でのトリバリア人との戦いでした。 「ペリアム包囲戦」 紀元前336年、マケドニアとイリリアとの通行を確保するため、アルバニアのイリリア部族と戦いました。 「グラニコス川の戦い」 紀元前334年、コリントス同盟軍との連合軍を組み、グラニコス川畔でアケメネス朝ペルシアと戦った戦いです。 「イッソスの戦い」 紀元前333年、グラニコス川の戦いで敗戦を喫したペルシア軍は、軍を増強し、マケドニア軍の背後の補給線を断つように進軍しましたが、これを知ったアレキサンダー大王は軍を引き返し、イッソスでこれを撃破します。 「ガウガメラの戦い」 紀元前331年、チグリス川上流のガウガメラにおいて、アケメネス朝ペルシア軍を破った戦いです。約4万のマケドニア軍は、実に4倍以上の20万ものペルシア軍を撃破しました。 「ヤクサルテス川の戦い」 紀元前329年にヤクサルテス川畔において発生した、イラン系遊牧騎馬民族であるスキタイとの戦いです。マケドニア軍が渡河する時に、アレクサンダー大王は投擲部隊を川岸に配置し、渡河及び上陸支援攻撃を対岸のスキタイ軍に浴びせました。これは、史実に残っている限り、史上初の上陸支援攻撃です。また上陸後、アレキサンダー大王自身がおとり部隊となり、別動隊の軽歩兵部隊と騎兵部隊の混成軍によりスキタイ軍を壊滅させました。 「サマルカンドの戦い(ゾグディアナ攻防戦)」 紀元前328年、ペルシア遠征中のマケドニア軍がバクトリア北部の要塞に攻め込んだ攻城戦です。 「アリガエウムの戦い」 紀元前327年、ヒンドゥークッシュで行われたインド軍との戦いです。 「ヒュダスペス河畔の戦い」 紀元前326年、ヒュダスペス川で発生したインド諸侯軍との戦いです。アレキサンダー大王の東方遠征において主要な最後の戦いとなりました。 #アレキサンダー大王 #東方遠征
ルールブック(32P) シナリオブック(24P) ユニット754個 22×34インチ両面ソフトマップ3枚 プレイヤーエイドシート2枚 10面体ダイス1個 ジップロック袋 10本 GBOHシリーズ第一弾 戦術級ちょこ大佐
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SPQR
「SPQR」とは、ラテン語でSenatus Populusque Romanus(セナートゥス・ポプルスクェ・ローマーヌス)の略で、ローマの元老院と市民という意味です。使われ方は、「レディースアンドジェントルマン」と同じように、ローマの紳士淑女の皆さん、といった使われ方をします。どちらかというと、誇りを持った表現で、繁栄を誇るローマの市民なんだぞ、という意味合いが強いです。 「ベネヴェンタムの戦い」 ベネヴェンタムの戦いは、共和制ローマ軍とピュロス軍(ピュロス率いるエペイロス及びマグナ・グラエキア連合軍)が紀元前275年に戦った戦いです。ピュロス戦争の最後の戦いであり、共和制ローマ軍が勝利、ピュロスはイタリア半島から撤退しました。 「バグラダスの戦い(チュニスの戦い)」 バグラダスの戦いは、第一次ポエニ戦争中の紀元前255年に発生した共和制ローマとカルタゴの戦いです。この戦いはカルタゴ軍が勝利し、ローマ軍はアフリカから撤退することになりました。 「カンネーの戦い」 カンネーの戦いは、紀元前216年8月2日にアプリア地方のカンネーで発生した、ローマ軍とカルタゴ軍の戦いです。約2倍の戦力をものともせず、ハンニバル率いるカルタゴ軍がローマ軍を包囲、殲滅した史実に残る会戦でした。 「ザマの戦い」 ザマの戦いは、紀元前202年10月19日に北アフリカのザマで発生した、大スキピオ率いるローマ軍とハンニバル率いるカルタゴ軍の戦いです。ローマ軍が勝利し、第二次ポエニ戦争の行く末を決定づけました。 「キュノスケファライの戦い」 キュノスケファライの戦いは、第二次マケドニア戦争のうち、紀元前197年にテッサリアにて発生したローマ共和国軍とピリッポス5世率いるマケドニア軍との会戦です。結果ローマ共和国軍が大勝し、第二次マケドニア戦争はローマの勝利で終結しました。 『SPQR』は、ローマ共和国が紀元前275年から紀元前197年の間に戦った有名に5つの戦いを再現したゲームです。GMT社の古代戦シリーズ、GBOHシリーズの第2弾となります。 #古代戦 #GBOH
ルールブック(24P) シナリオブック(24P) ユニット800個 22×34両面ソフトマップ2枚 プレイヤーエイドチャート4枚 ジップロック20枚 10面体ダイス1個 5本 GBOHシリーズ第二弾 戦術級ちょこ大佐
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CASE YELLOW, 1940
ドイツ陸軍では、作戦名に色をつける伝統がある。 フランス本土侵攻作戦の赤作戦(ケースレッド)、ポーランド侵攻作戦の白作戦(ケースホワイト)、ロシア南部への夏季攻勢作戦の青作戦(ケースブルー)、そしてベルキー・オランダ・ルクセンブルグ・フランス北方への侵攻作戦、黄作戦(ケースイエロー)である。ドイツ名はファル・ゲルプ。 1940年5月10日、ドイツはベルキー・オランダ・ルクセンブルグからなる、いわゆるベネルクス三国に侵攻、これに対しフランス・イギリス連合軍はマジノ要塞を挟んでドイツ軍と対峙したが、ドイツ軍は防御が手薄のアルデンヌの森から装甲軍団を突破させ、フランス軍戦線を崩壊させた。イギリス軍はドーバー海峡まで押し込まれ、ダンケルクで孤立することになる。一方フランス国内ではドイツ軍がパリに無血入城し、6月14日、パリは陥落した。僅か1か月余りでフランスという大国がヨーロッパから消えたのだ。第一次世界大戦で失敗したドイツ軍が学習し、今まで考えられなかった新たな戦術、航空戦力と集中登用された装甲部隊が一体となって進撃する電撃戦を世界は知ることとなる。 『ケースイエロー、1940』は、1940年5月10日から6月中旬にかけてのドイツ軍のベネルクス三国への侵攻及びフランス北部への侵攻、それに続くフランス崩壊を、シンプルなルールでシミュレートしたゲームです。プレイヤーのひとりはドイツ軍を担当し、もうひとりは連合軍としてベルギー、イギリス、オランダ、フランス軍を担当します。ユニットの行動にはアクションチット方式を採用し、圧倒的な火力と速度で進撃するドイツ軍を再現しています。シナリオは、入門用の1ターンしなりをを含む4つが用意されています。 #黄作戦 #ファル・ゲルプ
ルールブック(?P) シナリオブック(?P) ユニット?個 22×34インチ両面ソフトマップ1枚 プレイヤーエイドシート1枚 6面体ダイス2個 4本 無し 作戦級ちょこ大佐
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Clash of Giants campaigns of tannenberg and the marne, 1914
「タンネンベルグの戦い」 タンネンベルグの戦いは、第一次世界大戦が始まった1914年8月17日より9月2日までにロシア軍とドイツ軍がドイツ領内東プロイセンのタンネンベルグ(現在のポーランド)で戦った戦いです。15万の兵力のドイツ軍に対し、倍以上の40万もの兵力を投入したロシア軍でしたが、旧態然としていたロシア軍の命令体系と、無線に暗号を使用していなかったというありえない失態のため作戦はドイツ軍に筒抜け状態で、その結果ロシア軍は東プロイセンで包囲、殲滅され、残った軍もほうほうのていでロシアに撤退しました。ロシア軍の稚拙さもさることながら、鉄道網を有効に利用して大軍を迅速に起動させたドイツ軍の用兵が光った戦いでした。 「マルヌ会戦」 マルヌ会戦は、1914年9月にベルギーを突破したドイツ軍をマルヌ湖畔でフランス軍が食い止めた戦いです。 それほど有名な戦いではありませんが、短期決戦を命題としていたドイツ軍の出鼻をくじき、長期戦へと移行させたという意味で重要な戦いです。決して双方とも勝利したと言える戦いではありませんでしたが、ドイツのフランスへの侵攻を食い止めたという意味においてはフランスの辛勝といった所でしょう。 『クラッシュオブジャイアンツ(巨人の饗宴)』は、1914年に第一次世界大戦初期に発生した重要なふたつの戦い、「タンネンベルグの戦い」と「マルヌ会戦」を再現したゲームです(2in1)。 双方とも第一次大戦初期の戦いであり、第一次世界大戦を象徴する泥沼の塹壕戦に突入する前の戦いを、僅か8ページのシンプルでプレイアブルなルールでシミュレートしています。 2001年に、第二次世界大戦以前の戦いがテーマのゲームジャンルでチャールズロバーツ賞の大賞を受賞しています。 #タンネンベルグの戦い #マルヌ会戦
ルール(8P) バトルブック(12P) ユニット264個 22×34インチマップ2枚 プレイヤーエイドチャート1枚 6面体ダイス1個 2本(2in1) クラッシュオブジャイアンツシステム 作戦級ちょこ大佐
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COMBAT COMMANDER EUROPE 2nd print
『コンバットコマンダー ヨーロッパ』は、第二次世界大戦の歩兵戦を戦術級で再現するシナリオ形式のゲームです。歩兵戦の戦術級と言えば先行する『アドバンスドスコードリーダー(ASL)』がありますが、あちらは膨大なルールで緻密に二次大戦の歩兵戦をシミュレートして支持を得ているのと対照的に、こちらは簡単なルールでプレイアブル、決してリアリティを追及しているわけではなく、”らしさ”を演出しています。どちらが優れているというわけではなく、目標とする方向性が違うだけです。 システムは歩兵戦カードゲームの名作『アップフロント』にへクスマップを加えていると言ったらイメージしやすいでしょう。移動、戦闘などの行動をとるためにはその行動用のアクションカードが必要で、手札になければ思った行動がとれません。手札というランダム要素によって戦場の不安定さ、戦場の霧を再現しています。また、ランダム性だけでなく、各軍のカードはその軍の特徴をよく表しており、”いかにも”という展開を見せてくれます。ASLが長らく戦術級歩兵戦の頂点に君臨していましたが、まったく正反対のアプローチにより、それと並ぶ名作が発売されたのは戦術級好きのプレイヤーにとっては僥倖と言えるでしょう。 人気のバロメーターとして、既にフランス軍・イギリス軍・イタリア軍が追加された第二弾『地中海エディション』、日本軍・アメリカ海兵隊が追加された第三弾の『太平洋エディション』らのエキスパンションキット、そして追加シナリオ集のバトルパックが第六弾まで発売されています。 #歩兵戦 #シナリオ形式 #カードドリブン
ルールブック1冊 シナリオブック1冊 カウンターシート3枚 17×22インチ両面マップ6枚 プレイヤーエイドシート4枚 トラックディスプレイ1枚 プレイングカード220枚 12本 コンバットコマンダーシリーズ 戦術級ちょこ大佐
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Liberty of Death:The American Insurrection
アメリカ独立戦争は、1775年から1783年にかけて行われた、アメリカ東部海岸でのアメリカ東部沿岸イギリス植民地領13領とグレートブリテン王国の戦いです。この戦いによって、イギリス植民地領(後にアメリカ合衆国を宣言)はイギリス本国からの支配から脱し、政治的独立を果たしました。翌年、アメリカ独立宣言を発して、正式にアメリカ合衆国が発足しました。戦争序盤はイギリスがその優勢な海軍力を活かして東海岸の都市を制圧していましたが、フランスがアメリカについて参戦し、資金提供などの援助をし、続いてスペイン、ネーデルランド連邦共和国(後のオランダ)もアメリカに協力しました。1781年、フランス海軍がチェサピーク湾での戦いに勝利し、続けてヨークタウンの戦いでアメリカフランス連合軍がイギリス軍に勝利し、実質的な戦闘は終了、アメリカ合衆国の勝利となりました。 『リバティオブデス:アメリカ独立戦闘』は、アメリカ独立戦争での東海岸での戦いをGMT社のCOINシステムで再現したゲームです。COINシステムとは、Countrer Insurgency(反乱鎮圧、対ゲリラ活動)の略です。GMT社が2012年にCOINシリーズ第1弾として発売した「Andean Abyss(アンデスの深淵)」(1990年代のコロンビアでの反乱をシミュレートしたゲーム)で採用されたシステムです。その後COINシリーズは現時点で11弾まで発売されていて、特徴としては非対称の陣営同士(政府軍とゲリラ等)の対戦を再現するのに向いており、4人ぐらいまでの陣営を扱ったマルチプレイシステムでありながらソロプレイにも適しているという、ぼっちの味方のようなシステムです。『リバティオブデス:アメリカ独立戦闘』はCOINシリーズ第五弾にあたります。 #独立戦争 #自由か死か #COINシステム #COINシリーズ
? COINシリーズ#5 戦略級 1Turn=? 1エリア=? 1Unit=?ちょこ大佐
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Clash of Giants Civil War
「第二次ブルランの戦い」 1862年8月28日、東部戦線のバージニア州プリンスウイリアム郡において、リー将軍率いる南軍北バージニア軍と、ポープ少将率いる北軍バージニア軍が激突した。第二次ブルランの戦いである。南軍5万名、北軍6万2千名もの兵士が激突した、南北戦争屈指の戦いであり、両軍合わせて2万名にも達する死傷者を出しつつも南軍が勝利し、その勢いを駆って南軍はオックスヒルの戦い、アンティータムの戦い、そしてゲティスバーグの戦いへと続くのである…。 「ゲティスバーグの戦い」 1863年7月1日、ペンシルバニア州アダムス郡ゲティスバーグにおいて、その運命の戦いは始まった。北軍9万4千人、南軍7万2千名もの兵士が激突したゲティスバーグの戦いである。アメリカ合衆国軍である北軍と、アメリカ連合国軍である南軍が残るすべての兵士を終結させ戦った、南北戦争最大の激戦であり、事実上南北戦争の結果を決定づけた戦いでもある。ゲティスバーグは、鉄道や主要な道路が集まる交差点であり、地勢的に重要な拠点であった。両軍はそのことを十分認識していながら今までゲティスバーグでの戦いが起きなかったのは、両軍ともここで戦闘すれば必然的に全軍死力を尽くしての大規模な戦いになると理解していたからである。 『クラッシュオブジャイアンツ:南北戦争』は、GMT社のクラッシュオブジャイアンツシステムでアメリカ南北戦争の会戦、「第二次ブルランの戦い」と「ゲティスバーグの戦い」を再現した2in1のゲームです。第一次世界大戦の戦いを再現する定評あるクラッシュオブジャイアンツのシステムを、南北戦争の会戦に流用し、シンプルなルールでありながら、ダイス目の結果により各部隊の移動可能ユニット数が変化するという、当時の命令伝達状況を再現している好ゲームです(アクティブコマンドマーカーシステム)。 #第二次ブルランの戦い #ゲティスバーグの戦い #南北戦争
2本 Clash of Giantsシリーズ 作戦級 1Turn=4時間 1エリア=270ヤード(ゲティスバーグ)500ヤード(ブルラン) 1Unit=旅団ちょこ大佐
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CAESAR CONQUEST OF GAUL(シーザー ガリアの征服 第2版)
「シーザー ガリアの征服」は、共和制ローマの地区総督であり、軍人であり、文筆家でもあったシーザー(カエサル)が執筆した『ガリア戦記』をもとにしており、紀元前58年から紀元前52年の間にシーザーがガリア(現在のフランス、ベルギー、スイス)に遠征して戦った代表的な6つの戦いを再現したシミュレーションです。 誰もが知っているシーザー、軍事運用の天才というだけでなく文筆家としても有名で、たとえシーザーの偉大なる所業を知らなくても彼が残した言葉、「サイは投げられた」「来た、見た、勝った」「ブルータス、お前もか」はどこかで聞いたことがあると思います。 また、GMT社から発売されたこのゲームは、同社が発売するGBOH(The Great Battles of History)シリーズの第六弾であり、GBOHシリーズが目指す、”重要な歴史上の戦い(主に古代戦)をできるだけヒストリカルに再現しようと試みており、プレイしてみると展開的にはなるようににかならないシナリオが多いです。なるようにしかならないのは、複雑なルールでプレイを絞っているせいでもありますが。ですから、競技性を求めるプレイヤーには少し窮屈に感じるでしょうが、ゲームを通じて歴史を知りたいプレイヤーにはピッタリのシリーズとなっています。古代戦に少しでも興味のあるプレイヤーなら、このGMTのGBOHシリーズは一度はプレイしてみる価値があります。ただ、注意しなければならないのは、このシリーズの初版はルールが不鮮明で、とてもちゃんとしたプレイができるものではありませんでした。入手するなら、ルールは第二版以降のものを手に入れてください。 #カエサル #ガリア戦記
基本ルール(28P) 海戦ルール(8P) シナリオブック(16P) ユニット840個 両面マップ2枚 チャート2枚 ジップロック 10面体ダイス 6本 GBOH#6 作戦級ちょこ大佐
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The Battle of Waterloo
1815年、囚われていたエルバ島から帰還したナポレオンは、第七次対仏大同盟の態勢が整う前に先んじでこれを打破するために自ら12万の兵を率いて出撃した。英蘭連合軍及びプロイセン軍を倒すためである。1815年6月16日より3日間、両軍は激突した。ナポレオン軍は前哨戦となるリニ―の戦いでプロイセン軍に勝利し、プロイセン軍を追い詰めた。潰走したプロイセン軍はナポレオン軍から逃げおおせ、見失ったナポレオン軍は英蘭連合軍が陣取るワーテルローへと向かった…。 「ザバトルオブワーテルロー」は、ナポレオン最後の戦いとなったワーテルロー会戦を、その前哨戦であるカトルブラ戦、リニー戦、ワーヴル戦を含めて再現するゲームです。1年前のフランス戦役で圧倒的不利を覆して勝利したナポレオンが、なぜワーテルローで負けたのか?部下が無能だったという話もありますが、ナポレオンもこのとき既に47歳、昨年の激戦の余波で気力も衰えていたと言われています。ともあれ、稀代の英雄であることは間違いないでしょう。 #ナポレオン #ワーテルロー
6本 ? 作戦級 1Turn30分 1へクス=336㎞ 1Unit=連隊~旅団ちょこ大佐
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PATHS OF GLORY
「パスオブグローリー(突撃)」は、カードドリブン方式で第一次世界大戦をヨーロッパ全域の戦線で再現するキャンペーンレベルのシミュレーションゲームです。実際のマップ上の戦闘と、カード使用による政治・外交のバランスが難しく、戦闘サポートのためにカードを使ってしまうと政治工作がおろそかになり、逆もまた発生します。イベントプレイも大事、大事。まごうことなき第一次大戦の傑作です。 #パスオブグローリー #第一次世界大戦 #カードドリブン
3本 無し 戦略級カードドリブンシステム 1Turn=? 1エリア=? 1Unit=?ちょこ大佐
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Wilderness War(ウィルダネスウォー)
「ウィルダネスウォー」は、7年戦争のうち、北アメリカを舞台に繰り広げられた一連の戦争の1755年から1760年の間のイギリス領アメリカ植民地とヌーベルフランスを主な戦場とした戦いを再現したゲームです。 1756年には、現地での戦闘だけでなく、植民地同士での戦闘という状況ゆえ本国だけでなく世界中を巻き込んだ戦争に発展しました。イギリス植民地軍も、現地のインディアン部族と同盟を結んで戦いましたが、イギリス側から見れば、フランス植民地軍とその同盟軍である各インディアン部族との戦いだったため、フレンチインディアン戦争と呼ばれています。戦場は主にヌーベルフランスとバージニア植民地からノバスコシアに至るまでのイギリス入植地で行われました。戦争の発端は1754年5月、ジュモンヴィルグレンの戦いにおいて、バージニア民兵隊の指揮官であるジョージ・ワシントンがフランスの巡回兵を待ち伏せして起こした暴動からはじまっています。序盤はイギリス軍は現地のインディアン部族と結託したフランス軍にいいようにやられ苦戦の連続でしたが、本国でプロシアとその同盟国に対抗するため軍事力が必要だったフランスが、植民地への援軍を出兵させるのをためらったため、徐々にイギリス軍が劣勢を覆し、ヌーベルフランスの中心地ケベックを陥落し、続いて1760年にはモントリオールを攻略して勝利を決定づけました。これにより、イギリスは北アメリカ東半分の植民地支配を固めます。もし、この戦いでイギリス軍が勝利していなかったら、今のアメリカはなかったかも知れません。もしかすると、アメリカは共用語がフランス語になっていたかも知れないのです。そう考えると歴史を決定づけた戦いと言えるでしょう。 #ウィルダネスウォー #フレンチインディアン戦争 #アメリカ植民地戦争 #七年戦争
1 無し 作戦級 1Turn=? 1エリア=? 1Unit=?ちょこ大佐