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ファイアパワー(Fire Power)
「ファイアパワー」は、現代のマンツーマンコンバットを架空戦としてシミュレートしたゲームです。オリジナルがアバロンヒルから1984年に発売され、日本語版がホビージャパンより1986年に発売されました。現代戦と言ってもオリジナルの発売が1984年ですから今から35年も前の話です。兵器の世界は日進月歩、10年もすれば装備はがらっと変わりますので位置づけが難しいですね。特に光学索敵系がとんでもなく進歩していますから目視して銃を構えて…という戦術は現代戦としてどうなんでしょうか。 現代戦を扱ったゲームは都度発売され、現在の兵器、戦術のレベルを知るうえで重要だとは思いますが、そのスタンスを失うのも早いので難しいところです。 #現代戦 #ファイアパワー
6本 ? 戦術級現代戦 1Turn=30秒 1へクス=8㎞ 1Unit=1人ちょこ大佐
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ドラゴン・パス
「ドラゴン・パス」は、ケイオシアム社が発売していた「赤い月と白い熊」というボードゲームが元になっており、元々はルーンクエストというTRPGの背景世界を説明するために創作されたグローランサという幻想世界を表現するものでした。その作りこまれた世界は緻密にして神秘、マニア心をくすぐる仕掛け満載でカルト的人気を誇っていたものでした。当時の私もその例に漏れず、アバロンヒル版が出たときには(ハードマップだった)真っ先に購入してプレイするのを楽しみにしていました。が、いざプレイしてみるとそのバランスブレイカーったらなく、一部のユニットの力がぶっ飛んでいてとても競技的にプレイできるものではありませんでした。そのルールの壊れっぷりが噂になり、その後日本語版がホビージャパンから発売されましたが、そちらも合わせてあまり売れなかったようです。が、皮肉なもんで現在、市場に出回っている数が少ないのも合わせてそのヒストリカルに忠実な作りっぷり(原作の怪物たちに能力を合わせたらそりゃバランスが取れません)、ゲームとして成立してないっぷりもグローランサはそういう世界だという今どきの解釈のもと、オークションで高値がついています。わからないもんだ…。 #ルーンクエスト #グローランサ #ドラゴン・パス #赤い月と白い熊
9本 ルーンクエスト 戦術級ファンタジー戦 1Turn=? 1エリア=? 1Unit=?ちょこ大佐
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DUNE(デューン)
1965年、ヒューゴー賞ネビュラ賞のw受賞を果たしたSFの名作「DUNE」(日本では「デューン 砂の惑星」で有名)の世界を再現したSFマルチプレイヤーゲーム。砂漠の惑星アラキスを巡る革命の戦いや貴重な水を巡る話題、特に惑星間航行に必須で莫大な富を生むスパイス、”メランジ”や命の水を生む、全長数百メールの巨大なミミズのような生き物サンドワーム(砂虫)は、その後の作品に多大なる影響を及ぼしている。「伝説巨人イデオン」に登場するドウモウ、「スターウォーズ」のスペース・スラッグ、風の谷のナウシカのオーム、楳図かずお「漂流教室」の未来生物などなど。巨大なミミズ状生物はほぼこの小説が元ネタである。その幻想的で独特な世界観は今なお世界中のファンから愛されている。小説発表直後から映像化の話がつきなかったが、その壮大なドラマの制作は困難を極め、「魔法世界ザンス」と並んで二大映像化無理作品と呼ばれていた。 その困難を乗り越え1984年に初めて映画化されたが、やはり満足いくものではなかった。今のCG技術を駆使しで今こそ映画にして欲しいもんだ。 「DUNE」は、その小説の世界をできる限り精密に取り入れゲーム化したものである。そのため、独特なキャラクター達を再現するために特殊ルールが多く、所見でのプレイはちょっと厳しいが、慣れたプレイヤー同士でプレイするとめっちゃ楽しい。原作ファン必見のゲームである。 (追記)突然2019年にゲイルフォースナインという会社からリニューアル再販されました。2020年には36年ぶりに新作として映画も公開されるようです。 #砂の惑星
オプション、上級、長時間ルール有 マルチプレイ(談合同盟有) 惑星規模 困難ちょこ大佐