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神保町すずらん通り商店街のマッチラベル
神保町といえば本の街。 本だけでなく、昔のマッチラベルやスタンプ、絵葉書などを置いている店も結構ありますが、店が多すぎるため実際に行くお店は数軒に限られます。 それに何と言っても、余計なものを見つけて散財することもあるので、本音では近づきたくないです(笑) そんな神保町にあるすずらん通り商店街。 そこの戦前のマッチラベルがこちら。 ちょっと歪んでますけど。 すずらん通りには今も花のスズランの形をした街路灯が両側にあるんですが、このラベルのように似たデザインの街路灯は戦前からあったんですね。 「神保町へ行こう」という街のポータルサイトがあって、そこには昔の写真が何枚か出ているのですが、街路灯が写っているものも数枚あって、当然といやあ当然ですが、描かれているものと同じ形でした。 神保町には古い建物も現存しますが、戦災を免れたことも大きいでしょうね。 米軍が古文書を燃やさぬため敢えて空襲の目標から逸したという説もありますが、定かではありません。 #マッチラベル #戦前 #神保町
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四六書院の本
図柄だけ見たらダンスホールのマッチラベルかなと思いましたが、どうやら社交ダンスの解説本のようです。 訳補とありますので、翻訳ものでしょうか。 出版元の四六書院というのは戦前、神保町の三省堂近くにあったみたいです。 「通叢書」というシリーズが人気だったようで、「蕎麦通」「天麩羅通」「菓子通」「芸妓通」「洋服通」などなど、その道の職人や趣味人に取材したウンチク本も出していたそうです。 古本屋のリストなんかを見ているとたまに出てきます。 四六は「しろく」と読むみたいですね。 「蕎麦」と「天麩羅」は一冊にまとめられ、現在も廣済堂文庫から出版されており、アマゾンでも買うことが可能です。 #マッチラベル #戦前
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アマゾンで中古DVDが1円だった
1931年のドイツ映画「制服の処女(Mädchen in Uniform)」の広告マッチ。 極めて貴重です。 厳しい寄宿舎生活を送る女生徒たちと、彼女らのあこがれの存在であり恋愛の対象でもあった女性教師・ベルンブルク先生とのお話・・・っていうと簡単だけど、いやらしい意味でなく、人によっては悶える内容の映画です。 俗に、世界初の百合映画とも。 主演はドロテア・ウイーとありますが、現状での表記ではドロテア・ヴィーク。 上演は神保町2丁目に大正11年に開業した東洋キネマ。 関東大震災で焼失し昭和3年に再建された、その筋では極めて有名な近代建築。 バブル期にいろいろあって、平成4年に解体されるまで残ってました。 外観等は「東洋キネマ」で検索すれば8ミリフィルム撮影の動画含め、多数ヒットします。 #マッチラベル #戦前 #洋画
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学生のデパート
先日も三省堂書店に行ってきたんですが、本屋さんてのはやっぱり現物を確認できていいですね。 アマゾンも配達してくれるからいいんだけど、タイトル買いしたら思ってたのと違ったってこと結構あるし。 店頭で中身を確認すると思いがけない発見とかあるから、書店は大事な存在です。 しかし三省堂って昔はいろんなもの扱ってたんですね。 今でもちょっとした雑貨や文具はあるけども、戦前の三省堂はこのマッチラベルにある食堂だけでなく、化粧品や薬、洋服に帽子、傘、靴といった洋品、運動具や煙草なんかも売ってたそうで「学生のデパート」と呼ばれていたそう。 商品の販売以外にはプレイガイドやレコードの吹き込み(録音)スタジオもあったとか。 きっと、今で言う東急ハンズやロフトに行くような、ワクワクする目的地だったに違いない。 #マッチラベル #戦前 #昭和レトロ #三省堂
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