-
天王寺まで延びた御堂筋線
信じられないほどきれいに押印され、そのまま現在まで残った地下鉄梅田-天王寺間開業を祝う大鉄電車のスタンプ。 大阪の地下鉄1号線(現・御堂筋線)が昭和13年4月21日に難波から天王寺まで延伸開業したのにあわせて用意されたものでしょう。 押印日付は延伸翌日の22日になってます。 「梅田アベノ橋間」全通とありますが、地下鉄の駅名としては天王寺なので、「愈々(いよいよ)便利になる」とあるように、大鉄側から見た利便性を謳う文言です。 地下鉄延伸で接続が良くなることを表すため、手を握り合う意匠は昭和10年に1号線が難波まで延伸した際に南海電車が用意したスタンプにも使われており、ひょっとしたらデザイナーあるいはその所属先の事務所が同じだったのかもしれません。 このデザインは関東では見かけません。 描かれている建物は大鐵百貨店で、地下鉄延伸前年の昭和12年11月に全館開業とのこと。 後に近鉄百貨店阿倍野店となり、現在は「あべのハルカス」になってます。 #記念スタンプ #大阪鉄道 #大阪阿部野橋駅 #大鐵百貨店 #近鉄百貨店 #天王寺駅 #御堂筋線 #近鉄 #南大阪線 #大阪メトロ #あべのハルカス #戦前
記念スタンプ 大阪/天王寺 昭和13年showa_express
-
大昔のJR阪和線
東西問わず昔の鉄道会社は直営のレストランや喫茶店を経営していた例が多い。 電鉄系の商業施設といえば今でもデパートが代表的だけど、当時はこんな細かい店も直営でやってたんですね。 この阪和というのは阪和電気鉄道のことで、現在のJR阪和線。 昭和15年に南海鉄道(後の南海電鉄)に合併され同社の「山手線」に。 その後、昭和19年に国鉄阪和線となって現在に至ってます。 阪和と南海はライバル関係にあり、海水浴客争奪で駅員の殴り合いが発生するなど、武蔵野鉄道(現・西武池袋線)と旧西武鉄道(現・西武新宿線)による所沢駅殴り合いに匹敵する仲の悪さだったが、合併は国の意向が強く働いたものだったらしい。 #マッチラベル #戦前 #喫茶店 #阪和線
マッチラベル 大阪/天王寺 戦前showa_express