四六書院の本
図柄だけ見たらダンスホールのマッチラベルかなと思いましたが、どうやら社交ダンスの解説本のようです。
訳補とありますので、翻訳ものでしょうか。
出版元の四六書院というのは戦前、神保町の三省堂近くにあったみたいです。
「通叢書」というシリーズが人気だったようで、「蕎麦通」「天麩羅通」「菓子通」「芸妓通」「洋服通」などなど、その道の職人や趣味人に取材したウンチク本も出していたそうです。
古本屋のリストなんかを見ているとたまに出てきます。
四六は「しろく」と読むみたいですね。
「蕎麦」と「天麩羅」は一冊にまとめられ、現在も廣済堂文庫から出版されており、アマゾンでも買うことが可能です。
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