飛鳥(50g缶入)
国産パイプタバコの「最高級品」として発売された。
初めてタバコがもたらされた「安土桃山時代」から、銘柄「桃山」の名が採用されたことに倣い、その「桃山」を超えるものとして、大陸から多くの文物が寄せられた「飛鳥時代」からその名が採用された。
明るい白地に、八角形の唐草飾り枠を構成し、細めの明朝体とイタリック体でまとめた文字ロゴを調和させ、本品のもつ高級感をよく表現している。
国産パイプたばことしては、初めて「ラタキア葉」を用いるなど、世界に通じるものを志向した銘柄であったが、2004年に国内生産・販売終了となった。以降はデンマークのマックバレンに製造を委託し、輸入品として現在も「飛鳥・プレミアム(100g)」として販売継続中である。
【画像1】1973年3月25日~ 400円で発売開始
・1975年7月頃 ☆新価格品表示「np」マーク入り
・1975年12月18日~ 600円へ価格改正
・1980年4月22日~ 660円へ価格改正
・1980年6月1日~ 専売公社証票変更
・1983年5月1日~ 710円へ価格改正
※1964年の東京オリンピックの際、記念銘柄の候補に「飛鳥」があげられたことがある。
平型丸缶
田中 晋
1973年3月25日
shirotanino