錦(20本入)

0

戦前最後の口付タバコ銘柄であり、これ以降口付タバコの新製品は発売されていない。意匠は日本画の大家である堂本印象(1891-1975)。和柄のタバコ意匠は、展開した時に1枚の絵になっているところがすばらしい。印刷ならびに用紙裁断のバラエティが確認できる。

【画像1】1937年5月25日~ 15銭で発売開始 
☆右貼り用紙幅179ミリ
 
【画像2】☆右貼り用紙幅183ミリ

【画像3】☆左貼り用紙幅179ミリ

【画像4】☆左貼り用紙幅183ミリ

・1939年11月16日~ 17銭へ価格改正

【画像5】1939年12月16日~
☆刷色変更、黄色を除き3色印刷に変更

【画像6】鞘紙(口紙の厚紙は除去)

・1941年3月廃止

※「錦」の文字については、田中冨吉は空海(774-835)とするが、専売局時代から京都工場に勤務した大渓元千代は、藤原公任(966-1041)であるとしている。

Default