暁(20本入)-1

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昭和恐慌以降、「両切タバコ」の消費量が「口付」を上回るようになり、両切タバコの新しい銘柄が増えてゆきます。懸賞によるデザイン募集が行われ、その1等入選作となったのが本品「暁」です。本邦初の「トーストたばこ(香料を加え高熱処理し芳香を引きだす)」でもあり、開封時には甘い香りがしたという記録が残されています。

「暁」は、かの「ラッキーストライク」を参考にした新しい包装形態を採用し、戦後主流となった帯型封緘紙を用いて「スタンダード型」に包装する形態を採用した最初の銘柄でもあります。また、防湿目的で行う中間包装についていえば、高価であった錫箔にかわり、工業生産が軌道に乗りつつあった「アルミ箔」を中間包装に使用した最初の例だといわれています。

1932年11月21日~ 12銭で発売開始
☆底面「AKATSUKI」ヘボン式ローマ字表記【画像1】 

1936年11月11日~ 14銭へ価格改正

1937年5月22日~ 
☆アルミ原料節約のため銀色省略 【画像2】

1938年1月31日~ 15銭へ価格改正  
☆底面「AKATUKI」訓令式ローマ字表記【画像3】

1939年11月16日~ 17銭へ価格改正【画像4】

1939年年内~ 
☆印刷より黄色省略2色に変更【画像5】

1941年11月1日~  20銭へ価格改正【画像6】

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