ドーバーの修理

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このドーバーは1990年にロンドンのエドワード・グリーン本店で私が初めて購入した同社の靴です。本店はとても小さな店舗でしたが、様々な靴が並んでいました。1990年当時、グリーン製の靴はすべて定価が£250でしたが、セール中で半額、しかも「二足買ってくれれば合計で£220にする」と店員さんが言ってくれたので即購入しました。一足£110、現在は一足20万前後する靴ですので、夢のような時代でした。
20年ほどして爪先の減りが進み、出し縫いの糸も切れてしまったので友人にきれいに修理して頂きました(画像3)。ラスト32、購入後32年、さすがにあちこち傷みも出て来ますが、今もって素晴らしい輝きを維持している質の良いカーフです(フレンチカーフだと思われます)。

6枚目画像右側が修理後のこの靴です。左は33ラストのポールセンスコーン別注です。

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    who-me-A

    2024/04/06 - 編集済み

    素敵な靴ですね。ふと私の靴を見たところ、全部甲の形がこの様になっています。Uチップというんでしょうか。この形の靴ばかり買っています。尖ったつま先や飾りのものより優しそうな気がするんです。正式なドレスコードではダメな形なんでしょうか。

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      グリーン参る

      2024/04/06

      who-me-Aさん
      コメントありがとうございます。
      このタイプの靴はおっしゃる通り「Uチップ」と呼ばれます。外羽根式でアイレット(靴紐の穴)は5つのことが多いようです。ややカジュアルな雰囲気が漂いますが、感じのいいスタイルですよね。
      ドレスコードに関しては、冠婚葬祭に最もふさわしいのが内羽根の黒ストレートチップ(キャップトゥとも呼ばれます)です。特に葬儀の際はこれ一択ではないでしょうか。親しい方の婚礼の席ではUチップで全く問題ないと思います。
      今後とも宜しくお願い致します。

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