江戸期 八寸 四段重

0

自身で撮影しておりませんので、購入した骨董屋さんの蔵での画像をそのまま載せます。八寸の四段重です。古風で渋い模様から江戸後期のものと思われます。大型の檜葉を青漆の上に載せて赤く抜いた変り塗です。色数は少なめですが、赤と青の相性がよくとても美しいです。いろいろ調べたのですが、変り塗の名称は分かりませんでした。
一段あたりが三寸以上もあります。四段の高さは40㎝ほどになる通常の八寸の五段重より大きなお重です。木地は極薄という程ではありませんが、八寸としては薄めの方です。とてもよく使われていたようで、湯焼けがかなり進んでいますが、重箱の内朱は綺麗な状態が保たれています。
黒漆塗の共箱はもうボロボロです。

Default