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アメトリン(天然)
「アメトリン」とは、名前と見た目で想像が付いてしまうかもしれませんが、アメジスト(紫水晶)、シトリン(黄水晶)、2種の鉱物が1つになったものです。 もともとアメジスト、シトリンはどちらも水晶の変色種であり、鉱物としても互いによく似た存在です。紫色と黄色の反対色が合わさっていることもあり、とても美しいツートンカラーが評価されています。 アメトリンが流通し始めたのは1970年代とかなり新しい鉱物です。それもこの石の希少性が関係している為で、現在でも天然のアメトリンを作り出す鉱脈は世界で一箇所しか発見されていません。 シトリンは天然で生み出されるものが極端に少なく、市場で流通しているものの多くはアメジストを人工的に加工したものです。同様にアメトリンの黄色の部分がシトリンですので、アメトリンもまた天然で作られる環境は極々限られており、現在も南アメリカにあるボリビアのアナイ鉱山でしか産出されていません。 このアナイ鉱山はブラジルの国境近くに位置しますので、稀にブラジル産としても流通しているようです。「天然のアメトリン」を求める場合には、ボリビア産もしくはブラジル産と記載されていることに注意し、産地が特定されていないものは、ほとんどが人工的に作られたアメトリンだと考えられるでしょう。 たくさんのアメジストが並んでいる中で偶然見つけました。 大量に輸入する際に混ざったのでしょうね。
2018年11月 ボリビア アナイ鉱山 7Sasaki Aya
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ミルキークォーツ(乳石英)
ミルキークォーツは、水晶中に含まれるアルミニウム等の影響により、白っぽく色づいた水晶です。 原石では中々お目にかかれないかと思います。
なし 3000円位 麻生ブルームーンSasaki Aya
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カンゴーム ゴースト・クォーツ
ゴースト・クォーツ 水晶の結晶が成長していく過程の中で、一旦は成長が止まった後に再び成長を開始した時に他の物質を水晶の中に取り込むことで、その境目にまるで山の幻影や木の年輪のようなファントムと呼ばれる模様が出来た水晶のことを指す。 「再生」「停滞した状況を打破する」「困難を乗り越える」などの石言葉を持ち、商売や事業のお守りとして、子供の成長のお守りとしても非常に人気の高い水晶。 カンゴーム カンゴーム(黒水晶)とは水晶の一種。 カンゴームという名前は、産出される山脈の名前が由来(スコットランドのカンゴーム山脈から)。 産出量が少なく光を通しにくい性質。 また、カンゴームより色の濃い黒水晶は「モリオン」と呼ばれている(諸説あり)。 こちらは偶然見つかりました笑
黒水晶、モリオン 幽霊水晶、山入り水晶、ファントムクォーツ、幻影水晶 7Sasaki Aya
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アメジスト(紫水晶)
『愛の守護石』『真実の愛を守りぬく石』と呼ばれるアメジストは、2月の誕生石として有名ですね。 古代から多くの人々に愛されてきたとされる、アメジストの紫色。 特に日本では、最も気高い色とされ、宗教的な儀式では非常に大切にされてきた色と伝えられています。歴史的には、聖徳太子が定めた『冠位十二階』で最高位の色として崇められ、特に中国では皇帝だけが身につけることを許された色といわれています。 ちなみに水晶の色変種の中でも、最高位に評価されています。 『愛の守護石』と呼ばれるように、《愛と慈しみの心》を芽生えさせることによって、真実の愛を守るパワーを与えてくれるといわれています。 ヨーロッパでは『素敵な恋人をまねきよせる石』ともいわれる一方で『高まりすぎた熱情を穏やかにさます力』があると言い伝えられています。そういったパワーからも恋愛成就に大きくサポートしてくれる素敵なパワーストーンといえるでしょう。 また、恋の熱情以外にも、ストレスで疲れた心を癒し、落ち着かせ、穏やかな安らぎを与えてくれるといわれる、スピリチュアルパワーの強い石のひとつでもあります。 ヒーリング効果が非常に強く、ネガティブになりがちな方にはポジティブな癒しを。ハートが傷ついてしまった人には、やすらぎのエネルギーを与えてくれるでしょう。マイナスエネルギーを浄化し、希望の光で心を満たしてくれるのです。 この石を枕元に置いておくと心地よい安眠をもたらしてくれるとされるため、不眠に悩まされている人にお勧めです。 また、インスピレーションを強力に高めるとともに、直観力を高めるパワーがあるともいわれていますので、創造性を高めたい時は、アクセサリーとして身につけていると良いといわれています。 アメジストは、生涯絶えることのない精神的な活動を、平穏で静かな世界へと導くサポートを行います。 瞑想する時や、チャネリングやサイキック能力の開発にも力を貸してくれるでしょう。 有名なギリシャ神話では、アメジストは美少女の化身とされています。 酒に酔ったバッカス(お酒の神)が、今から最初に出会った人を猛獣(ピューマ)に襲わせようとしていた時、ちょうどそこに通りかかったのが、月の女神の女官『アメジスト』だったのです。 バッカスが獣をけしかけ、今にもアメジストが襲われるという時、この惨事に気づいた月の女神がアメジストを一瞬に純白の水晶に変えました。 その後、酔いから覚めたバッカスは自分の罪を反省し、水晶にぶどう酒を注ぎました。 たちまち水晶は透き通った紫色に変わり、美しい紫色の宝石『アメジスト』になったといわれています。 語源となったギリシャ語の『amethystos』は"酒に酔わない"という意味をもち、古代ローマではアメジストから作られた杯でお酒を楽しむことで、お酒からだけではなく人生の悪酔いから自身を守ってくれるという言い伝えが残っています。 現在でも実際に『アメジストを持っていると二日酔いしない』という人がいるともいわれています。 またキリスト教では『司教の石』と崇められ、宗教儀式の際に用いられ、すべての人々はこの石を指輪として身につけていたと伝えられています。 数多くの伝説や言い伝えをもつアメジストは、現在でもアクセアサリーとしての人気が高く、2月の誕生石としてもよく知られています。 また、透明感のある紫色の天然石のなかで、アメジストは宝石として使用できるただひとつのパワーストーンなのです。 和名『紫水晶』のとおり、紫色のクォーツ(石英)をアメジストと呼びます。 その紫色の発色原因は、微量に含有された鉄イオンによるものだとされます。 この紫色は、加熱処理することによって、黄色・褐色・緑色に変わり、更に加熱すると無色になります。 黄色に変色したものは、トパーズと間違えることがあります。 色帯構造やムラのある紫色が特徴で、この紫色が深く一様に見られるアメジストほど良質とされています。 アメジストの紫色は日光で退色しますので太陽光を避けるなど取り扱いには注意が必要です。 さて、このアメジストの紫色。 『なぜ、水晶が紫色になるのか』という謎は、長い間解明されませんでした。 しかし近年、合成アメジストの製造に成功したことで、天然の紫色は共産する放射能鉱物の影響により、着色されるということがわかりました。 アメジストの結晶は、火山岩や堆積岩の低温熱水鉱脈から産出し、六方晶系に属した六角錐の集まりでよく発掘されますが、大きな結晶で発見されるのは、ごく稀です。 特性はクォーツと同じですが他の水晶にはない双晶構造による羽根状インクリュージョンが、アメジストのみ見られます。 アメジストのイミテーション(模造品)にはガラスや合成コランダムが用いられ、無色のロッククリスタルを紫色染色接着剤でくっつけたタブレットが作られたこともあります。 近年、合成アメジストが発達してきており、本物のアメジストとの鑑別を困難にしているといわれています。
酸化鉱物 SiO2(二酸化ケイ素) 紫水晶Sasaki Aya