AW モーゼル M712 ガスブローバック エアソフトガン

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アーマーワークス(AW)という台湾メーカー製モーゼルM712のエアソフトガンです。

ドイツ帝国時代に生まれたモーゼル社モデル1896(C96)は、多少なりとも銃器に興味がある人なら知らない人は居ないというくらい、あまりにも有名な拳銃です。
(どうにもマウザーという呼び方はしっくりきません)
C96は弾倉が着脱できず弾薬を上から装填する構造ですが、このM712は弾倉が着脱式になり更にフルオート射撃が可能という改良モデルです。

弾倉がトリガーの前方にあるという独特なスタイルからあらゆる創作物に引っ張りだこで、『スター・ウォーズ』のハン・ソロが使うブラスターの原型となったのもこの銃。
そして個人的な印象を言わせていただくと、「悪党の使う拳銃」というイメージが非常に強いピストルでもあります。
恐らく『ルパン三世』の悪役がよく持っていたからだと思いますが…。
(パッと思いつくだけでも、『第1シリーズ』の魔毛狂介、プーンの相方、『パート3』の殺し屋ガーブ。まだまだいるのではないでしょうか)

この独特な拳銃を主人公が使用する映画として有名なのが、マカロニウエスタンの傑作『殺しが静かにやって来る』です。
もちろん時代背景からしてこのM712ではなくC96ですが、西部劇としては異色な作品性と相まって、非常に印象に残ります。

このAW製のM712は実物通りセミオート射撃とフルオート射撃の切り替えが可能で、さらにBB弾を撃ち尽くすとちゃんとホールドオープンになるという見事さ。
26連のロングマガジンの他、『殺し~』でも主人公サイレンスが使っていた、ホルスターストック(銃床にもなるケース)が(樹脂製ですが)付属してくるのでお得感があります。

かなりの勢いでガスブローバックしてくるので撃っていて爽快なのですが、もともと金属製だったものを日本向けに樹脂製に変えているためか、ブローバックした勢いで銃後部が割れるという故障も多いとか。
念のため、強く負荷のかかるバネ受け部分に緩衝材としてゴムシートを入れました。
(そんなに撃つことが無いため、効果のほどは分かりませんが)

標準グリップはプラスチックで味気ないため、木製グリップを購入してワトコオイルで塗装。
あとは10連発のショートマガジンも買い足しています。

ノリと勢いで買ってしまいましたが、とても満足する逸品でした。

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