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1987年大阪市に生まれ、2012年に京都市立芸術大学大学院を修了。
在学中から精力的に制作を続け、卒業後は「VOCA展2014」奨励賞を、2016年には「京都市芸術新人賞」を受賞します。
2014年、金沢21世紀美術館での注目の若手アーティストを個展形式で紹介する企画「APERTO」では、第一回目のアーティストに抜擢されるなど、国内外で活躍しています。 金はシルクスクリーンの技法を応用し、パラフィン・ワックスによってパネルにイメージを定着させています。
モノクロのイメージは金自身が撮影した写真を使用しており、彼の眼差しをそのまま映し出します。
転写されたイメージにあえて熱を加え、溶けて崩れながら固められた作品は、在日コリアン3世として日本に生まれ育った、自身の社会的な不安定さや曖昧な状況を投影しています。
彼の作品群からは、現代において非常に多くの人々が共有し得る様々な感情を重ね見ることができます。

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