江田島球状花崗岩
記載論文なし
沖美、猿投、田上の球状花崗岩は酷似しています。これは形成のメカニズムが同じである事を示しています。
《コラム》
沖美町の球状花崗岩を知ったのは、発見者のブログ”江田島て…どんなとこ?”でした。球状花崗岩ではなく捕獲岩であると地元テレビ局の番組で厳しい判定をされた記事もあり、2017年現地確認した後、連絡を取りました。以下、返信していただいた通信文です。
『私が発見したのは十年ばかり前で、海岸探査中にたまたま運よく…でした。あの岬は「四郎五郎」と呼ばれ、戦国のころ能美水軍の砦(見張り所)があったとされます。おそらくは、球状花崗岩を霊力のある目にたとえ、敵船発見のご利益を授かろうとしたのでは?、今はその御子孫??の私有地となっているようです。地元の方々には昔々から周知のことだったのでしょうが、その球状花崗岩の存在が今まで公にされたことはありません。
発見当時、筑波の地質調査所や、広島大学、江田島市広報課などにも連絡はしたのですが、…どこかで立ち消えとなったようで…(^^;)です。
今どきの御時世ですので、観光として人を呼ぶにはそれなりの安全対策が必要ですし(コンクリート周遊路や落石防護ネット)そうなれば、かえって破壊が進むと思います。
私の希望としては、しっかりとした学術調査と、記録作成、サンプルの保管と展示にとどめ、現地はそのまま自然に任せた方がよろしいのではと…。』
#江田島球状花崗岩