鳥人戦隊ジェットマン 2

鳥人戦隊ジェットマン第２巻です。
色々と問題はあるものの、取り敢えずはチームとして機能してバイラムと戦うジェットマン。
その前に、生死不明となっていたバイラムの女帝ジューザが姿をあらわすのだが…

バイラムの次元獣を次々に倒し、戦士として成長していくジェットマンですが、メンバー内では複雑な人間模様が展開されていきます。
竜はバイラムの襲撃で宇宙に消えた恋人リエを想い、香はそんな竜に想いを寄せる。凱はそんな香を何とか振り向かせようとする。この関係性を基本線にドラマは進行して行き、ここに敵であるバイラム側も加えた複雑な関係が生じてきます。(これについては別の巻で書きます)

また、第２巻の見どころの一つは女帝ジューザの登場です。
これまでのバイラムという組織はボスが不在であり、４人の幹部(ラディゲ、グレイ、トラン、マリア)が横一線の状態で、ジェットマンを倒したものが実権を握るという取り決めの基で互いに競い合ってました。
そこに、死んだと思われていたかつてのボスが今さら帰ってきてしまった訳です。これは面白くないと考えた４人がどう行動するのかに注目です。
スーパー戦隊シリーズは悪側にもドラマがあり、ある意味でヒーロー側よりも人間臭い部分が見れるのも魅力の一つですが、このバイラムという組織はそのなかでも特に良く描かれていると思います。

【サブタイトル一覧】
第11話 危険な遊び
第12話 地獄行バス
第13話 愛の迷路
第14話 愛の必殺砲バズーカ
第15話 高校生戦士
第16話 紙々の叛乱
第17話 復活の女帝
第18話 凱、死す!
第19話 見えます!
第20話 結婚掃除機