地球戦隊ファイブマン 1

スーパー戦隊シリーズ第１４作目。
荒廃した惑星・シドン星を再生させるために尽力していた星川博士夫妻と５人の子供たち。
そこに突如現れた銀帝軍ゾーンの襲撃を受け、博士夫妻は５人の子供たちをサポートロボットのアーサーG6に託して地球へ逃がし、生死不明となってしまう。
それから20年後、地球では小学校の教師として働く、星川5兄弟の姿があった。
しかし、1000の星を滅ぼして銀河皇帝メドーに永遠の命を与えようとするゾーンは既に999の星を滅ぼし、1000個目の星に地球を選んでしまう。
5兄弟は地球戦隊ファイブマンとなり、ゾーンの野望を阻む為に立ち上がる。

５人の戦士が全員兄弟という設定で、兄弟だからこその絆や、生死不明となってしまった父母への想い等が良く描かれた作品ですね。
長男の学は子供の頃から父親代りとして幼い兄弟達を引っ張ってきた為、強烈なリーダーシップがあります。一方で次男の健は少々思慮が浅いところがありますがストイックな熱血漢で、長女の数美は頭の回転が早くて皆の母親代わり。そして双子のレミと文矢はシドン星が襲撃されたときにはまだ赤子だった為、両親の記憶がありません。
このように、５人それぞれに立場や性格が異なり、それがドラマに深みを出してます。

この巻に収録されている、シドン星での父母との別れからファイブマンとしてゾーンを迎え撃つまでの流れは感動的です。

【サブタイトル一覧】
第1話 五兄弟戦士
第2話 父の仇！母の仇
第3話 挑戦！銀河の虎
第4話 地球を酔わせろ
第5話 みなしご銀河卵
第6話 働き者は嫌いだ
第7話 45ｍの小学生
第8話 輝け！一粒の命
第9話 登場ギンガマン