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トラウマヒーロー総進撃!
当館では“クセの強い”マンガも何点か展示しております。おどろおどろしくてインパクトのあるそういったマンガの数々を特集したムックです。 「トラウマヒーロー」と題されてますが、取り上げられているのはホラー系だけではありません。中沢啓治の「はだしのゲン」や藤子不二雄の“裏『まんが道』”である「ハムサラダくん」、ジョージ秋山やつのだじろうの作品も。当館にて展示済みの「地獄くん」も当然(?)取り上げられてます。 個人的に一番のインパクトと言ったら日野日出志の作品ではないかと思います。帯に書かれた「地獄の子守唄」の一節など狂気です。日野氏は一時期「少年キング」で連載を持っていたという今では信じられない実績があります。 最期に、たまたま小学校低学年で読んで凄く印象に残っていた、「少年マガジン」に二週に亘って載った「ある惑星の悲劇」も取り上げられているので一言。最初タイトルに「惑星」と付いていたのでSFかと思って読んだら、内容は広島で原爆に遭って生き残った人の回想録を作者が感動してマンガ化したものでした。がれきの下敷きになって「ふるさと」を歌いながら死んでいく子供達の描写は子供心に強烈に心に残ったのです。 #マンガ #ホラー #トラウマ
水声社 1500円+税 1998年オマハルゲ
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特撮秘宝 Vol.3
順不同で紹介している特撮秘宝の3冊目になります。表紙を捲るといきなりセブンに登場したガンダーと撮影スタッフのラブラブな写真にほっこりw 非常に濃い内容なので紹介しきれませんが、特撮ファンにはスペクトルマンのPプロや円谷プロなどの未公開写真の数々がてんこ盛りなのが嬉しいポイント。 ゴジラ映画のポスターでも有名なお生頼範義氏の追悼記事も。 #特撮 #書籍
洋泉社 1500円+税オマハルゲ
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日常洋画劇場
関東では平日の午後にテレビ東京で「午後のロードショー」という映画の枠があります。主にB級のアクションやらホラーやらを流してるんですが、昔からテレビ東京〈東京12チャンネル〉はそういう安っぽい映画をよく放送してました。そういった映画を特集したのが本書です。映像ソフトを買うまでもないけれど、ヒマな時についつい見てしまうような映画、そういうB級の映画やテレフューチャーが纏めて紹介されてます。 「戦闘機対戦車」「暗殺・サンディエゴの熱い日」「ハネムーン・クライシス」等々・・・ 実際はテレ東では放送されてなさそうなのも混じってますけど、「ああ、あれか」と、懐かしく思い出されるものばかりです。 各々のタイトルを書き出しただけで一本一本について語りたくなってしまいます。 #映画 #書籍
洋泉社 1500円+税オマハルゲ
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特撮秘宝 Vol.2
「特撮系雑誌の煮こごり」、特撮秘宝の2号目です。表紙が宇宙猿人ゴリ、表紙を捲るとオードリーの春日が「トゥース!」…じゃなくてこれもポーズを決めたゴリでした。 内容はどれから読んだらいいか迷うほど特撮TVの記事が満載ですが、思わず目に留まったのが新東宝唯一の本格SF映画「空飛ぶ円盤恐怖の襲撃」の話題でした。 「空飛ぶ~」は近年、幻と言われていたフィルムがオークションに出品され業界関係者(?)が落札、ソフト化の動きがあると言われています。その後の進展はないようですけど、昭和30年代にTV番組の穴埋めで何度か放送されたらしいので、こちらに展示します。 #特撮 #書籍
洋泉社 1500円+税オマハルゲ