世界の怪獣
60年代末から70年代前半にかけて少年時代を過ごした者にとって、「中岡俊哉」という人は特別な存在でした。怪しいオカルトの記事を多く手掛けていて、心霊写真集の著者として有名でしょう。その彼が書いたのが本書。1967年発行だそうです。
世界各地で目撃された「怪獣」を紹介するという体で、目撃された日時、場所、人物が事細かく書かれ、臨場感溢れる物語形式で語られています。そりゃいたいけな少年は信じますよ。
「陸の怪獣」「空の怪獣」「水の怪獣」「植物怪獣」と来て、読み手が最高潮に盛り上がったところで「宇宙怪獣ベスト10」。思わずズッコケましたw
最初の話こそソ連の軍事演習場に現れた宇宙人の目撃談ですが、宇宙探検隊を襲う怪獣だとか土星人を襲う怪獣だとかが書かれ、そこで読者は「やられた~!」と思うのです。
それでもこの一冊、コレクションの最古参のアイテムとして大好きなんですよねぇ。我が心のバイブルです。
#サブカル #本 #マンガ
秋田書店
320円
オマハルゲ