本当に揺れる「大地震」 / オリジナル・サウンド・トラック盤 D-1267

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1974年公開、マーク・ロブソン監督、出演チャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、ジョージ・ケネディ、ローン・グリーン、ジュヌビエーブ・ブジョルド、音楽ジョン・ウィリアムス。ユニバーサル映画「大地震」オリジナル・サウンド・トラックより
 ■メイン・タイトル
 □大地震のラブ・テーマ
この映画は1971年ロスアンゼルスで起こった大地震をもとに、現代の大都市の狂乱状態を描いた真の人間性を問うパニック映画です。音の世界を再開発し、特殊回路による〈センサラウンド〉システムで再生され、スペクタクル・シーンにさらなる迫力を加えました。このレコードのA面「メイン・タイトル」は最初に小鳥の声が流れ、ゴーッという地響きの後、数秒間超低周波の振幅音が流れます。その後ジョン・ウィリアムスの音楽が始まります。このレコードはマトリックス・サラウンドではなく通常の2チャンネルステレオ録音です。公開当時木造2階建ての古い独身寮に住んでいた私は、いたずら心で寮生をビックリさせてやろうと、ある夜、超低周波の振幅音の部分だけを30cmウーハーのスピーカーでボリュームいっぱい再生しました。木製の窓枠やガラスがビリビリ震え、壁や床も震え始めました。そして予想通り隣部屋の寮生数人が何事かと飛び出て来ました。そんな楽しい思い出があります。5枚目のレコード写真、始めのカッティングの部分を見てください。溝と溝の間が広いことにビックリすると思います。再生するカートリッジも音トビしそうでしたが、大丈夫でした。ダイナミック・レンジの広い45回転EPだからこその効果だと思いますが、このレコードをお持ちの方は是非お試し下さい。

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