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AIRES M28
バイカウントからレーダーアイの中継ぎのモデルとして販売されたのがこのカメラである。大口径時代から価格競争時代に入ったころのカメラであるためできるだけコストを掛けないよう前玉回転式に変更したと思われる。セイコーシャSLVを採用したことでセルフタイマーが内蔵となったのも特徴のひとつである。このデザインの良さは他のメーカーにはないカメラであると思う。
セイコーSLV、B、1~1/500 M28 AIRESNEOCA
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AIRES EVER F2.8
アイレス倒産後に服部時計店経由で残数仕掛け部品をくみ上げて販売されたのがこのカメラエバーです。スクリーンがクロススプリットに変更されている以外はペンタ35とまったく同じ固体を使用しています。なぜ服部時計店がこのカメラを販売し続けたのかは不明です。アイレス永遠にということでエバーを言う名称になったのかな?とか考えてしまいます。
セイコーSLV、B、1~1/500 EVER F2.8 AIRESNEOCA
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AIRES PENTA35 F2 セレン露出計付 輸出用
ペンタ35に単独露出計を付けたのがこのカメラである。ただしまったく素性はわかっていない。輸出用で販売されたということである。受光部が付いたためにAIRESの文字がペンタ部から側面に移っている。内部構造に関しては軍艦部の改造のみであとは普通のペンタ35F2と同じになっている。ただフレネルが入っているのでファインダーはエバーを同じになっている。アイレスの倒産寸前に本当に発売されたのであろうか?
セイコーSLV、B、1~1/500 PENTA35 F2 セレン露出計付 輸出用 AIRESNEOCA
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AIRES PENTA35 F2.8
アイレス最初の35mm1眼レフカメラであるがレンズシャッター1眼レフであるところが特徴である。セイコーSLVの開発により非常にシンプルな設計になっている。同時期に発売されたトプコンPRに比べると大柄であるが自動絞り装置が付いていて操作性的にはかなり使いやすくなっていた。内部構造は若干故障が多いと思われる。
セイコーSLV、B、1~1/500 PENTA35 F2.8 AIRESNEOCA
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AIRES PENTA35 F2
アイレスペンタ35の高級バージョンがこのF2レンズをのせたこのカメラである。鏡胴回りも大きくなり使いやすくなっている。F2のレンズはやや開放では柔らかい描写をするが少々絞ればカチッとした描写に変わる。
セイコーSLV、B、1~1/500 PENTA35 F2 AIRESNEOCA
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AIRES VISCOUNT F2.8
ⅢSA型に続いて発売されたのがこのカメラである。始めにこのF2、8モデルが発売された。前面のファインダー部に特色があり、中央のブライトフレーム用の窓と距離計窓が金メッキされているのが目立つ。重量がありずっしとした感触とやや近未来的なスタイルも特徴である。鏡胴部分のメッキの処理は非常にきれいでアイレス独特の輝きをもっている。
セイコーSLV、B、1~1/500 AIRES VISCOUNT F2.8 AIRESNEOCA
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AIRES VISCOUNT F1.9
こちらは、後に発売されたF1、9モデルである。ビスカウントには、80mmと35mmのコンバージョンレンズが発売されていた。ファインダーを覗くと中央の赤色の枠内が80mm用、全視野が35mm用となっていた。1960年にアイレスカメラは倒産してしまったが大沢商会により1年近く発売された。
セイコーSLV、B、1~1/500 VISCOUNT F1.9 AIRESNEOCA