- Muuseo Staff Museum
- 7F 精進料理家・棚橋 敏夫さんのこだわり調理道具
- 風味が際立ち、口当たりまろやか。銅のおろし金。
風味が際立ち、口当たりまろやか。銅のおろし金。
素材の赤道色から調理界では赤板(あかいた)とも呼ばれる、銅製のおろし金。脇役のトッピング・わさびや生姜以外にも、レンコンや里芋などもすりおろして団子や具材のつなぎをつくるために活躍する。突起部分の細かく鋭い刃(目立てという)によって、擦られた食材は風味が引き立ち口当たりが優しくなる。ワサビを摩り下ろすと、甘みすら感じられるという。目立て部分が擦り減ってきたら、再度板の面をならして、立て直して使えるのも加工しやすい銅の素材ならでは。