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オペルカリブラDTM サーパント・マイケルモディファイ
サーパント オペルカリブラ マイケルモディファイ 当時はやっていたドイツのツーリング選手権(DTM)のオペルカリブラがモデルです。1/8レーシングボディの多くはスポンサーデカールも全くなく自分でオリジナル塗装するのが基本です。 このボディはプロペインターの手によるものです。どちらかというとDTMというよりはナスカーっぽい感じですが非常に美しい仕上がりです。 GTボディはまったり走行することが多いのでこのような素晴らしいカラーリングされたボディがたまにあります。 走行フィールは当然まったり系です。これは中古で譲り受けたものですがGTボディは主に耐久レースなんかによく使われましたのでルーフに大きな穴がぽっかり空いてますね!これは燃料給油用です。 結構使い込まれたボディですがエキスパートが使用していますと大きな破損はありません。私が使えばすぐにボロボロになってしまいそうです。
1/8ボディ サーパント 1999motonica-mania
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トヨタGT-one 2000年 HPI製
トヨタGT-One HPI初の1/8GPレーシングであるプロシードの開発に合わせて当時はローラ一択でしたがスケール感満点なGT-Oneをラインナップしました。1/8ボディではまずなかったフルスポンサーデカールまで付属したものです。 ディティールも非常によくHPIの答えを見ました。 走行性能はやはりローラには及ばず1/8独壇場であるインフィールドでフロントのダウンフォースが少なくペースが上がりませんでした。しかしストレートでは恐ろしいほどの伸びを見せましたのでどちらかというと高速型ボディという位置づけでした。 当然レースで使用する選手はおらずあくまでスケール感を重視するものとなりセールスはごく一部にとどまりました。 少し非力なエンジンを使用しますと非常に気持ちよく走行が可能でよく走らせていました。バトルしなければスポーツ走行は十分可能でスケール感は格別非常に楽しい一枚です!!
1/8ボディ HPI 2000motonica-mania
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紫電 ガレージ伊太利屋 スケール:1/8 トドロキモデル
紫電 ガレージ伊太利屋(トドロキモデル) トドロキモデルの1978年製ポリカーボネートボディ 当時のほりカーボネートボディは金型も甘くスケール感もでたらめなものが大半でした。しかしトドロキモデルのボディは仕上がりが素晴らしく他社の物とは全く異次元のスケール感を誇っていました。 この紫電に関してはその理由は明白です。デザイナーの由良卓也氏は当時トドロキモデルに出入りされておりこのホディ作成に携わられていました。 幼少の頃に憧れた方も多いと思いますがガレージ伊太利屋カラーはスパルタンなレーシングカーにピンクを用いるという奇抜なカラーでしたがすごくカッコ良く見えたものです。
1/8ボディ トドロキモデル 1978motonica-mania
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アソシエイテッド RC-200 Assciated RC-200 made in USA
アソシエイテッドRC-200(1978) 舶来品の代名詞であるアソシの2代目1/8GPレーシングです。 初代レーシングのRC-100は世界初の1/8GPレーシングであり1977世界戦の初代チャンプでした。 サス機構もデフも持たない時代のマシンですがこの時すでにFRPのシャーシロールに着目しスリムなメインシャーシ構造を取り入れていました。またRC200ではアジャスタブル構造のクラッチも試されており従来スプリングレートのみで調整していたものを任意調整可能でした。 1979年の第2回大会ではファイナルに5台送り込んでおり優勝はPBに譲っていますが王者として君臨していました。 当時アソシは1ドル360円の固定相場であり高嶺の花で子供には全く手の届かない憧れでした。片田舎では実物を見たこともありませんでした。
1/8GPレーシング アソシエイテッド 1978motonica-mania
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京商 ファントム21 4is Kyosyo fantom21 4is made in japan
京商ファントム21 4is 海外勢に対し4独化に後れを取った京商が4駆4独への答えとしてリリースしたマシンでしたが設計思想が古く目立った戦績も残せませんでした。 そういう意味では激レアなマシンです。 サスペンションアームは4輪独立化されましたがサスストロークが短く海外マシンと比べ古さを感じさせます。また、シャーシもパンカーから踏襲したFRP+ジュラルミンの2ピースで積極的にサスアームを働かせるものではありませんでした。世界的に見れば一世代前のものをリリースしたイメージでした。 この4isの失敗により京商は一時自前のマシン開発を断念しました。別ページでご紹介しているイタリアのBMTのディーラーとしマシンをリリースすることになりました。
1/8GPレーシング 京商 1987motonica-mania
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BMT933オースチン・ライト BMT933 austin light
BMT933オースチン・ライト 89・91年と世界戦を連覇したBMTが3スピードミッションを搭載し93年も制覇したモデル。 BMT891からのモデルチェンジながらメカデッキの形状変更と徹底した軽量化のみで基本構造に変化はありません。3スピードミッションはサーパントが搭載していたアジャスタブルクラッチであるセンタックスに対抗したもの。3速というとトップスピードが気になるところですが1-2速の間に追加されるイメージでいわゆるクロスミッションのようなものでした。インフィールドでもシフトアップすることによりエンジンパワーを無駄なく使い切るものでしたが95年からは使用が禁止されてしまいました。 コラーリはプロモーションを兼ねて大会会場でキットをそのまま組み立てて世界戦を制覇し特別でないことをアピールしていました。 日本では京商扱いの最終モデルとなります。BMTの国内ディーラーはこのマシン以降はタミヤが取り扱うこととなります。 私のマシンは当時のオプションパーツをふんだんに装備したスペシャルモデルとなります。
1/8GPレーシング BMT 1993世界戦制覇motonica-mania
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ファントム20 4WD 3P made in japan
ファント20 4WD 3P 世界初の4WDレーシングカーです。 80年代初頭に現れ当時海外勢は4独サスカーに舵を取っていましたが京商だけが4WD路線に進みました。 1/8バギーでは既に4駆4独をランドジャンプで成功させていた京商はコンポーネントをうまく活用しシンプルな4WDマシンを作り上げました。 この際に京商が開発した1/8GPレーシング世界遺産の一つであるフロントワンウェイシステムは大きく世界を変えました。 このモデルは簡易サスペンションを搭載した3Pです。 1985年に開催された世界戦では2位という戦績を残しています。 85年の世界戦はまさに1/8GPレーシングに大きな変化をもたらせた大会でした。4WDで好成績を収めていた京商はサスカーの開発が遅れこの後海外勢の後塵を浴びることとなります。
1/8GPレーシング 京商 1985motonica-mania
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SGスペース・ヨーロッパ SG Racing SPACE EUROPE made in italy
SGレーシング スペース・ヨーロッパ イタリアの名門SGレーシング最後の1/8GPレーシングです。 SGは1984年にコロンビアMk4で世界初の4駆4独カーを発表し1/8GPレーシング界を一気に変貌させましたがシャフトドライブという特殊な構造に限界があり1985年の世界戦では後続の他社ベルトドライブの4駆4独マシンの後塵を浴びることとなりました。 1987世界戦に照準を合わせてSGもベルトドライブ4WDマシンを開発したものがスペースです。しかしながらサーパントクワトロとアソシRC500の熾烈な頂上戦争に一矢報いることなく消えて行ったマシンでした。 構造的にはフロントの大幅にレイダウンされたダンパーが目立ちます。ダンパーは大容量が採用されておりダンピング効果は大きいものとなっています。当然2スピードミッションが搭載され基本性能は他社に引けを取っていません。サスアームなども一新されジオメトリーも刷新されました。ホイールのクイックチェンジ機構は独自のもので複雑で信頼性の関係から採用するメーカーはありませんでした。 このスペース・ヨーロッパにて伝統あるSGレーシングの幕は下りました。寂しくも栄枯盛衰が激しい1/8GPレーシングの世界の儚さを伝える一台です。
1/8GPレーシング SG レーシング 1987motonica-mania
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BMT933 オースチン・ライト BMT933 Austin Light made in italy
BMT933 austin light 1993年 BMT伝説の1台です。 名前の通り1993年の世界戦をコラーリと共に制覇しています。 BMT世界戦3連覇を成し遂げたマシンとなります。 基本構造は前モデルの891と変わりませんが名前の通りブラッシュアップにより 軽量化が進んでいます。 また、トランスミッションには3速が搭載されサーパントのセンタックスクラッチに対抗していました。 3速ミッションというとトップスピードが伸びるイメージですが実際は従来の 1速と2速の間に入るイメージでクロスミッションのイメージです。 インフィールドでも2速に入りロスが少ないというものです。 このマシンはリントレーシングのアルミバルクヘッドやアルミサスアームを オプション搭載したもので大変貴重なものです。 バブル期のマシンだけにオプションパーツもバブルでした。 日本では京商が輸入販売していた最後のモデルです。 BMTはこの後世界タイトルには恵まれずコラーリもサーパントに 移籍してしまいました。 コラーリは世界戦でマシンプロモーションの一環として出場マシンを その場でキットから組み立てて優勝していました。 特別なワークスモデルではなくキット全てがワークスモデルであるとの アピールだったんですね!!
1/8GPレーシング BMT 1993motonica-mania
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サーパント VETEQ serpent VETEQ made in netherland
サーパントVETEQです。 エクセル・ベクターで2大会連続で世界戦を制覇したMサルベンが 2001年世界戦に向けまたフルモデルチェンジを行いました。 サスアーム以外は別物となるこのマシンはさらなる1/8GPレーシングの 構造変化を促す起爆剤として投入されました。 VETEQの新機軸 ・前後プログレッシブインボードサスペンション 1/8GPレーシングで前後採用は唯一無比で見た目以外にも レバー比によりレートか変化するプログレッシブサスペンション ・低重心モノコックシャーシ これまで名ばかりのボックス構造シャーシは多数ありましたが 本当の意味でエンジンブロックをシャーシ構造体に組み込んだ モノコックです。重量物であるエンジンをほぼシャーシ底に フラットに搭載できた唯一のマシンです。 ・低重心燃料タンク メカデッキ下に大半を埋め込む特殊形状タンク。初期型は供給に 不備があり後にリファインされました。 このように様々な新機軸を搭載したVETEQですが複雑な構造 による整備性の悪さやスーパーエキスパートオンリーの性能が 災いしサーパントのユーザー離れが発生しました。 ライバルは皆ベクターの派生マシンにて頭角を現していた時代でした。
1/8GPレーシング サーパント 2001motonica-mania
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モトニカ P81プロ motonica P81 Pro made in italy
モトニカP81プロです。 P8.0系からのフルモデルチェンジです。 Proとなっているのは初代P81から以下のオプションパーツが標準装備されたものでモデルとしては特に変わりません。 このマシンは搭載ボディの為かなりモディファイしています。P81はコンベンショナルなシャーシ構成となりボールコネクトサスも廃されました。 しかしながら高精度で軽快な走りを見せ国内ワークス体制も引かれたモデルです。 私のマシンは見ての通り1/8GPレーシングとしては珍しいF1ボディを搭載しています。しかも70年代のフェラーリ312T2です!!ちょっと小径タイヤを装着して雰囲気がイマイチですが非常にかっこいいマシンです!! 1/10電動カーであれはあまり珍しくないかもしれませんが1/8GPレーシングでこのボディを装着している実働車はこれ以外見たことがありません。 F1ボディはダウンフォースが少なくトップスピードが出るため搭載エンジンも15クラスにしています。チューンドパイプも短くできますのでタイトなF1ボディに何とか納めることができました。 フロントバンパーはカイダック製を自作したものです。 かなりへたくそでエンジンも全然調整できていませんが走行動画もどうぞ! https://www.youtube.com/watch?v=mXuUhtaQh2I
1/8GPレーシング モトニカ 2010motonica-mania
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モトニカ P8.0R 2008 motonica P8.0R 2008 made in italy
モトニカP8.0Rの最終型となる2008モデルです。 足回りやジオメトリーはそのままに前モデルのウィークポイントであった 燃料タンクとレシーバーバッテリーが変更となっています。 まずは燃料タンクですがはっきり言ってカッコ悪くなりました・・・ 前モデルは超低重心として特殊形状を採用していましたがこれが良くなく 燃料が少なくなると供給が不安定になりました。これはレースでは最悪です。 ダサい形状ですがそのあたりを最優先にした結果現在のタンクとなり、これは 最終モデルまで引き継がれていきます。 レシーバーバッテリーも前モデルではAAAバッテリー(単四)でしたが容量の関係から高性能サーボをスポイルしていましたので2008からは他社同様のセルに変更されました。 1/8GPレーシングの世界の最大ミッションはトップセールスには無く 只々世界戦制覇にあるということが分かる部分ですね! そして各地のユーザーの意見が反映されブラッシュアップされていく世界です。 モトニカはこの後ボールコネクトサスを捨てるフルモデルチェンジを実施します。 P8.0Rシリーズは歴史に残る素晴らしいマシンと確信しますが他社と異なる構造によって整備性が非常に悪くこれもレースには致命的な欠陥でした。 2008は国内での戦績もほとんどなく個体としては非常にレアなものになっています。
1/8GPレーシング モトニカ 2008motonica-mania
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アソシエイテッドRC500 2WD ASSOCIATED RC500 2WD made in USA
1981年に訪れた4インディペンデントサスカーの波は各社ニューモデルをリリースしました。 イギリスのAMPSラピアーを皮切りにPBアルファと続きます。 その中でアソシも4独サスカーをフルモデルチェンジで投入しました。 この時代のサスカーはまだ手探りでメインシャーシはFRPを採用しシャーシロールも積極的に活用していた時代です。 他社はトーションスプリングが大半でしたがアソシは最初からコイルオーバーダンパーを採用しています。フロントの交差したダンパーレイアウトもアソシならではでした! このRC500はまだ走行させたことはありませんが、当時一世を風靡したイタリアンパワーであるOPS3.5レーシングエンジンが搭載されており2WDということでかなりのじゃじゃ馬だと思われ躊躇しています。 マフラーはマッコイのミニパイプで決めています。 このモデルは1/8GPレーシングのエポックであった4独サスカーの初期モデルとして存在しますがたった2年で4駆4独の時代が訪れ更に進化を遂げていく過渡期のマシンといえます。 フラットパンシャーシから一気に複雑化したシャーシ構造は今見てもゾクゾクします。 私が4駆4独マシンが好きな理由がここにあります。 時代を感じさせるアソシ伝統のクリーム色のナイロンパーツもたまらないものです。 ボディは稀代の名作PARMA製のエルフィンカンナムです。
1/8GPレーシング アソシエイテッド 1981~82motonica-mania
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アソシエイテッドRC300ファクトリーB ASSOCIATED RC300factory B made in USA
アメリカ アソシエイテッド社のRC300です。 アソシエイテッド社は1/8GPレーシング最古参のメーカーで世界戦の初代チャンプメーカーです。 創世期のフラットパンカー時代には常に先進的な設計を行い常にトップをリードしてきたメーカーです。 RC300はアソシ最後のフラットパンとして熟成を重ねた集大成ともいえるマシンでした。 積極的にシャーシロールを活用しフラットパンとしては非常にしなやかな走りを極め、このファクトリーBでは当時最先端のボールデフを搭載していました。 アソシ独特のクリーム色の樹脂パーツやホワイトFRPによって独特の雰囲気を持つアメ車です。 エンジンは扱いやすさを優先しOS21FSRとしています。 ボディはアソシのフェラーリ365GT4BBでNARTカラーに仕立て上げた逸品で大変気に入っています。 1/8GPレーシングはレース前提のカテゴリーでボディは消耗品&タイムアップのパーツでした。 しかしながらその大きさからスケール感のある塗装をすると非常に映える素晴らしいカテゴリーです。空力の為にデフォルメされていますが頑張って塗装とディティールアップすればなかなかのものになりますのでお気に入りのボディが手に入ったら1/8スケール道を極めるべく頑張っています。
1/8GPレーシング アソシエイテッド 1980motonica-mania
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バートン サーパント・クワトロ4WD(後期) BARTON serpent quattro (Latter) made in netherland
バートン社サーパントクワトロ4WD(後期)です。 クワトロは全期モデルをコンプリートしています。 後期モデルは後継モデルであるスプリントを意識したものになりつつあります。 ホイールなどもスプリントに採用されたものがクワトロ後期時代には登場し始めていました。 リアアクスルもタイミングベルト方式となったことが後期の大きな特徴です。 1985年にサーパント初の世界タイトルを手にしたクワトロですが87年の連続優勝をかけてさらなる熟成を重ねていきました。 アルミパーツはブラックアルマイトされ精悍な1/8GPレーシングの基本スタイルが構築されつつあった時代です。 クワトロにはプラックフィニッシュという優勝記念モデルが格安キャンペーンされ国内で多数出回りましたがあれはスプリンへの移行にあたり旧パーツを裁くためのモデルでした。(ジュラシャーシ在庫が無くカーボンで代用) このマシンはサーパントが本気で1987世界戦を制覇すべくリリースしていた後期モデルとなります。
1/8GPレーシング バートン サーパント 1987motonica-mania