16ミリフィルム 「山ねずみロッキーチャック」

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 巡回映画会やイベントなどで,使用されたものと思われます。使える映写機が手元にないため,どのエピソードのものかは不明です。保存状態が良く,カビの発生もありません。
 8枚目の写真でフィルム脇に見られる黒地に2本の白い波線は,音声用のデーター部分です。映写機のセンサー部分を通ると,音楽や劇中のセリフが再生されます。画像と一緒に焼き付けられているため,ずれなく再生される仕組みです。
 余談ですが,僕は以前仕事の関係で「16mm映写機操作技師」の資格を取らされたことがあります。映写機が高価だったのとフィルムが大変に可燃性の強い材質だったころの名残で,8mmより上のサイズのフィルムを扱う際には,資格が必要でした。当初は3年ごとの更新(更新を忘れて,再度講習とテストを受けました)が必要でしたが,後に永年資格になりました。今は,持っていてもあまり使い道がありません。

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