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BERLINER Pilsner ( PIKO / HO )
ドイツ、ベルリンのBERLINER醸造所(ベルリナー)のピルスナーの広告貨車です。 ベルリナー醸造所は、1902年、隣接するレストランの醸造部門として設立、戦後の東ドイツ時代を経て、現在ではBerliner-Kindl-Schultheiss(ベルリナー・キンドル・シュルティス)醸造会社に吸収され、同社のブランドの一つとして存続しています。 模型は東ドイツ、ビコ(PIKO)社のHO鉄道模型、古いものでよく言えば「味」があり、はっきり言うとショボい作りの模型です(笑) ピコ社(※イギリスのピィコとは違います☝️)は戦後の東ドイツ、フランケン地方のゾンネベルグに1949年に設立された模型メーカーで、東ドイツ時代は国営企業として運営され、東西ドイツ統一後の1992年に民営化され、現在では、メルクリン、フライッシュマンなどに次ぐ大手鉄道模型メーカーとして知られています。 この貨車には特に「Made in Eastern Germany」とはどこにも買いていませんが、Made in Germanyとも買いておらず、箱は相当古いこと、そしてビール貨車の命である側面の広告が「なんと紙を貼り付け」という粗末(失礼!)な仕上げなものですから、、、おそらく古い東ドイツ時代のものか、統合直後の30年近く前のものでしょう。 外箱の端部にビールのロゴが書いてあるなと思ったら、貨車に貼り付けてある紙と同じものがペッと貼り付けられていました。 うーん、こんなショボいビール貨車はなかなか無い😓 その一方で、屋根は格子状の二重屋根と凝っており…。手すりはこの時代は一体成形の簡易表現ですが、のちのピコ製品では別パーツ化して細密になります。
鉄道模型なのです☝️ HO PIKOT. S
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UNION #8 ( PIKO / HO )
ドイツ・ドルトムントの醸造所、正式には「ドルトムンダー・ウニオン・ブラウライ」といいます。 多くの醸造所が合併してできた共同会社なので「union」という社名になったそうで…。 1994年、同じくドルトムント地区のリッター醸造所と合併したことによりドルトムンダー・ウニオン・リッター醸造所となり、従来の醸造所をたたんで郊外へ移転、さらに2006年、ドルトムントのDortmunder Actien Brauerei(DAB=ダブ)との合併で生産設備はDABの施設に集約されることになり、ウニオン系の設備でのビール生産は終了しています。 東ドイツ、ビコ(PIKO)社のHO鉄道模型、なかなか味があります。しかし、特に「Made in Eastern Germany」とはどこにも買いていませんが、Made in Germanyとも買いておらず、、、箱は相当古いこと、そしてビール貨車の命である側面の広告が「なんと紙を貼り付け」という粗末(失礼!)な仕上げなものですから、、、古い東ドイツ時代のものかと思ったんですがウニオンは西ドイツの醸造所、、、東西統合直後の時期で、1994年に社名が変わる前の時期の製品なのでしょうか? 外箱の端部にビールのロゴが書いてあるなと思ったら、貨車に貼り付けてある紙と同じものがペッと貼り付けられていました。 うーん、こんなショボいビール貨車はなかなか無いぞ(笑) その一方で、屋根は格子状の二重屋根と凝っており…。手すりはこの時代は一体成形の簡易表現ですが、のちのピコ製品では別パーツ化して細密になります。
鉄道模型です☝️ HO PIKOT. S
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Wicküler Pilsener #2 ( PIKO / HO )
ウィッキュラー醸造所(Wicküler-Brauerei)のピルスナービールの広告貨車です。 東ドイツ、ビコ(PIKO)社のHO鉄道模型、なかなか味があります。特に「Made in Eastern Germany」とはどこにも買いていませんが、Made in Germanyとも買いておらず、箱は相当古いこと、そしてビール貨車の命である側面の広告が「なんと紙を貼り付け」という粗末(失礼!)な仕上げなものですから、、、おそらく古い東ドイツ時代のものか、統合直後の30年近く前のものでしょう。 外箱の端部にビールのロゴが書いてあるなと思ったら、貨車に貼り付けてある紙と同じものがペッと貼り付けられていました。 うーん、こんなショボいビール貨車はなかなか無いぞ(笑) その一方で、屋根は格子状の二重屋根と凝っており…。手すりはこの時代は一体成形の簡易表現ですが、のちのピコ製品では別パーツ化して細密になります。 さて、Wicküler(ウィッキュラー)醸造所、ドイツのラインラント東部の山岳都市、エルベルフェルト市にて1845年に設立され、19世紀末から20世紀末まで大手醸造所の一つとして存在しておりました。Wickülerとは、創業者の名前にちなんだブランド名です。 1992年にオランダのグロールシュ・グループに売却された後、1994年にはドルトムント連合醸造所(ダブ=Dortmunder Actien-Brauerei)に売却され、オリジナルの生産設備は廃止されまして、現在ではブランド名として残るのみです。 三銃士のように、3人の剣士が剣をかかげて誓いを立てているデザインがロゴになっており、貨車の側面にも描かれています。
鉄道模型です☝️ HO PIKOT. S
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Shlitz Beer #2 ( Walthers / HO )
貨車模型としてはメーカー不明なんですが、ウィスコンシンのビール、「シュリッツ」です。 綺麗なデザインです。黄色ベースのボディに大きくロゴが描かれています。 木造の古い時代のアメリカの貨車をモデルにしています。 中古品を手に入れましたが、リアルなケーディーカプラーに交換されててお得品でした。(※とは言え、小部品の欠損、容易に交換できない車内の錘が外れて直すのに苦労したり、、、少し難アリ品ではありました) 米国ウィスコンシン州ミルウォーキーは、古くからアメリカのビール醸造の中心地として知られ、数多くのビール製造会社が存在していました。そのうちの一つ、かつては「バドワイザー」を扱う大企業アンハイザー・ブッシュ社とトップ・シェアを争っていたのが、この「シュリッツ」(Schlitz)ビールでした。 創業は1849年、ドイツ系アメリカ人のA・クリュグ氏が醸造所を立ち上げ、その後、ドイツからの移民者ヨーゼフ・シュリッツ氏が入社、後にシュリッツ氏が同社を買い取って社名を「Joseph Schlitz Brewing社」に改め、そこからシュリッツ社の発展が始まり、20世紀初頭には全米第3位の規模にまで拡大されました。 1970年代までに全米第2位の地位を保っていたものの、バドワイザー等の競合との激しい競争のなかでシュリッツは原料の質を落とすコストダウンを実施、これが凋落の引き金になったようで、以降、さらにミラー等のライトビールのブームにも押されるなど売り上げは低下、1980年代、大株主が所有株を手放し、紆余曲折の末にビール大手パブスト社の傘下となり、伝統あるシュリッツ・ブランドは缶ビールとして製造されているものの、最終的なマイナス・イメージが尾を引いて、今では「安物ビール」として市場で扱われているようです…。なんか悲しい結末ですね。 経緯判断の誤りがせっかくのビジネスを傾けてしまった、悪い例のひとつです…。 模型に戻りまして、貨車の側面のシュリッツのロゴの下に「THE BEER THAT MADE MILWAUKEE FAMOUS」とあるのは由来がありまして、、、1871年のシカゴ大火の際、シュリッツ社が避難民に大量のビールを提供、同社のビールが各地に広まるきっかけとなったのですが、そのとき生まれたキャッチコピーが「ミルウォーキーを有名にしたビール」、このフレーズだったのです。 さらに…こちらもお読みください 繋がる、広がる、ビール貨車の世界✌️ ↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/506
HO WALTHERS 1500円ぐらい ネットオークションT. S
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Lösch-Zwerg ( Märklin / HO )
バイエルン州のゲッセルツハウゼンにあるシンプフレ醸造所、ここのビールブランドが「Lösch-Zwerg」(ローシェ・ツヴェルグ)です。 創業は1864年、マティアス・シンプフレ氏がはこの町で醸造権を持つ旅館を購入してスタートしました。 詳しい歴史がよくわからないのですが、現在でもシンプフレ家による家族経営のようで、1998年に22歳という若さでマスターブリュワーの職についた トーマス・シンフレ氏が1998年に22歳でマスターブリューワーとして家業を引き継ぎ「Lösch-Zwerg」を開発しました。 ビール作りでは伝統的なオープンボット発酵という手法で、それほど大規模な生産には対応しておらず、全国展開や海外展開ではなく、地元を含めた特定の地域で販売されているそうです
HO Marklin 1500円ぐらい ネットオークションT. S
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Zirndorfer Keller ( Märklin / HO )
ツィルンドルフェル醸造所…。 ツィルンドルフ市、ドイツは中央フランケン地方、バイエルン州の町で、大都市ニュルンベルクの郊外の小都市になります。 このツィルンドルフにある醸造所が「Brauerei Zirndorfer」(ツィルンドルフェル醸造所)、その製品の一つ、ケラー・ビールのビール貨車です。 ケラー・ビールとは、製造工程で無濾過のラガービールのことをいいます。 貨車の側面、ケラー・ビールと書いてある下、Naturtrübというのは「自然なニゴり」という意味ですが、それが「無濾過だぞ!」ということなんでしょう。 模型はドイツ・メルクリン社のHO模型、同社の最近の新しいタイプの長車体の2軸タイプ冷蔵貨車です。 実はこのツィルンドルフ市、ビールよりオモチャ産業で有名でして、1877年に最初のオモチャ工場ができて以降、19世紀末には17の会社が活動していたと言われています。 そして現在、最も有名な企業は「プレイモビール」(Playmobil)を展開するゲオブラ・ブランドシュテーター社 (Geobra Brandstätter GmbH) 、その本社が所在することで有名で、さらに2000年には同社がこの町に遊園地「プレイモビール・ランド」をオープン、いまではツィルンドルフ市は「プレイモビールの町」としても知られているのです。 すっかりビールの説明の影が薄くなっちゃいましたが、ツィルンドルフェル醸造所、1674年、土地の貴族、ヨハン・フリードリッヒ・フォン・アンスバッハ辺境伯により醸造が始められたのが起源のようです。 現在では、同社には3つの種類がありまして、コハク色でホップの香りのカントリー ビール、濾過無しでフルボディのこのケラー ビール、そして、さわやかな美味しさのカントリー ウィート、、、だそうです。 いつか日本で飲む機会はあるでしょうか…。
HO 鉄道模型 Marklin 1500円ぐらい ネットオークションT. S
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Härke ( SOWA-N / HO )
アイテム登録するのを1年くらい忘れてましたm(._.)m Härke(ヘルケ)醸造所、2文字目の「a」の上に点々(ウムラウト)が付いてますから、このaは「アー」じゃなくてメルクリン(Märklin)と同じく「エー」と発音します。なのでヘルケ。 そのヘルケ醸造所のピルスナーの広告のビール貨車です。 模型はドイツでNゲージのビール貨車専門に発売していた奇特なメーカー、ゾーワン社のNゲージ貨車です。 このSOWA-N社、名前の最後の「N」はNゲージのN…、そして「SOWA」のところは、「ゾンダー=特別な」と「ワゴン=貨車」から取った名前で、つまり「特別なNのビール貨車しか売らないゾ」という同社の奇特なスタンスを表した社名なのです。 以前にドイツの模型屋に聞いたところ、残念ながら既に社長さんが亡くなり廃業してしまったそうで…、、、 詳しくはコチラをご参照↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/188 さて、ヘルケ醸造所ですが、1890年にエルンスト・ヘルケによって、ドイツ北部、ニーダー・ザクセン州のペイン市にて設立された醸造所です。 このペインの町は鉄鋼業の町として知られ、後にはその他の産業も栄え、一時期は松下電器もここに工場を持っていたそうですね。 この貨車にもプライベート醸造所と買いてある通り、同社は個人所有の会社でしたが、2013年、大手のアインベッカー社(Einbecker Brauhaus AG)に吸収され個人の経営から大企業経営の傘下に移り、引き続き運営されています。 苦味が特徴のピルスナー(この貨車の広告がソレですね)が同社のウリだそうで…。
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Germania Edel Pils ( SOWA-N )
ドイツのNゲージ模型、ビール貨車専門メーカーという奇特な模型メーカーである「ゾーワN」(SOWA-N)社のビール貨車です。 この社名は「ゾンダー=特別な」と「ワゴン=貨車」から取った名前で、ビール貨車しか売らないと言う変わったメーカー、、、以前にドイツの模型屋に聞いたところ既に社長さんが亡くなり廃業してしまったそうで…、、、 詳しくはコチラをご参照↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/188 さて珍しく模型の方からの解説でしたが、この貨車の銘柄、ゲルマニア・エーデル・ピルス。 エーデルは「上品な」とか「貴族の」とかそういう意味なので、上品なイメージを謳った商品名なのでしょう。 ゲルマニアを名乗るビールは複数ありましたが、こちらはのミュンスター市(Münster)にかつて存在した醸造所。 ドイツ中西部、フランスと国境を接するノルトライン=ヴェストファーレン州のに位置するミュンスター市、ミュンスターと言えば戦車系の人にはピンとくる、あの有名な戦車博物館のある市です。 このノルトライン=ヴェストファーレン州ですが、州都はデュッセルドルフ、ドイツの工業地帯ルール地方も有し、ケルン、ドルトムント、エッセンなど有名な大都市を抱え、かつて西ドイツの首都であったボンも同州内にあります。 ミュンスター市は州北部、ドルトムントから北に5-60kmのあたりですが、いつか行きたいミュンスター戦車博物館はその市の東側にあるそうです。 あ、ビールですが、、、 創業は1898年、1963年にドルトムントのウニオン社と統合、そして、1980年以降は生産を止めてウニオン社に移管され、1984年には醸造所の跡地は再開発されて消えました。(ビールの解説はアッサリ・笑)
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Gilde ( SOWA-N )
ドイツ北部(中部の北といった方が良いのかな?)、ニーダーザクセン州のハノーヴァー(ハノーファー)市にあるギルド醸造所です。 ハノーヴァーで最も古く、創業は1526年と言われており、なんと500年弱の歴史を持っています。 当初は個人経営、そして1546年に近隣の醸造所とギルド(同業者組合)を結成、このため、この会社のロゴには最初の1526ではなく「SEIT 1546」と、その年が表記されています。 戦後も拡大を続けますが、近年では幾たびかの経営再編を経て、2019年に四つの企業に分割され現在に至ります。 この貨車にも書かれていますが、同社はピルスナーが主力商品のようですね。 さてモデルですが、ドイツのビール貨車メーカー、ゾーワN(SOWA-N)社製のNゲージ模型です。 ゾワらしいカチッとした仕上がりで好感の持てる1両ですね。 ゾーワ社についてはこちら↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/188
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Zötler Bier ( Märklin / HO )
ドイツ「最南端」の村、アルゴイ州レッテンベルクにある伝統的な醸造所『ツォートラー・ビール』(Zötler Bier)。 創業はなんと570年前の1447年、その名の通りツォートラ―家が経営するビール醸造所で、家族経営の醸造所としては世界最古、ビール産業以外の家族経営企業のランキングでもなんと10位という由緒ある企業です。 模型は独メルクリン社のHOゲージ貨車、製品No.48775番、最近のロングタイプの2軸冷蔵貨車に、輸送トラックのミニカー(メルクリン製)がセットになっている大変美しいセット商品です。 パッケージ外から見るとトラックが空荷に見えますが、開封するとミリ単位のビール瓶ケースが山ほど入っておりまして、それをチマチマと組み合わせて自分で積む…という苦行といいますか(笑)…、楽しい?モデルです。 醸造所ウェブサイト https://www.zoetler.de/index.html
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GANTER BIER #3 ( Märklin / HO )
南ドイツ、バーデン=ヴュルテンベルク州、環境都市として知られるフライブルク市にある『GANTER』(ガンター)醸造所のビール貨車です。(フライブルグは日本の松山市と姉妹都市だそうで…) 1865年にガンター氏が設立した歴史ある醸造所で、同市は第1次、第2次大戦ともに戦火に見舞われ、醸造所も1944年11月には英空軍による大規模な爆撃で破壊されるなど、苦難の歴史を乗り越えて現在に至ります。 模型はメルクリン社製、戦前のドイツ帝国時代のブレーキ手室付の古典木造貨車、ロゴの印刷も精緻で綺麗な美しいビール貨車模型です。 当時の実在の車両をモデルにしたものだと思われます。 そして珍しいことに、貨車を陸送するためのトレイラー台車と牽引車のセットになっています。 牽引車もメルクリン製、金属製のHOミニカーが付属しています。 この輸送スタイル、どういう場面で使われるのでしょう? 引き込み線の来ていないビール工場の場合に、付近の駅からビール工場の中までこうやって運んでいたのですかね?面白いですね。 ヤフオクで、他の車両との抱き合わせでしたが格安で入手することができました。
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