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VILLACHER #2 ( Märklin / HO )
オーストリアのフィラッハー(Villacher)ビール、メルクリンHOの標準冷蔵貨車ベースのビール貨車です。 ベンチレーターは左千鳥、西ドイツ時代(Made in Western Germany)の数十年前の時代のモデルです。 気をてらわず、オーソドックスなビール貨車らしい良いデザインだと思います。 この側面のロゴが解読できず、調べるのに相当苦労しました。 最初の一文字が「V」だとか、3文字目と4文字目がどちらも「L」の小文字だとは文字の専門家以外は誰もわかりませんよね…。 後半の「acher」の部分と、そのロゴの下の「GEGR. 1858」を入れて検索して、やっとわかった次第です。 …と、ここまで調べて「はっ😱!」と思って見てみたら、ついこの間にフィラッハーの貨車の1両目を登録したばかりのところでした。。。人間の記憶って、、、 さてフィラッハービールですが、オーストリア🇦🇹を構成する9つの連邦州のひとつ、その中で最も南部に位置するのがケルンテン(Kärnten)州。その南はスロベニアとイタリアとの国境に接しています。(※ケルンテンはドイツ語呼びで、英語名ではカリンシアと言うそうです) そのケルンテン州の第二の都市、温泉地♨️としても知られるフイラッハ(Villach)にある醸造所がこの「VILLACHER(フイラッハー)醸造所」です。 創業は1858年。 ところが、同社のホームページを見ても歴史について詳しく書いてないんですね。創業年と、その後はいきなり2005年から近代化したとか、今のいい事しか出ておらず、、、とにかく、現代でもフル生産している近代的なビール会社です。 オーストリアの大手醸造会社グループのユナイテッドカリンシアン醸造グループの一員です。 4枚目の写真、この個体はまだメルクリンのオリジナルのAC 3線式用車輪のままですが、この手の欧州の模型はフランジが高いんです。(リアルさより走行性を重視) 撮影にカトーのHO線路を使いましたが、走らせると高いフランジが犬釘に当たってカタカタとなります。 やっぱりカツミの車輪に替えないとですね。
HO Marklin 1300円 メルカリT. S
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Sternburg ( PIKO / HO )
東ドイツ、ライプツィヒのビール醸造所、シュテルンブルグ(Sternburg)のビール貨車です。 戦前の木造古典貨車を再現したビール貨車で、元・東ドイツの模型メーカー・PIKO(ピコ)社製の模型です。 下回りやカプラー当たりのつくりが古いので、東西ドイツ統一前の東ドイツ時代の物だろうと思って箱をよく見てみると、ラベルに Made in GDR と書いてあります。 GDRとは“German Democratic Republic”、つまり“ドイツ民主共和国”(東ドイツ)です。 やはり東ドイツ時代の製品でした。 ※ドイツ語だとGDRではなくDDR = Deutsche Demokratische Republik です。 お、これも破損個所発見。 バッファーがひとつありません。取り組み甲斐があってワクワクしますね(笑)(レストア中毒ですw) ↓↓↓ レストア完了です https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/74 さて、シュテルンブルク醸造所ですが、東ドイツのライプツィヒ市にかつて存在した醸造所でした。 1822 年、ライプツィヒの羊毛商人、マキシミリアン・スペック・フォン・シュテルンブルクが彼の羊の放牧地として、醸造所を含むリュッツシェーナの地所を購入、ビールの醸造を始めます。 その後、生産をライプツィヒの城の地下室に移して販売も拡大し、大規模な醸造会社に成長させたのです。 2度の大戦を乗り越えたシュテルンブルク社でしたが、1948 年、新しく生まれた東ドイツ (GDR) 政府の下では醸造所の所有権は個人から取り上げられ、1968 年には国営飲料会社に吸収されました。 1990 年の東西ドイツ統合後、シュトゥットガルター・ホフブロイの支援のもと再び独立したベンチャー企業「Sternburg Brauerei GmbH」になります。 しかし、輸出の売り上げが減少した同社はSachsenbräu AG に買収され、ブランド名だけを残して1991年に生産設備は閉鎖されたのでした。 自社生産では無くなった現在でも、他社のブランドとして生き残ってピルスナーやエクスポート、ドッペルボックなどが市場に出回っており、エクスポートはドイツのビール輸出のウチのかなりのシェアを占めているそうです。
HO PIKO 1300円 ネットオークションT. S
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Pilsner Urquell #2( Fleischmann / HO )
チェコ・ビール『Pilsner Urquell』(ピルスナー・ウルケル)のビール貨車、ドイツ・フライッシュマン社製のHOゲージ模型です。 ブレーキ手室付きの木造の古典貨車、サイドのスライド・ドアが開閉します。 フライッシュマン社の特徴の¬型のカプラーで、車輪はスポーク式のものが付いており古典貨車らしさを醸し出しています。 中古品ですが、状態も良くデザインも素晴らしい1両です。 1300円と破格値で入手することができました。
HO Fleischmann 1300円 ネットオークションT. S
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GROTTEN(ARNOLD / N)
ドイツ中部、チューリンゲン州にある人口3万人の小さな町、ザールフェルト。 ここの名所が、「妖精の洞窟(Feengrotten)」と呼ばれる美しい洞窟です。“Märchen dom”(メルヘン=おとぎ話のドーム)とも呼ばれる幻想的な場所だそうで、チューリンゲン州の名所の一つです。 ビールの銘柄になっているGeottenとはドイツ語で洞窟のこと、ザールフェルド醸造所の銘柄のようです。つまり“洞窟ビール”ということですね。 ドイツ・アーノルト社のN貨車、こちらもひと昔前のさっぱりとした感じのいいデザインで、ビール貨車らしい1両です。
N ARNOLD 1300円 ヤフオクT. S
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PSCHOR (ROCO / N)
ミュンヘンの「PSCHORR」(プショール)醸造所です。 ドイツ語は実はあまり素養が無いもので、以前に読めなかったやつです。 プシュコーなのかプシュヨー???と悩んだ挙句、“とある方”に教えて頂きました(笑) その経緯は、HOの貨車のページをご参照くださいm(__)m Pschorr醸造所は、1972年にHacker醸造所(1417年創業)と合併し、現在はHacker-Pschorr醸造所になっており、現在、ミュンヘンの都市圏内にある6つの醸造所の1つです。 PschorrもHacker-Pschorrもこれだけ貨車を通じて関わっていると、飲んでみたいのですが、、、普通のルートでは見かけませんね。 日本にビールは入ってきているのでしょうか…?
N ROCO 1300円 ヤフオクT. S
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KULMBACHER #1(FLEISCHMANN / N)
ドイツ南部バイエルン州のオーバーフランケン(アッパーフランコニア)地方に1895年設立されたKulumbacher(クルムバッハ)のReichelbräu(ライヘルブロイ)醸造所です。 オーバーフランケン地方は人口一人当たりのビール醸造量が世界一だそうです。 1980年以降、Mönchshof(ミュンヒスホフ)醸造所と合併しています。
N Fleischmann 1300円 ヤフオクT. S
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HEINEKEN(FLEISCHMANN / N)
オランダの大手醸造所、ハイネケンです。有名どころですね。 1863年にハイネケン氏により創業、現在は世界第3位のビール会社として全世界100か所近くの工場を持っています。 日本ではキリンビールと合弁で展開しており、通常商品はライセンス生産により日本国内で製造されています。 最近の“緑字にハイネケンの白抜き文字”のスタイルになる以前の古いデザインですが、これはこれで味があります。このデザインはHOでも欲しいのですが、まだ手に入れておりません。 こういうデザインの貨車は、いかにも「古きよき時代のビール貨車」という感じがして私は好きです。 ※2019.12.24追記: 1台予備車を入手(¥1100) ※2019.12.29追記︰ 予備車のカプラーを修理(スプリングを復旧) ※2020.2月 フライッシュマン製のHOも入手。 ※2021.9月 予備車、りえさんちに旅立つ…
N Fleischmann 1300円 ヤフオクT. S