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チーフテン戦車 “スコッツグレイ近衛竜騎兵連隊”(タミヤ、1/35、RC化改造)
1960年台から80年台に掛け、英陸軍の主力戦車として運用されていたチーフテン、大口径の120mm戦車砲に重装甲を備えた当時の世界最強クラスの主力戦車で、東西冷戦のさなか西ドイツに駐留していた英陸軍ライン軍団に配備されたチーフテンは、対峙するソ連軍にとって大きな脅威としてマークされ、冷戦の抑止力としての存在価値を大いに発揮したといわれています。 1980年台以降は後継車両のチャレンジャー戦車にその座を譲り渡して全車両が引退しています。 チーフテンとはスコットランドの氏族(クラン)を束ねる一族の長のこと。 英陸軍では、主力戦車の名前に「C」を頭文字とする名前をつける伝統があり(クルセイダー、クロムウェル、センチュリオンなど。最新型もチャレンジャーです)、この戦後第2世代にあたる新型戦車に付けられた名前も”C”の「チーフテン」だったのです。 さて模型の方はというと、タミヤの縮尺1/35ミリタリー・ミニチュア・シリーズ、1970年台に発売された懐かしいキットです。 この個体はそのタミヤのキットをベースにラジコン化改造されておりまして、走ります✌️ 実は作ったのは私ではなく、ラジコン化が得意なある方に2019年に作ってもらったのですが、、、入手後のある日、、、棚から落ちて中破したのを機に仕上げし直すことにしたのですが… (そのあたりの経緯はこちら) ↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/35 そこから2年半放置…、この2022年のGWにやっと仕上げました✌️✌️ 今回は、伝統あるスコッツグレイ近衛竜騎兵連隊の仕様です。 スコッツグレイ連隊については、チャレンジャー2戦車の掲載ページ(https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/113)をご参照ください。 製作記はコチラからスタート❗️ 👇👇👇 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/270
ラジコン戦車 タミヤ 10000円 2019年夏頃、2022年仕上げ完成T. S
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サラディン装甲車 クイーンズ・オウン軽騎兵連隊(The Queen's Own Hussars)、タミヤ1/35 RC化改造
タミヤの1/35キット、英軍サラディン装甲車です。1960年代の古いキットですが、ジャンク中古品を入手してレストアしました。(※銀色の状態が元の姿) スコットランド発祥の第7クイーンズ・オウン軽騎兵連隊の後身、クイーンズ・オウン軽騎兵連隊(Queen's Own Hussars)の1960年代の姿です。 子供の頃、いとこのお兄さんが持っていて憧れのキットでした。そして数十年後、私が大人(いいオジサン)になってから初めて手にしました。 全15話+1話の製作記はこちらから。 ↓↓↓ https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/131 …実は、レストアしただけじゃなく、ラジコン化されて走ります。。。
ラジコン戦車 タミヤ 元は500円くらい…、それに15000円プラスT. S
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クロムウェルMk.3 観測戦車 「王立砲兵 第151(エアシャー義勇農騎兵)野戦砲兵連隊」(151st (Ayrshire Yeomanry) Field Regiment, RA)(タミヤ、1/35、RC化改造)
タミヤMMシリーズ1/35『クロムウェルMk.4 巡航戦車』のキットをベースに、観測戦車(OP)仕様に改造、さらにRCメカを組み込んでラジコン化改造しています。サスペンションも可動します。(※以上のRC化改造部分は知り合いのラジコン職人さんに製作して頂き、私は外装を仕上げました。) キットはもともとMk.4ですが、この車両は『クロムウェルMk.3ベースの観測戦車』ふうに改造しています。 Mk.3の観測戦車っぽく改造するため、主砲はキット純正の75mm砲から6ポンドMk.V砲に換装、砲塔の左右に雑具箱を追加しました。 実車ですが、主機関にリバティー・エンジンを搭載し、主砲は6ポンドMk.3(Mk.III)またはMk.5(Mk.V)を装備したのが「セント―Mk.1」巡航戦車ですが、このセント―をベースに、エンジンを通常の量産クロムウェルと同じロールスロイス社のミーティアに換装したタイプがこの『クロムウェルMk.3』です。 この車両のマーキングは、雄牛のマークで有名な第11機甲師団の上位砲兵連隊(74番)、スコットランドのローランド地方を基盤に編成された「王立砲兵 第151(エアシャー義勇農騎兵)野戦砲兵連隊」(151st (Ayrshire Yeomanry) Field Regiment、Royal Artillery (TA))で、同部隊の観測戦車の仕様で製作しました。 車両を製作後、乗員にも雄牛の袖章を付けて完成です。 【製作記およびマーキング考証等はこちら↓↓↓】 第1話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/82 第2話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/83 第3話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/85 第4話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/87 第5話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/88 第6話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/89 第7話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/91 第8話 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/92 フィギュア編(袖章を付けました) https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/129 【部隊解説】 王立砲兵 第151(エアシャー義勇農騎兵)野戦砲兵連隊」(151st (Ayrshire Yeomanry) Field Regiment、Royal Artillery (TA))は、第2次世界大戦では雄牛のマークで有名な第11機甲師団の上位砲兵連隊として欧州戦線に参戦、戦後は他部隊と統合され、現在では「スコティッシュ&北アイルランド義勇農騎兵連隊」(The Scottish and North Irish Yeomanry (SNIY))のA中隊として、装甲車等による偵察部隊(軽騎兵)として存続しています。 募兵地域は北アイルランドのほか、ラナークシャー、エアシャー、アンガス、ロージアンなどで、その多くがハイランド南部やローランド地方からの志願者で編成されている部隊なのです。 その起源は1794年と古く、ローランドの大貴族、アイルサ侯爵アーチボルド・ケネディ3世・カシリス伯爵により編成、1798年に英陸軍の正規部隊として正式に登録されました。 19世紀末のボーア戦争では、正規軍の苦戦を受けて本土警備部隊だった各ヨ―マンリー部隊からも南ア派遣が決定、帝国義勇農騎兵連隊(Imperial Yeomanry)が編成され、エアシャー・ヨ―マンリーからも百数十名の兵員が抽出、同じくローランドのヨ―マンリー部隊であるラナークシャー・ヨ―マンリーからの兵員とともに「インペリアル・ヨ―マンリー第6スコットランド大隊」に「第17エアシャー&ラナークシャー中隊」として参戦しました。 第1次世界大戦では第1から第3大隊までが編成され、当初は本国警備の任についていましたが、第1大隊はガリポリ上陸戦からエジプトに転戦、パレスチナ戦線に従軍します。第2大隊は自転車部隊に改編されますが、第3大隊と共に前線に派遣されることなく終戦を迎えています。 第2次世界大戦においては、連隊は第151および第152の2個連隊に編成し直され、さらに、従来の騎兵部隊から改編、不足する砲兵戦力を補うために「砲兵連隊」として再編されます。 第151エアシャー・ヨ―マンリー砲兵連隊は、当初第46歩兵師団に所属しチュニジア戦線に参戦しますが、後に第11機甲師団に移ります。1944年、D+7日目の6月13日に師団はノルマンディに上陸、エプソム作戦、グッドウッド作戦、そしてファレーズの戦いなどに参加しています。 その後はベルギー、オランダと転戦し、ドイツ降伏まで戦い続けました。(戦後は、シュレスヴィヒ・ホルスタイン地方の占領部隊として任に付きました。) このクロムウェル観測戦車の模型は、この時代の車両として再現したものです。 1992年、ロージアン&ボーダーズ、ファイフ&フォーファー、ラナークシャー、スコティッシュ騎馬等のスコットランドの各ヨ―マンリー部隊が大統合し「スコティッシュ・ヨ―マンリー連隊」が編成され、エアシャーもそのA中隊として現在に至ります。
ラジコン戦車 タミヤ 2020年T. S
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センチュリオン戦車 “第4王立戦車連隊” チャイニーズ・アイ(タミヤ、1/35、RC化改造)
WW2末期に開発され、朝鮮戦争から活躍したイギリス陸軍の主力戦車、センチュリオン戦車です。 イギリス陸軍には主力戦車に「C」で始まる名前をつける習慣になっておりまして、CENTURION というわけです。センチュリオンとは古代ローマ時代の「百人隊長」のことを意味します。 さて、このモデルの戦車は、1961年、西ベルリンに駐留していた「王立第4戦車連隊」(4th Royal Tank Regiment = 4RTR)、C中隊 第10小隊(C中隊なので砲塔マークは「〇」ですネ)、車長は"Jake"ジェイコブズ軍曹のセンチュリオンMk.5 戦車、愛称「DIE HARD」号です。(ダイ・ハード=しぶといヤツ) イギリス軍の戦車部隊ではそれぞれの車体に乗員が固有のニックネームを必ず付けるのですが、4RTRの戦車には「D」で始まる名前が付けられています。 第4、ということで、アルファベットの4番目の文字である「D」というわけです。 ですので、この車両の名前もDで始まるDIE HARDというわけです。 王立第4戦車連隊はスコットランドで編成された戦車連隊で、元はWW1時に編成された「王立戦車連隊第4大隊」、当時は「菱型戦車」の部隊で、その時にこの部隊の特有のマークとして採用されたのがこの「目玉」(チャイニーズ・アイ)のマークでした。 当時、海峡植民地の華僑の実業家が戦費を大英帝国に寄付、その予算で菱型戦車が1両作られたのですが、その実業家が「この怪物には目玉が無い」と、キレイな目玉を描いて帰ったそうですが、それ以来、王立第4戦車連隊(4RTR)の戦車には全て「目玉」(チャイニーズ・アイ)が描かれるようになったのです。 ジェイコブス軍曹のダイハード号の砲塔の両側にも、愛嬌のあるチャイニーズ・アイが…。 4RTRは既に廃止されて王立第1戦車連隊に統合されていますが、いまでも同連隊に「目玉」の伝統は受け継がれており、現代でもチャレンジャー2戦車や装甲車にこの「目玉」が描かれているのです。 目玉マークの由来についてはこちらもご参照ください。 https://muuseo.com/miniature-models-bottles/items/120 * * * * * * このモデルはタミヤの1/35 センチュリオン戦車をラジコン化しています。 元のキットはMk.3なのですが、DIE HARD号はMK.5なので、一部改造して「MK.5ふう」にしています。(正確に改造しておりません) 製作記はこちらをご参照ください。 第1話: https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/32 第2話: https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/71 第3話: https://muuseo.com/miniature-models-bottles/diaries/72
ラジコン戦車 タミヤT. S