3式戦「飛燕」1型丙…244戦隊/戦隊長 小林少佐機(295号機)

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このシリーズの完成第2号機。(作った順に載せていきます)
昭和19年11月、24歳で244戦隊の戦隊長として着任した小林 照彦 少佐機(295号機)です。小林少佐は当時の陸軍で最も若年の戦隊長でした。
ドイツから柳船(封鎖突破船)で輸入したマウザー社製20㎜機関砲を両翼に装備した「1型丙」型、左右の翼から強力な20㎜砲の砲身(銃身)が突き出しているのが特徴です。

小林少佐率いる244戦隊は、対B29迎撃戦で戦果を挙げ、小林戦隊長も何度か撃墜されるもその都度生還し、体当たり(意図的なものではなく、事故だという説です)でのB29撃墜を含め、生涯で12機の撃墜スコアを誇るエースの一人でした。(この295号機が体当たり時の乗機であったといわれています。)

戦後は航空自衛隊のパイロットとしても活躍、残念ながら昭和32年6月に浜松基地で事故により墜落、殉職されました。最終階級、2等空佐、享年36歳。

模型はファインモールド社製1/72の丙型キットで、真鍮挽物の20㎜マウザー砲身と、戦隊長のフィギュアが付属している限定品でした。


【模型製作メモ】
機体: 下地=シルバーサーフェイサー、タミヤAS-12アルミシルバー(缶スプレー)
フラップ:タミヤエナメル明灰白色(筆塗)
尾翼:タミヤエナメル 光沢レッド(筆塗)
機首上面:ファレホ フラットブラック(筆塗)
キャノピー:タミヤエナメル シルバー(筆塗)
機内:タミヤアクリル自作機内色(筆塗)
プロペラ:タミヤエナメル フラットブラウン(筆塗)
タイヤ:タミヤエナメル タイヤブラック(筆塗)
デカール:キット付属純正品
デカール貼り後、半つやスプレー→つや消しスプレー

増槽は、タミヤアクリルXF‐71「コックピット色(日本海軍)」をエアブラシにて

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