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【ニッケル水素電池】単4形 充電式 ニッケル水素電池 eNi TIME AAACS
GSユアサ(ジーエス・ユアサインターナショナル)より発売された、低自己放電のニッケル水素電池である「eNi TIME(エニタイム)」です。この電池は日本では正式販売されず、主に海外向けとして販売された電池だったのですが、機器組み込み用の電池として日本語版も供給されていました。その理由からか市場に出まわった数は少なくレアな充電式電池です。
電池 ジーエス・ユアサインターナショナル Min.750mAhみは
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【アルカリ乾電池】東芝 アルカリ・マンガン電池 AM2 1.5V
限りなく初期に近い東芝の単2形アルカリ電池。アルカリ乾電池はその正式名称を「アルカリ・マンガン乾電池」と言い、各社から発売された初期モデルのアルカリ電池はそう名乗っていましたが、マンガン乾電池と間違われるという都合からか「アルカリ乾電池」という名称に改められ、現在に至っています。 外装はチューブ外装でマイナス極に不自然な突起が見られたりと、現在のアルカリ電池と比べると大分違う構造となっている。この頃はアルカリ電池のJIS規格が定められていない時代であり、製造工場は不明。本体に098や088の印字がみられることから、1968年頃の電池であると推測される。
電池 東京芝浦電気 1968年8月みは
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【積層電池】マクセル乾電池 写真ストロボ用 超高性能 BL-0160 240V
プロ用ストロボ(パワーパック)に用いられた高電圧の積層電池。中には小さな電池が160個直列になっており240Vを実現している。マクセルの積層電池と言うと両面とも英語表記となっているものが多いのだが、この積層電池では片面が日本語、もう片面が英語表記となっている。 「日立マクセル株式會社」という表記もそうですが、古い「マクセル」というカタカナも中々味があっていいですね。
電池 日立マクセル 1965年5月みは
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【水銀電池】National MERCURY BATTERY H-7D/A (NATIONAL MALLORYバージョン)
主にワイヤレスマイクで使われた水銀電池。なんと、MR9(H-D)という水銀電池が7個も直列になっているのだ。これは普通のナショナルロゴでありながらも社名表記がNATIONAL MALLORY BATTERY CORP.となったレアバージョン。これより前の世代ではナショナルマロリーのロゴになっている。
電池 ナショナルマロリー電池 1976年3月みは
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【酸化銀電池】YUASA EVEREADY SILVER OXIDE BATTERY No.544
湯浅電池がアメリカのエバレディ(ユニオン・カーバイド)と提携していた時に発売していた酸化銀電池。NO.544はエバレディ型番で他社で言う4SR44に相当する電池である。内部でSR44が4個直列で接続されている。箱には「小売正価¥820」と書いてある。箱付きはレアなのでは。中の電池はわからないが、ASSEMBLED IN JAPANとあるので組み立ては日本で行っているようだ。 湯浅電池がユニオン・カーバイドと販売提携を結んだのは1967年で、1976年に提携解消している。
電池 湯浅電池 1973年11月みは
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【アルカリ乾電池】タミヤ プラグヒート用 アルカリ乾電池 パワーチャンプHP 1.5V
田宮模型(現・タミヤ)より発売されていたエンジンRCカーのエンジン始動用に使う、プラグヒート用アルカリ電池。ミニ四駆でお馴染みのアルカリ電池であるパワーチャンプのブランドを冠している。 製造元は富士電気化学(現・FDK)。中を開けてみると単1サイズのアルカリ電池が3本並列接続されている。
電池 田宮模型 1993年11月みは
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【マンガン乾電池】エステー化学 エアーシャルダン 単3形 マンガン乾電池 R6P(ST)
エステー化学(現・エステー)の販促品と見られるエアーシャルダンのマンガン電池。電池正面から見た感じはまさに小さくしたエアーシャルダンそのまま。単3サイズにぴったりですね。 JISマークはC8501 M.D.B. 7987の記載があることから日立マクセル製。注意書きは日立の電池のものに似ているので、エステー化学が日立に依頼したものを日立マクセルが製造したのでは?と想像。
電池 エステー化学 1993年9月みは
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【マンガン乾電池】Panasonic NEO BLACK 単四形 マンガン乾電池 UM-4(PX)
1990年に発売したパナソニックブランド初のマンガン電池。当時、黒マンガン電池を超えるグレードの音楽用電池として発売され「パナソニックの音楽電池」をウリとした。黒にスペアナをモチーフとした模様がカッコいいデザインだ。もしかしたら今でも通用しそうかも。
電池 松下電池工業 1990年12月みは
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【積層電池】MAXELL “B” BATTERY FOR PHOTO FLASH GUN BL-015 22.5V
まだマクセルが日東電気工業(現・日東電工)の1部門だった頃に製造された積層電池です。表にはNITTO ELECTRIC INDUSTRIAL CO.,LTD.の社名が、側面にはマクセル日東電気の記載が見られます。裏にひっくり返すとMINORI PHOTOFLASH DRY BATTERYの表記もみられますから、多分フラッシュガンに付属された電池じゃないのかな? ちなみにこの電池は内部の電池が破裂しているようで、プラス極が盛り上がっています…。
電池 日東電気工業 1950年代?みは
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【水銀電池】東芝水銀電池 MERCURY BATTERY H-3P・3.9V
東芝の水銀電池。H-3Pという型番で、H-P(MR50)という水銀電池が3つ直列で接続されている。1個1.3Vの電池が3個で3.9Vとなるわけです。この電池は2個まとめて包装されており、このまま機器に実装されていた痕跡も見られるが何に使われていた電池であるかは不明。
電池 東京芝浦電気 1970年代?みは
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【マンガン乾電池】ナショナル 高性能乾電池(動力用) UM-3
あまり見ない柄の動力用「ナショナル高性能乾電池」。紺色と黄色のデザインが新鮮。 電池には071 7の記載があり、おそらくは1961年7月製造の電池であると思われる。JISマークにはC-8501 No.690の記載があることから松下電池工業 辻堂工場製であることがわかる。
電池 松下電器産業 1961年7月みは
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【マンガン乾電池】ユアサ ウルトラスーパー 単一 1.5V
黄色いプラスチックで囲まれた樹脂外装が珍しい湯浅電池のマンガン電池。樹脂外装はプラスチックで囲まれている分、耐漏液性は高かったが腐食により電池が膨張して機器から取り出せなくなるトラブルが多発したことからあまり普及しなかったと言われている。
電池 湯浅電池 1960年代?みは
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【ニカド電池】古河コラム電池 Furukawa SINTERD-PLATE NICKEL-CADMIUM BATTERY
かなり古そうな古河電池のニカド電池。1.25Vという電圧表記からも古い電池であることが伺える。コラム電池とは古河電池が発売するニカド電池のブランド名であり、コラム(COLUMN)とはエネルギーの柱を意味しているらしい。 電池にはLICENSER: SONOTONE CORP.の表記があり、1960年代にアメリカに所在した補聴器メーカーのソノトーン社からのライセンスを受けて生産していたようです。
電池 古河電池 500mAhみは
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【マンガン乾電池】富士電機乾電池 高性能 UM-1
かなり古い富士電機製造の電池。製造は東京電気化学工業(現・FDK創業時の社名)。FDKは1953年に富士電機製造と資本提携を行ったことで、古河グループとの関わりが強くなり、現在は富士通の子会社となっている。その点でこの電池は歴史的な電池と言える。
電池 富士電機製造 1953年みは
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【マンガン乾電池】マブチ乾電池 單二
1962年にマブチモーターの前身となる東京科学がマブチモーター用を銘打って発売していたマンガン電池。紙巻外装で日立マクセル製となっている(電池にもMADE BY MAXELLとある)。 この個体では底面が酷く腐食しており、穴が開いている。
電池 東京科学 1962年みは