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ブルマァク マグラ 赤
ブルマァクの中でもバランに並ぶ「だれやねん?」大賞に輝きそうなマグラです。 劇中の着ぐるみには殆どに似ていないのにも関わらず何故かマグラだと言われると納得してしまうのはレトロソフビ怪獣の面白いところといえるのかもしれません。 赤い成形色のものは一般的な茶色成形色のものよりもレアでなかなかお目にかかれません。 キーラ、サイゴと同時期の製品で、この時期の製品は何故かビニールが硬化していて劣化の進行も激しいものが多いです。 マグラは特にそれに該当するもので、クラックや破損のリスクもあります。
特撮 ブルマァクメチャゴジラ
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ブルマァク アボラス②
ブルマァクのアボラスですが状態がそれほど良くはないのですが、この個体にはちょっと面白い特色がありました。 マルサン、ブルマァク共通のアボラスの問題は首の接合で多くのものは首がぐらついていたり、隙間が空いていたり、歪んでいたりします。 このアボラスは珍しくしっかりと接合されており、ぐらつきや隙間もありません。 吹き付けられた青もメタリックが強く反射が良いのも魅力です。 口の赤色の塗装も毒々しいイメージでこれはなかなかのオーラを持っています。
ブルマァクメチャゴジラ
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マルサン アボラス2期
マルサンから発売されたアボラスの2期目は最も親しまれたカラー、紫の成形色にブルーが吹き付けられた彩色です。 ブルマァクに移行してからもこのカラーがスタンダードとなり、息の長い怪獣ソフビでした。 劇中に登場する「本物」のアボラスに比較的近いカラーです。ボディはレッドキングのものがそのまま流用されているのも特徴の一つですが、これは劇中の着ぐるみと同じです。 この彩色にも実はカラーバリエーションが幾つかあり、吹き付けられたブルーの塗料が水色系のものや濃い青のもの、メタリックのものなど微細な違いがありますので要注意です。
特撮 ブルマァクメチャゴジラ
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ブルマァク・メカニコング
ブルマァクの東宝怪獣の中でも根強い人気を持つのがこのメカニコングです。 アメリカとの合作映画『キングコングの逆襲』に登場したメカニコングはアメリカ側のデザインによるものでした。当時は版権は東宝にあるものとしてブルマァクで製品化されていましたが、その後はキャラクター商品化の権利関係が不明瞭だったために復刻されることもなく現在に至っています。 ブルマァクの東宝怪獣で復刻されていないものはカメーバ、ガニメとこのメカニコングだけです。 メカニコングはそのデザインから人気が高く、復刻版もリリースされていないことからヴィンテージの当時ものがたいへん人気があります。 海外のファンかラの人気も高いため、近年、海外へ相当数が渡っています。そのため国内に残存する絶対数が少なくなりつつあり、市場に出にくい状態になりつつあります。 腰のベルトの掘削弾など細かいところまでこだわって作られており、玩具っぽくなりがちだった、この頃のブルマァクの怪獣ソフビとしてはリアルに再現されている魅力的な一体です。
ブルマァクメチャゴジラ
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ブルマァク・シュガロン・赤成型
1971年のブルマァクの音波怪獣シュガロン。 『帰ってきたウルトラマン』に出演した怪獣です。 シュガロンのソフビ怪獣人形は当時、スタンダードサイズのものが二種類発売されました。 赤い成型色のスタンダードモデル、黄色い成型色で左手にマグネットが装着され、ブリキのMATカーを持たせることができる「MATカー・シュガロン」または「マグネット・シュガロン」と呼ばれるものです。 マグネットのない赤いシュガロンとマグネット付きの黄色シュガロンとの違いは左手だけで、頭、足、右腕、胴体は全く同じパーツが使用されています。 黄色のマグネット・シュガロンはマグネットが欠損しているものが多く、現存率は高いのですが、何故かこの赤いシュガロンは希少性が高く高価で取引されるモデルです。 深い赤い成型色が魅力的ですがヤケるとオレンジ色になってしまい、その状態で発見されることが多いため「橙色成型」と間違えれれることもありますが、シュガロンの橙色は存在しません。 右目が潰れているのは、劇中でシュガロンが怪獣攻撃隊MATの攻撃で右目を潰されるのですが、その状態の写真から造形されたと推測されます。 目はすべて手塗りで仕上げられているので、個体によっては潰された目の状態や、残った右目の大きさや鋭さに差異が生じ、幾つ持っていても飽きることのない怪獣ソフビ人形です。
ブルマァクメチャゴジラ
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ブルマァク・宇宙恐竜 ゼットン
初代『ウルトラマン』の最終回「さらばウルトラマン」でウルトラマンを倒した謎の最強怪獣セットン。 当時の子供たちにも強いインパクトをもたらした怪獣であるに違いありません。 ところが、ソフビ人形化されたのはブルマァクの時代になって第二次怪獣ブームの前夜である1970年でした。 実物のゼットンは目にあたる部分が四角い立体系がついているだけなのですが、ブルマァクのソフビ怪獣人形はその部分を目として解釈して、黒目が書き込まれています。 水色の成型色に藍色という色調が美しく、白と黒のコントラストが特徴的だった着ぐるみのゼットンとは違った印象に仕上がっています。 1991年にバンダイから復刻版が発売されていますが、復刻版はオリジナルとよく似た彩色が施されています。 見分けをつけるポイントは70年のオリジナルは角が黄色、91年版の復刻版は角がメタリックレッドになっていることです。
ブルマァクメチャゴジラ
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ブルマァク・帰ってきたウルトラマン
1971年に発売されたブルマァク社製の「帰ってきたウルトラマン」です。 スタンダードサイズで大きさは20センチ弱。 当時もヒーローだけに人気が高く、相当数生産されました。 そのため、現在でも比較的現存率が高く市場では珍しくありません。 しかし、子供たちによる怪獣との格闘に名誉の負傷を負った人形が多く、塗装が剥げていたり、擦り傷が多いものも多く、状態の良いものを見つけることもまた難しいという現実が存在しています。
ブルマァクメチャゴジラ