ブルマァク・シュガロン・赤成型

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 1971年のブルマァクの音波怪獣シュガロン。
 『帰ってきたウルトラマン』に出演した怪獣です。
シュガロンのソフビ怪獣人形は当時、スタンダードサイズのものが二種類発売されました。
 赤い成型色のスタンダードモデル、黄色い成型色で左手にマグネットが装着され、ブリキのMATカーを持たせることができる「MATカー・シュガロン」または「マグネット・シュガロン」と呼ばれるものです。
 マグネットのない赤いシュガロンとマグネット付きの黄色シュガロンとの違いは左手だけで、頭、足、右腕、胴体は全く同じパーツが使用されています。
 黄色のマグネット・シュガロンはマグネットが欠損しているものが多く、現存率は高いのですが、何故かこの赤いシュガロンは希少性が高く高価で取引されるモデルです。
 深い赤い成型色が魅力的ですがヤケるとオレンジ色になってしまい、その状態で発見されることが多いため「橙色成型」と間違えれれることもありますが、シュガロンの橙色は存在しません。
 右目が潰れているのは、劇中でシュガロンが怪獣攻撃隊MATの攻撃で右目を潰されるのですが、その状態の写真から造形されたと推測されます。
 目はすべて手塗りで仕上げられているので、個体によっては潰された目の状態や、残った右目の大きさや鋭さに差異が生じ、幾つ持っていても飽きることのない怪獣ソフビ人形です。

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