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レモンスクイーズのタンブラー
日本人には少し大ぶりと感じるサイズのタンブラーである。胴下半部にはモールド(型吹き成形)技法が用いられており、底部は10弁の花のような形状になっている。底部にはレモンスクイーズと呼ばれる模様が施されており、ウイスキーなどを注ぐと光の反射が美しく映える。レモンスクイーズとはレモン絞り器のことで、底面のモールドの形状が似ていることからの名称である。底面にレモンスクイーズが施されるのは19世紀初頭の特徴である。
1800年頃 イギリスM.S
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タンカード
タンカードはビアマグを指す語であるが、はたしてこの器がどの様な用途で使用されたのか分からない。 紫掛かった深い藍色のガラスを用いて作られ、金彩で「Love &Live Happy」の文字を入れている。 イギリスの18末から19世紀にかけての色ガラス製品をブリストルグラスと総称している。
1800年頃 イギリスM.S