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藍銅鉱(アズライト)
これも藍銅鉱の鉱物標本なのですが、この標本は結果的に素晴らしい鉱物標本と言える自慢のコレクションです。幸か不幸か分かりませんが、この標本を作る際に、おそらく藍銅鉱を切断したのだと思いますが、鉱物の断面が綺麗に出ている標本です。おそらくこの球状の藍銅鉱の特徴なのだと思いますが、中心の結晶核から放射状に成長してこの形状が出来ているというのが非常によく分かります。結晶成長のメカニズムを考えれば当たり前の現象なのですが、こうやって実物を見ると本当に良く分かるな…と思いました。まさに百聞は一見にしかずだな…と感じます。そのうち、走査型電子顕微鏡(SEM)を使って、中心の結晶核の周辺をきちんと見て、本当に藍銅鉱の核からの成長なのか確認したいと思っています。
2001年頃 Azurite Bisbee, Cochise Co., Arizona, USAluhna-009
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菱マンガン鉱
菱マンガン鉱は、日本でも幾つかの鉱山跡で採取可能な鉱物なのですが、ここまでの大きさの鉱物標本は中々採取する事が出来ません。一応、岐阜県の平岩鉱山跡でも採取可能なようですが、私が行った時は採取出来ずに悔しい思いをしました。この標本はペルー産の物ですが、非常に綺麗な赤い結晶です。
2014年頃 Rhodochrosite Uchucchacua, Oyon Province, Lima Department, Peruluhna-009
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菱亜鉛鉱(スミソナイト)
鉱物コレクターには結構人気のある鉱物だと思いますが、菱亜鉛鉱です。非常に綺麗な水色っぽい色をした鉱物です。紫外線を当てますと、蛍石ほどではないですが、蛍光します。
2003年頃 Smithsonite Mexicoluhna-009
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菱亜鉛鉱(+異極鉱)(スミソナイト)
菱亜鉛鉱(+異極鉱)の鉱物標本です。菱亜鉛鉱は炭酸塩鉱物、異極鉱はケイ酸塩鉱物で化学組成は異なるのですが、両者は非常によく似ていまして…。ただ、紫外光を照射すると、菱亜鉛鉱の部分のみが蛍光するため見分けることが可能です。これまで菱亜鉛鉱に紫外線を当てた事は無かったのですが、折角の機会なのでやってみますと、たしかに本などに記載されているとおり、薄青色に蛍光する事を確認する事が出来ました。ミネラル展で購入しました。
2012年頃 Smithsonite (+ Hemimorphite) Mexicoluhna-009
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藍銅鉱(アズライト)
スロベニアで購入してきた藍銅鉱の鉱物標本です。孔雀石(マラカイト)もそうですが、銅の炭酸塩特有の青色系の色が非常に鮮やかで、とても好きな色合いの鉱物の一つです。
2007年頃 Azurite Slovenijaluhna-009
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方解石(カルサイト)
こちらも初めてルーマニアに仕事で行った際にブラショフの朝市?で購入したカルサイト。こちらのカルサイトはピンク色のカルサイトで、全体的にモコモコした感じに見える(実際には硬いですが…)非常に可愛らしいコレクションの一つです。
2003年頃 Calcite Brasov, Romanialuhna-009
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方解石(カルサイト)
ルーマニアに仕事に行った際、ブラショフの朝市?で購入。近場で採取出来たカルサイトとの事で、おそらく(ほぼ間違いなく)ルーマニア産のカルサイト。全体にビッシリと細かいカルサイトの結晶が付着しており、全体としての大きさもあり非常に綺麗なコレクションの一つです。カルサイト自体は珍しくもない鉱物ですが、これだけギッシリと細かく付いていると見栄えもよく、お気に入りの一つです。
2003年頃 Calcite Brasov, Romanialuhna-009
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霰石(アラゴナイト)
こちらも仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニア産のアラゴナイトは他にも持っていますが、このコレクションが初めてのスロベニア産鉱物になります。個人的には、とてもアラゴナイトっぽい標本で非常に気に入っています。やはり「霰石」ですから、これくらいの大きさの方が霰石っぽいと思うんですよね。
2005年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009
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霰石(アラゴナイト)
仕事で訪れたスロベニアで購入。スロベニアはポストイナ大鍾乳洞を含め多くの鍾乳洞を持つ国のため、このようなアラゴナイトは結構採れるようです。今回のアラゴナイトは一つ一つの結晶の大きさも比較的大きく、全体としての大きさも結構大きいため、アラゴナイト自体のレア度は低いかもしれませんが個人的には非常に気に入っているコレクションです。
2007年頃 Aragonite Slovenijaluhna-009