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フルオライト(Fluorite)
普通はカットしない石だと思いますが、蛍石のカット石です。イギリス産の蛍石らしい緑色をした石で、蛍石といえどもカットしたら結構綺麗だな…と、初めてこの石を見た時に感じました。鉱物としては珍しくもなんともない石なのですが、カットするだけで石の表情が変わりますので、面白いものですね。 このフルオライトはイギリス産で、重さ1.911 ctのスクエアカットの石です。
Fluorite 7.9 x 5.0 mm Englandluhna-009
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蛍石
これは2000年頃に岐阜県の平岩鉱山のズリ跡から採取してきた蛍石です。平岩鉱山と言えば、やはり蛍石な訳でして、運良くかなり大型の蛍石の採取に成功しました。そしてこの平岩産の蛍石は、紫外光で蛍光してくれる良いフルオライトさんです。また、5枚目の写真でも明らかなのですが、母岩中に薄く入った蛍石成分の部分が層状に発光している様子も見る事が出来、自分で採取してきた…という事もありますが、個人的にかなり気に入っているコレクションの一つです。
2000年頃 Fluorite 岐阜県, 平岩鉱山跡luhna-009
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蛍石
こちらも紫外光照射で蛍光してくれない、アメリカ産の悪いフルオライトさんです。とはいえこちらの形状は、天空の城ラピュタの飛行石よろしく正八面体形状。これでもう少し薄い青色だったら…と思わないでもないですが、紫色の蛍石も良いものですね。
2010年頃 Fluorite Cave in Rock, Hardin Co., Illinois, USAluhna-009
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蛍石
こちらはフランス産の蛍石なのですが、紫外光照射により蛍光してくれない悪いフルオライトさんです。(多分、低圧水銀灯を用いた短波長の紫外光でも蛍光してくれなさそう…。装置自体は持っているので、その内やってみようと思っていますが、低圧水銀灯を動かしますとオゾンも発生してしまうため、換気なども考えるとなかなか実行に移せないのが…。)とはいえ、非常に鮮やかな黄色の蛍石で、形状も美しいため気に入っているコレクションの一つでもあります。
2006年頃 Fluorite Delfinato, Franceluhna-009
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蛍石
鉱物コレクションの王道の一つでもある蛍石。紫外光により励起すると蛍光を示す物もあるのですが、蛍光しないタイプの蛍石も結構あります。この蛍石はイギリス産の良いフルオライトさん。紫外光照射で写真のように鮮やかに蛍光してくれます。元々の色は緑色の蛍石で、結晶の大きさも結構大きいので、お気に入りの一つです。
2003年頃 Fluorite Rogerley mine, Frosterely, Durham, Englandluhna-009