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BALANCE OF POWER / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELO活動休止前に発売された11作目。この15年後に再開するまで、長らくバンドは休止状態になります。 ヒットを続けることの難しさやプレッシャー、ソングライティングとライブツアーの繰り返しは否が応でもジェフ•リンを疲弊させていたと思います。 ジャケットのイメージもガラリと変わり、本作発売の3年前に発売されたイエスの「ロンリーハート」あたりを意識している印象を受けますね。 メンバーはジェフ•リン、ベヴ•ベヴァン、リチャード•タンディーの3人となり、しかもドラムマシンを多用し、ベヴはほとんどドラムを叩いていないので、ほぼジェフ•リンのソロアルバムのような内容になっており、セールスも期待ほど伸びませんでした。 ジェフ•リンは1983年から他のアーティストのプロデュースも行うようになり、最初にプロデュースしたのがニック•ロウとロックパイルを組んでいたデイヴ•エドモンズのアルバムで、ELO活動休止後最初にプロデュースしたのがデイヴの紹介で知り合い、運命的な出会いとなったジョージ•ハリスンの「クラウド•ナイン」でした。 ジョージの復活はジェフ•リンのプロデューサーとしての人気も高め、その後ロイ•オービソンの復活作であり遺作となった「ミステリー•ガール」や、トム•ペティーの初ソロアルバム「フルムーン•フィーバー」などのプロデュースや、並行して結成された伝説のバンド、トラヴェリング•ウィルベリーズの活躍に繋がっていきます。 https://youtu.be/xNUbBpZ9Ac0?si=Te5IF6zf38X43q8L
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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SECRET MESSAGES / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
如何にも80年代サウンドなELOの10作目。 歌詞や曲間に様々なメッセージが隠されており、ビートルズやデル•シャノンへのオマージュや、当時自身に向けられたゴシップへの皮肉が込められています。 ストリングス指揮者のルイス•クラークが復帰しますが、ジェフ•リンは既にストリングスに興味がなくなっていたため、部分的な参加にとどまり、ベーシストのケリー•グロウカットも本作をもって脱退します。 こちらも前作「タイム」同様に当初2枚組として制作されますが、価格が上がることでセールスが伸び悩むことを恐れたレコード会社の見解により、1枚ものに縮小されます。前作で展開されたディスコ調は少しなりを潜めロック調となりますが、80年代の流行からはやや外れ、何をしても全盛期の勢いは取り戻すことができませんでした。 https://youtu.be/21VeAmPOBzI?si=NVT87isE8PMVWur-
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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TIME / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
アルバム「ディスカバリー」とサントラ「ザナドゥ」のヒットから盛り上がる中で発売されたELOの8作目。 アルバム「エルドラド」の時から組んでいたストリングス指揮者のルイス•クラークを解雇し、サウンドはシンセを中心とし、完全にジェフ•リンが主導し、ほぼソロプロジェクトのような状態になります。 アルバムコンセプトはタイトルのとおり「時」、主人公が1981年から2095年にタイプトリップしたという設定のもと、ほどんどの曲の歌詞で「time」という言葉が繰り返し使われ、「ivory towers」「plastic flowers」「There’s nothing that is in between」などの印象的な言葉も複数の曲で使われています。 当初は2枚組の構想で制作が進められましたが、ジェットレコードからの強い要望で1枚ものとなり、やむなく削った曲は本作のボーナストラックとして聴くことができますが、歌詞カードを見ると確かに物語としてアルバムの途中に入っていただろうというストーリーが見えます。 結果、アルバムもツアーもアメリカでは成功とならず、長く続いた人気に翳りも見えてくることになりました。 これが80年代の始まりであり、多くのバンドに光や影が差し込むことになった時代ですね。 日本では特に「トワイライト」がヒットし、CMソングやテーマソングで使われたり、2005年にはフジ系ドラマ「電車男」の主題歌としてもヒットしました。 https://youtu.be/nNQSzsql3d0?si=mM5i0VG0wTXceqNv
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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DISCOVERY / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELOの8作目。世はディスコブーム真っ只中で、本作のタイトル「DISCOVERY」も「VERY DISCO」を並べ替えたものという話があります。 ストリングスメンバー3名はサポートメンバーへと格下げになり、ストリングスは大編成のオーケストラを採用。それ以上にシンセサイザーが多用された作品で、前作の人気もあり、本作はELO最大のヒットを記録します。 劇的にポップ度が増し、もはや別バンドのように進化していますが、ジェフ•リンが生み出すメロディーは、一聴してそれとわかるクオリティーを維持しています。 https://youtu.be/Up4WjdabA2c?si=YXPTms4bZL3BXCuj
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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OUT OF THE BLUE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
前作から使い始めたバンドロゴが宇宙船になったジャケットアートワークが印象的なELOの7作目。 ジャケットデザインはアース•ウインド&ファイヤーや喜多郎のジャケットアートワークで有名な長岡秀星。 組み立て式のスタンドも見事にミニチュア化されています。 ディスクユニオンの特典ボックスも含めて、今回のELO紙ジャケシリーズでは一番凝った作りになっていると思います。 https://youtu.be/84gmKIKTk40?si=ccvdTzYLFWnEOg4N
紙ジャケットCD E 2835円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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A NEW WORLD RECORD / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
のちに現在まで続くELOのロゴマークがジャケットアートワークとして初めて登場した6作目。 本作はミュンヘンのミュージックランドスタジオでレコーディングされており、アルバムタイトルは、ミュンヘン•オリンピックのテレビ中継で流れたテロップ「世界新記録」から取られたものであるため、ここでのロゴマークはのちのUFO的なイメージではなく、ELO的な金メダルをイメージするものだったと思われ、紙ジャケではその立体感もエンボス加工で見事に再現されています。 シンセサイザーの登場により、宇宙をイメージする楽曲が業界全体にも増えた頃で、クイーンの「ボヘミアン•ラプソディー」などが流行ったことも少なからず本作に影響を与えていると思います。 ジェフ•リンのポップ路線は完成に近づく過渡期で、これまでの市場だったアメリカだけではなく、本国イギリス他のヨーロッパ各国でも軒並みヒットし、世界的な認知度をより高めることになった作品です。 「テレフォン•ライン」「オーロラの救世主」「哀愁のロッカリア」といったヒットシングルのほか、ムーヴ時代のカバー「ドゥ•ヤー」やビートルズの「ヘイ•ジュード」を引用した「シャングリラ」などが収録されています。 https://youtu.be/77R1Wp6Y_5Y?si=lwCrSxEdWIAURX2p https://youtu.be/dfK8t4j7I64?si=4Qh_hPqF_lUzHmeN https://youtu.be/lvBOZCrJsAI?si=fpaR9iNV2SLaCjCh https://youtu.be/p1Y-rfbzmgY?si=-8fv3HCp_MH6vDT3 https://youtu.be/gRZnw6GPe8o?si=8M57UAlgnZH1kcv_
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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FACE THE MUSIC / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
前作「エルドラド」の表題曲を逆再生すると、悪魔のメッセージが聞こえるということで訴訟を起こされたELO。それをきっかけに本作では幾つかの逆再生メッセージが隠されており、「湾曲せず、素直な気持ちで音楽を聴いてほしい」という想いがアルバムタイトルに込められています。 アルバムは前作以上のヒットとなり、初の全米プラチナアルバムを獲得しました。 デビュー以来、電球(ELECTRIC LIGHT)がアートワークのアイコンになっていましたが、電球がジャケットに使われるのは本作が最後になります。 そういった意味でも、純粋にオーケストラ然としたアルバムはこれが最後になったと思います。 世の中からプログレが薄れ、シンセが生まれ、ディスコブームや産業ロックの波が押し寄せようとしていました。 https://youtu.be/oqr-_CBFw10?si=irHhPzDbqQzbF0OT
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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ELDORADO / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELOの4作目で、その人気を決定づけ、初の全米ゴールドディスクとなった作品。 アルバムタイトルは「オズの魔法使い」に登場する国の名で、エルドラドで起こる出来事をコンセプトアルバムとしてまとめあげています。 本作から、ストリングスアレンジとして現役指揮者のルイス•クラークを迎え、より本格的なオーケストラが取り入れられることになり、ジェフ•リンの理想に近いサウンドが実現するようになりますが、これは結果的にバンド内のストリングスメンバーの活躍機会を奪うことになります。 本格的オーケストラとバンドによるストリングスアンサンブルが最もバランスよくまとめられたアルバムが本作なのではないでしょうか。 https://youtu.be/boeZOAX_dwY?si=5sIXQ_d8NUejJzoM
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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ON THE THIRD DAY / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ELOの立案者だったロイ•ウッドが去り、完全にジェフ•リン主導となった3rdアルバムは、2ndアルバム発売の10ヶ月後に発売されました。 発売当初の1973年はA面4曲B面4曲の組曲構成でワーナー•ブラザーズからの発売でしたが、1976年のジェットレーベル移籍時に、アルバム発売前に発表されていたヒットシングル「SHOWDAWN」が追加され、その際にアルバムとは毛色の違うディスコ調の「SHOWDOWN 」のイメージに合わせ、ジャケットもメンバー全員が並んだものに差し替えられましたが、本作の紙ジャケ化により当初のワーナー版ジャケットが復刻しています。 また、本作にはTレックスのマーク•ボランが、B面とボーナストラックでギター参加しており、一聴でそれとわかる存在感をあらわしています。 ジェフ•リンが生み出す新たなELOサウンドは、ロイ•ウッドが抜けたことでチェロが控えめになり、その代わりに楽曲はより耳馴染みの良いポップで明るい内容になったことから、アメリカでもヒットし、ELOの知名度を一気に広げる作品となりました。 ヒットシングル「SHOWDAWN」 https://youtu.be/dV0-Cho26IY?si=42rmDWffGUM2JqMK マーク•ボラン参加の「MA-MA-MA BELLE」 https://youtu.be/CxdpKg5I2HU?si=DQbyYxJX1n4WjPeF
紙ジャケットCD E 1890円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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ELO2 / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
ロン•ウッドの長年の構想だった「ロックとクラシックの融合」をジェフ•リンが実現する形となったELOでしたが、結成翌年の2ndアルバムレコーディング時に早くも暗雲が立ち込めます。 アルバムタイトルの「THE LOST PLANET」が却下されたことや楽曲クレジットでロイ•ウッドとジェフ•リンにトラブルが起き、ロイ•ウッドはチェロのヒュー•マクドウェルとフレンチホルンのビル•ハント、サウンドミキサーのトレヴァー•スミスを引き連れてELOを脱退。ロックとビッグバンドジャズを融合したバンド、ウィザードを結成します。 残されたジェフ•リンとベヴ•べヴァンはバンド再建のためメンバーを再構成し本作のレコーディングを再開します。 ヒットしたチャックベリーのカバー「ロール•オーバー•ベートーベン」以外はすべてジェフ•リンの作詞作曲で、ロイ•ウッドのクレジットはありませんでしたが、発売から約30年後の2003年に発売された「ファースト•ライト•シリーズ/ELO2」においてA面B面の1曲目で、ロイ•ウッドがベースとチェロを弾いていることが明らかになりました。 意気揚々とデビューしたELOですが、ワンマン二人の衝突により、順調なスタートとはなりませんでしたが、本来やろうとしていた「ロックとクラシックの融合」という点では1stとこの2ndがその最たる作品ではないかと思います。 https://youtu.be/wVGv-avRA64?si=rTrqwOEJm3RJyzrV ちなみに、脱退したロン•ウッドはウィザードとして同年にシングルを発売、翌年本作とほぼ同時に1stアルバムを発売し、その4ヶ月後にはソロアルバムも発売しますが、ELOほどのヒットとはなりませんでした。 結果的にロイ•ウッドのザ•ムーヴはELOに形を変え乗っ取られ、自身も不遇なまま現在に至ります。(今なお現役ってだけでもスゴイんですが) なお、本CDにはオリジナルの長編5曲の他、アルバム未収録だったシングルや別テイク8曲がボーナストラックとして収録されています。
紙ジャケットCD E 2600円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA(紙ジャケCD)
この長ったらしい邦題の帯と収納ボックス欲しさで、ディスクユニオンから購入したエレクトリック•ライト•オーケストラのデビューアルバム。 ザ•ムーヴの活動と並行して、実験的に始まったELOの活動は、当時まだザ•ムーヴの課外活動的な扱いを受けていました。 ビートルズ解散の翌年に発売された本作は「エリナ•リグビー」あたりを思わせる中期ビートルズな作風で、バンド名の通り、オーケストラを取り入れた壮大なロックをテーマにレコーディングされています。 メンバーはザ• ムーヴのメンバーだったロイ•ウッド、ジェフ•リン、ベヴ•ベヴァンに、オーディションで選ばれたビル•ハントとウィルフ•ギブソンの5名体制。アルバムジャケットにある電球(Electric Light)が当時のシンボルマークでした。 作品は全英32位を獲得し、こちらが主たる活動となったため、ザ•ムーヴは解散します。 ソングライティングはロイとジェフが半分ずつ担当していますが、本作は印象的なチェロのアレンジを行なったロイの貢献度の方が高いのではないでしょうか。 このバンド内での主導権が徐々に変化していくことになるのですが、50/50になっている本作はELO作品の中でも特別な位置にあたる作品だと思います。 https://youtu.be/1HqgOl5G2ik?si=eVdTZU7tkJEp47hr アルバム冒頭の「10538 OVERTURE」はこのアルバムのレコード番号をタイトルにしたもので、ELOとしての最初の曲として、今もライブでは演奏されています。
紙ジャケットCD E 2600円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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MESSAGE FROM THE COUNTRY / THE MOVE(紙ジャケCD)
ベースのリック•プライスが脱退したことでバンドメンバーは3人になり、この3人がそれぞれソングライティングし、ボーカルをとる、まさに三国志状態となりました。 ビートルズっぽかったり、オールドロックめいたり、サイケでポップなサウンドはさらに発展し、とうとうザ•ムーヴというバンドの枠には収まりきらなくなってしまいます。 覚醒し続ける3人は、ザ•ムーヴと並行して、エレクトリック•ライト•オーケストラを結成。 本作とELOの1stアルバムのレコーディングは同時に開始されますが、必然的にザ•ムーヴは消滅し、本作がラストアルバムとなってしまいました。 ELOの1stはコンセプトに合わせたアルバムであるのに対し、本作はまさに混沌としており、ムーヴのみならず、アイドル•レースの面影やELOに通じる部分、更にはこの先袂を分つウィザードなんかのエッセンスがごちゃ混ぜになったエモい作品です。 プロデュースではまだロイ•ウッドとジェフ•リンが対等にぶつかり、アイデアのベースをジェフ•リンが起こし、アルバムジャケットはロイ•ウッドが描いています。 完成されたELOも素晴らしいんですが、この3つの才能がひしめき合うカオスに満ちたムーヴも一筋縄ではいかない魅力があります。 https://youtu.be/QdAODn8LfmQ?si=QF8NbfdHqXccj4en 本CDにはアルバム未収録のシングル、カップリング、デモトラックなど10曲が追加されており、ムーヴの歴史も堪能できます。
紙ジャケットCD M 2600円 DISC UNION 2006年9月犬がミケの一族
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トミカNo.94-2 日産ディーゼル コンドル化学消防車
2006年9月に発売された、イトーヨーカドー特注 懐かしの消防車シリーズの中の1台です。 ロットNo.G06 通常品は1975年3月発売、2000年7月絶版。 通常品より色差し箇所も多く、金タンポ印刷、ホイールも赤塗装等々、差別化が図られていますね。
ヨーカドー特注 ヨーカドー特注 タカラトミーk-111std
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トミカNo.30-7 三菱ふそうエアロスター路線バス
2006年9月発売、2011年1月絶版。 ロットNo.H06 路線バスと言えば都営バスというのがトミカの常識みたいな所もありましたが、最近は臨港バスがレギュラー品化されたり、若干変化が見られる様になって来ましたね。 塗り分けのせいなのか、エアロスターらしく無い顔をしているのが残念です。
トミカ トミカ タカラトミーk-111std
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トミカNo.43-3 ミニクーパー
2006年9月発売、2016年12月絶版。 ロットNo.H06
トミカ トミカ タカラトミーk-111std