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Andy Giorbino “Lied An Die Freude”
君は、Andy Giorbinoを覚えているかい? 嘗て、1980年に独の名門レーベルZick Zackよりデビューしたトイ・ポップ職人が、Andy Giorbino (アンディ・ジョルビーノ: 本名Andreas Gerth)です。そこで、先ずは、彼のバイオグラフィーを調べてみました。独Hamburg生まれで、1976年には、Radio Moon名義で、音楽とダンスを組合せたパフォーマンスを行なっていました。1979年になると、独のNeue Deutsche Welle (German New Wave)を語る上で最重要な自主レーベルZick ZackのAlfred Hilsbergs (アルフレッド・ヒルスベルクス)にコンタクトを取り、その結果、ファースト・ソロ7㌅シングル”Kredit"を出しています。1980年には、本作でもあるファースト・ソロ・アルバム”Lied An Die Freude (リード・アン・ディー・フロイデ)を同レーベルよりリリースし、レーベルカラーの一翼を担うことにもなります。それで、1980年〜1984年では、アルバムタイトル”Lied An Die Freude”と題して、再び、音楽とダンスとを組合せたパフォーマンスをHamburg, Köln, Berlin、更には隣国まで行って開催しており、その様子をカセット作品でも出していますね。その間にも、1982年にセカンド7㌅シングル”Stolpern”を、更に同年にセカンド・アルバム”Anmut Und Würde”を共にZick Zackよりリリースしており、カセット作品”Frechheit Siegt”も出しています。また、同年には、Jäki EldoradoとNicki Eldoradoと共にFSKと言うバンド名義で、IVANHOE!ツアーを敢行しています。その後1983年〜1984年には、彼自身のHeimatforscherで、Kosmonauntentraumと一緒に独蘭2国ツアーを敢行。1984年には、また”Lied An Die Freude”で、パリ・ビエンナーレに招聘されていますが、個人的理由で、このプロジェクトは解体されています。そうして、1985年には、HamburgのバンドGeisterfahrerにギタリストとして参加、翌年、このバンドのアルバム”Fi$ch Gott”がリリースされ、また、1987年には、別のバンドKastrierten Philosophenに参加して、アルバム”Between Shootings”がリリースされ、Roskildeフェスにも出演しています。1988年には、Gaistetfahrerはアルバム”Stein & Bein”をリリースし、また、LedernackenことFolke Jensenとも共同制作しており、その結果は、1989年リリースのアルバム “The Art Of Letting Go”となります。このアルバムは、独だけでなく、英国でも同時リリースされ、更に英国ではビデオでのプロモーションもあったとか。このアルバムは蘭ではスパイアクション番組でも用いられたらしいです。また、同年には、Geisterfahrerもアルバム”The G-Far-I”をWhat's So Funny Aboutから出しています。一方で、Giorbinoは、HamburgのDocksで上映されたAndy Warholの映画にライブで音楽を付けたりしています。1993年には、ギター・オーケストラRossburger Reportにも参加しており、同年にはアルバム”Whiteouts”をCDとVinyl両形態で、Vinc Lombardy Highschool Recordsから出しています。そうして、1996年には、アルバム”Bellymen”をCDでリリース。翌年1997年には、David Meyer/Sillywalksとのコラボで、CD”Les Fleurs Du Mal”をリリース。また、2000年になると、Peter Brötzmannのコンサートで、Folke Jensenと運命的再会を果たし、Ultraschall Studioで再度、コラボを開始して、2002年に、その結果であるEP "Überall Licht”をDian Recordingsから出しています。その後も、順調に、2005年には、シングル盤”Ich Sag Hallo”とCD “Schön"をOnomato-Popから出しており、2012年にもCD “The Artstore Takes”も出しています。一方、2009年以降は、映像作品に音楽を提供することを生業として、多くの作品に曲を付けています。その中でも、Film-Atonaleでは、Andy Giorbino (G), Krischa Weber (Cello)に加えて、更にKatrin Achinger, Kastrierte Philosophen, Jim Sudmann, Eisenvaterをゲストに迎えて音楽制作も行なっています。また、2014年12月には、印のHyderabadで開催されたBangalore International Film Festivalにも招聘されています。 とまあ、Andy Giobinoの今までの活動を見るとこんな流れでしようか。それでは、彼のデビュー・アルバム”Lied An Die Freude”について紹介したいと思います。ここでは、殆どの楽器(トイ楽器も含む、割とチープな楽器等)とVoを彼が演奏しており、少数のゲストが参加しているのみです。参加者は、Andy Giorbino (Vo, Instruments, Text [A1-A4, A6-B4, B6, B7], Music, Technical Support)の他に、Hajo Bauer (Text [B5]), Ivanhoe! (作曲 [A5]), Jäki Eldorado (G [A3]), Gitta L. aus E. (Text, Vo [A5]), Rajo Crash (Vo [A9])もゲスト参加しています。内容もA面9曲/B面7曲と言うだけで満腹になりそうですが、A面はFrühsommerseite (初夏サイド)と、B面はSpätsommerseite (夏の終わりサイド)と銘打たれています。それでは、各曲について紹介していきますね。 ★A1 “Motor Im Kopf”は、リズムマシンに合わせて、Gの切れのよいリズムとKbd、それにトイピアノとが組み合わさった曲で、途中のGは何故かヘンテコです。 ★A2 “Der Kleine Koch”は、性急なテンポで、ブクブクしたシンセと忙し無い展開に、独語Voがハマりますね。 ★A3 “Ich Lieb' Sie”は、如何にも似非スパニッシュな曲で、シンセのSEがそれを裏付けます。 ★A4 “Lied An Die Freude”は、性急なDR-55のリズムとシーケンスに乗って、反復する女性Voが聴かれるタイトル曲です。調子ハズレのシンセ・ソロも良し! ★A5 “Wer Denkt Mich”も、DR-55のリズムとGとベースラインに元気一杯の女性Voが乗ります。コーラスも良い塩梅で、シンセソロも良し! ★A6 “Luft Im Kopf”も、チープなリズムに太いシーケンスと不協和音なシンセが絡むインスト曲ですが、途中のSynth-BやGのソロもグー! ★A7 “!Viva!”は、弾き語りのような雰囲気の曲ですが、そこは流石、Giorbinoらしいヘンテコなアレンジが! ★A8 “Du, Nur Du”も、パルスで始まったかと思うと、スパニッシュなGとチープなリズムとVoが出てきます、勿論、調子外れなシンセやSE的音も! ★A9 “Kornblumenblau”は、LAFMSか?と間違うような鼻歌合唱による小曲です。 ★B1 “Urwald 1”は、Gで始まりますが、B?Synth-B?が絶え間なく上下し、更にはコンガなんかも。もう何でもありですね。囁くようなVoやメチャなGソロも入ってきます。 ★B2 “Nix Zu Spät”は、シンセ持続音からチープリズムか?と思うと一旦止まって、独語の会話とリズムマシンから成る曲です。 ★B3 “Wartet Auf Mich”は、割とまともな曲ですが、全編シンセとチープリズムと如何にもな独語Voからなります。間奏にはGソロも。 ★B4 “Urwald 2”は、ディレイをかけたリズムに、スムースな音色のシンセ、それに歌い上げるVoと言う頓珍漢な曲です。最後のワウGは? ★B5 “Der Mond”は、シンセで作ったリズムに、ハワイアンなスライドG、それにVoと言う、これまた不可思議な曲で、合ってないシンセも出現! ★B6 “Träum' Von Mir”は、リズムマシンに、呼吸音?のような呻き声と調子っぱずれのシンセから成る曲。 ★B7 “Aus Lauter Liebe”は、お得意のトイピアノの弾語りですね。もうヤケ糞なんでしようか? まあ、ここに紹介した記載は其々の曲の部分的なところだけですが、一曲一曲にたんまりと面白いアイデアやアレンジが施されていて、とても書き切れるものではないです。その位、良く考えられた(?)曲が詰まった面白アルバムなので、Zick Zackや初期のNDWがどんなカラーを持っていたかを知るには格好の音源です❗️なので、そこら辺に興味がある方は是非とも聴いてみて下さい。今は、日本のSuezan Studioから、ボートラ付きCDで再発されていますので、そちらの方が入手し易いかも! side Frühsommerseite A1 “Motor Im Kopf” (2:37) A2 “Der Kleine Koch” (2:01) A3 “Ich Lieb' Sie” (1:54) A4 “Lied An Die Freude” (3:14) A5 “Wer Denkt Mich” (3:12) A6 “Luft Im Kopf” (3:18) A7 “!Viva!” (2:35) A8 “Du, Nur Du” (2:49) A9 “Kornblumenblau” (0:32) side Spätsommerseite B1 “Urwald 1” (3:22) B2 “Nix Zu Spät” (2:32) B3 “Wartet Auf Mich” (4:01) B4 “Urwald 2” (2:47) B5 “Der Mond” (2:47) B6 “Träum' Von Mir” (1:47) B7 “Aus Lauter Liebe” (2:05) https://youtu.be/Z2j281Gaxaw?si=cErsv3S3chCmjlbr #AndyGiorbino #LiedAnDerFreude #ZickZack #FirstAlbum #Original #NeueDeutscheWelle #GermanNewWave #SynthPop #Electro #Experimental #Guitar #Synthesizers #ToyInstruments #Guests #HajoBauer #Ivanhoe! #JäkiEldorado #GittaL.AusE. #RajoCrash
Neue Deutsche Welle (German New Wave) / Synth Pop Zick Zack 不明Dr K2
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Be-Bop Deluxe “Sunburst Finish”
今回は、Bill Nelson繋がりで、Be-Bop Deluxeを紹介します。元々は、1972年に、Bill Nelson (Vo, G, Songwriting)が中心となって、英国West YorkshireのWakefieldで結成されたバンドで、その時のメンバーは、Nelsonの他に、Ian Parkin (G), Robert Bryan (B, Vo), Nicholas Chatterton-Dew (Drs), Richard Brown (Kbd)でした(Richard Brownはその年の12月には脱退)。名前からすると、ビーバップを演っていそうでしたが、彼等は全くそのような音楽は演ってはいません。また、David Bowieとも比較されたりしていましたが、Nelsonはその比較を嫌がっていました。それで、彼等は、EMI傘下のHarvest Recordsと契約し、1974年に、ファースト・アルバム”Axe Victim”をリリース、そしてツアーに出ていますが、Nelsonは、メンバーを一新し、Cockney RebelのPaul Jeffreys (B)とMilton Reame-James (Kbd)を加入させ、またSimon Fox (Drs)も誘いますが、JeffreysとReame-Jamesは直ぐに脱退し、代わりに豪州のMississippi and Healing Forceに在籍していたCharlie Tumahai (B, Vo)が1974年後半に加入します。このラインナップで、セカンド・アルバム”Futurama”を1975年に録音しています。この時、ツアー・メンバーであったAndrew Clark (Kbd)がゲスト参加しており、後に正式に加入しています。このラインナップは、1978年のバンドの解散まで続きます。彼等の音楽は、プログレやグラム及びハードロックの美味しい所をスタイリッシュに取り入れており、本作品でもあるサード・アルバム”Sunburst Finish”からのシングルカット曲”Ships In The Night”には、Billの弟Ian Nelson (Sax)も参加しており、Be-Bop Deluxe史上、最も売れました。また、このアルバムでは、初めて、EMI専属のJohn Leckieがプロデュースにも携わっており、最後のアルバム”Drastic Plastic”まで、更には、Bill Nelson’s Red Noiseまで続きます。そうして、米国ツアーの時に着想を得た組曲を含む、4枚目のアルバム”Modern Music”を同年1976年にリリースし、翌年1977年には、ライブ・アルバム”Live! In The Air Age”を出しています。そうして、1978年に、彼等は仏南部のJuan-Les-Pinsで録音した5枚目のアルバム”Drastic Plastic”をリリースしますが、このアルバムは、パンクやニューウェーブそしてDavid BowieのBerlin3部作からの影響を強く受けており、バンド活動初期のプログレやギターロックからのスタイルとは大きく方向転換しています。ただ、このような大きな音楽性の変化故に、NelsonはBe-Bop Deluxeを解散することにしたようです。その後、NelsonはClarkと共にRed Noiseを結成し、1枚のアルバム”Sound-On-Sound”を制作後、ソロ活動を始めています。 と言う訳で、本作品”Sunburst Finish”について紹介していきたいと思います。まず、この時の参加者は、Bill Nelson (Vo, G, Harmonica, Perc, Bells), Andrew Clark (Kbd), Charles Tumahai (B, Vo, Perc), Simon Fox (Drs, Perc)で、ゲストとしてIan Nelson (Alto Sax [A3])とAndrew Powell (Orchestral Arrangements [B3, B4])も参加しています。まだ、この頃までは、何れのアルバムも”ギター”をモチーフとしたアルバム・タイトルやジャケ写で、まだ、グラム・ロックっぽさがありますね。それでは、各曲について紹介していきたいと思います。 ★A1 “Fair Exchange”は、初っ端から元気一杯の「これぞ!グラム・ロック」な曲で、曲自体もノリが良くてグー!NelsonがGを弾きまくってます。 ★A2 “Heavenly Homes”は、ゆったりまったりしたバラード調の曲で、リリカルなピアノに合わせて、Voもしっとりと歌い込んでいます。 ★A3 “Ships In The Night”は、Kbdの刻みが特徴的なイントロで始まる良質なポップ・ミュージックで、Bラインもカッコ良いし、間奏でのIan NelsonのSaxやClarkのオルガンもグー! ★A4 “Crying To The Sky”は、ややしつとり系の曲で、優しく歌うNelsonのVoや間奏での激情的Gソロも聴きどころですね。 ★A5 “Sleep That Burns”は、間奏にスパニッシュなテイストを入れたりするやや複雑な構成の曲で、NelsonがGを弾きまくっているのにも、痺れますね。 ★B1 “Beauty Secrets”は、アコギで始まり、ピアノやオルガンなんかも使った如何にもゴージャスなアレンジの曲です。 ★B2 “Life In The Air-Age”もB1に連続して、パーカッションから繋がる曲で、ここでもNelsonのGとVoは生き生きとしていて、カッコ良いです。 ★B3 “Like An Old Blues”は、とにかく艶のあるゴージャスだけれども、跳ねるようなブギのリズムが心地良い曲です。間奏でもGやハーモニカは弾きまくりです。 ★B4 “Crystal Gazing”は、アコギとストリングスで始まるしっとりしたバラードで、Powelのアレンジが効いてます。 ★B5 “Blazing Apostles”は、ノリの良いGを全面に押し出した曲で、それを支えるハモンド・オルガンも絶妙な隠し味になっています。あと、曲構成自体は複雑です。 このアルバムでのBe-Bop Deluxeは、プログレ要素を含んだグラム・ロック的なノリで、まだまだシンセなんかも殆ど使っておらず、古いタイプのブギ的な曲が多いですね。それが良いとか悪いとかは別にして、そう言う時代性を上手く反映していたのではないかと思われます。まあ、曲構成も複雑なのは、プログレの影響なんですが、それをポップ・ミュージックに落とし込んだのが、素晴らしいです❗️是非ともご一聴を! A3 “Ships In The Night” https://youtu.be/FSYDqLmnYEA?si=iG-239E9Ym0brm2V [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kuh7ruwClwnIPoDIICtt4xPoUZ1IIYemc&si=EXAYoFo6s9mrOxFV #Be-BopDeluxe #SunburstFinish #Fame #HarvestRecords #Reissue #GlamRock #ProgressiveRock #PopMusic #Guitar #BillNelson #AndrewClark #CharlesTumahai #SimonFox #IanNelson #AndrewPowell
Glam Rock Fame (Harvest Records) 不明Dr K2
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MANHATTAN ART & ANTIQUES CENTER 続き
MANHATTAN ART & ANTIQUES CENTER マンハッタン・ミッドタウン 2nd AV が56STと交差する角にある MANHATTAN ART & ANTIQUES CENTER は、1974年創業 全米最大級のアンティークギャラリーの一つ ビル全体がアンティ-クショップの集合体で、 100 のギャラリーと 40 以上のカテゴリーを擁する あらゆるカテゴリーの美術品や骨董品のアメリカのトップ ディーラー・個性的なショップが軒を連ねる。 文豪ヘミングウェーの息子さんが経営 アフリカモノを扱う THE HEMINGWAY AFRICAN GALLARY (ショップカードを最後から2ッ目に入れました)など等 3 っのフロアに骨董品、美術品、装飾品、銀、宝飾品、 ヨーロッパ、アジアやアフリカ美術、 骨董品、真鍮、ガラス、コイン、時計、本などの 美しく、魅力的で、ユニークなものがすべて揃った、まさに宝の山 このビルの地階の 「TIME GALLERY」という20坪ほどの店 まるで私の為に、時計たちを揃えておきました・・・と言わんばかりの店で、 定点観測ポイントとして、足繁く訪れたものです。 時間の許す限り、飽きず眺め・逍遥する・・・・ 結果 何台かのアンティク・クロックが太平洋を渡ることになって、いくつかの物語が生まれました。 本棚の 市田 幸治 著「ニューヨーク:アンティーク情報」を久しぶりにめくってみました。 なんとその第1章が「マンハッタン・アンティーク・センター」でした。 著者の市田さんは西武でアートディラーをやられていたキャリアの持主で、 当センタ―に3坪ほどの「TOKYO ART SALON」を 出店していたとのことでした。 全く存知ませんでした。 最後の画像です。
ART & ANTIQUES Gallary TIME Gallary New York Manhattan0318
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Lee Ranaldo “Scriptures Of The Golden Eternity”
Lee Ranaldo、彼の名前はSonic Youthのギタリストと言った方が良く分かるだろうか? と言う訳で、今回は、Ranaldoのソロとしてはセカンドに当たるアルバム”Scriptures Of The Golden Eternity”を紹介しましょう。まあ、皆さんもSonic Youthのことを含めてLee Ranaldoの方は良く知っているとは思いますが、恒例ですので、彼のバイオグラフィーを紹介します。Lee Ranaldoは、1956年2月にNYCのロング・アイランドのGlen Coveに生まれ、Binghamton大学で芸術を学んでいます。彼のNYCでのキャリアは、Rhy ChathamとのGuitar TrioやThe Fluctsと言ったバンドでギターを弾くことで始まり、その後、Glenn Brancaのエレキ・オーケストラに参加することになります。1981年に、RanaldoはDavid Lintonと、Truus de Grootが結成したPlus Instrumentsにちょっとだけ参加し、そのラインナップで、アルバム”February - April 1981”をリリースしています。そのリリース後に、Thurston MooreとKim Gordonと一緒にSonic Youthを結成することになります。そして、Sonic Youthをやりながらも、ソロ活動も並行して行うようになり、1987年に、彼の最初のソロアルバム”From Here To Infinity”をリリースしており、ロックト・グルーヴで終わるレコードでした。その後も、ソロでスポークン・ワードと音とを合わせた作品”Dirty Windows”やギターによる断片から成る作品“Amarillo Ramp (For Robert Smithson)”、そして、本作品でもある“Scriptures of the Golden Eternity”などをリリースしていきます。その一方で、Ranaldoは書籍(“Drift”, “Bookstore”, “Road Movie”や”Moroccan Journal”)も出しており、それらにはLeah Singerの写真や絵が多く含まれています。また彼は、Soft Skull Pressより”Jrnls80s”とか、Cynthia Connollyの写真を使った詩集”Lengths & Breaths”も出版しています。それで、2011年にSonic Youthが解散すると、Ranaldoは、2012年初頭にソロアルバム”Between The Times And The Tides”をMatador Recordsよりリリースしていますが、この作品は、彼のソロの中で、初めてのポップ・ロックなアルバムになっています。Ranaldoは、2013年に、Alan Licht (G), Steve Shelly (Drs: 元Sonic Youth), Tim Lüntzel (B)とでThe Dustと言うバンドを結成し、Lee Ranaldo and the Dust名義でアルバム”Last Night On Earth”をリリースしています。翌年には、オール・アコースティック・アルバム”Acoustic Dust”をリリースし、ソロやThe Dustの曲だけではなく、Niel YoungやSandy Dennyなどのカバー曲も収録されています。今回は、ここら辺までにしておきます。 それで、Lee Ranaldoのソロアルバム”Scriptures Of The Golden Eternity”の内容ですが、A面1曲/B面2曲を収録していますが、A面は1988年7月18日でのNYC Knitting Factoryでのライブ音源を、B面2曲は1989年11月28日での同所でのライブ音源をそのまま収録しており、全てはギターとテープとヴォイスのみで演奏されて音源で、それに後から音を加えたりはしていないとのことです。 A面は、ギター・ドローンが延々と続き、やがてラジオのような音(恐らくテープ音)や語りのようなヴォイスなんかも聴こえてきて、その内、様々な物音のループ(これもテープ音と思われます)に取って代わられ、更に地声によるヴォーカリゼーションも乗っかってきて、極上のインダストリアルな作品になっています。ある種の物語性もあるようで、全然飽きません。 B面のB1は、ギターノイズのショートループを延々と繰り返しながら、段々と音が荒ぶっていき、最後にはギターノイズそのものに置き換わっていると言う秀逸な曲です。 B2は深いエコーを掛けたフリーキーなギターノイズから始まり、やがてそれがいつの間にか「ノイズの雲」のように変化していき、思わず、引き込まれてしまいます。 総じて、本作品は、元祖ノイズ・ロック・バンドSonic Youthのギタリストによる秀作だなと唸ってしまいました。そんなLee Ranaldoのソロ作品ですが、彼のポテンシャルを体感したい方或いは彼の過去を知りたい方には一聴をお勧めします。ただ、それ程、「楽しい」音楽ではありませんので、気になる方だけ聴いてみて下さい❗️ A “Scriptures Of The Golden Eternity” B1 “Naked & Alone At The Knitting Factory I” B2 “Naked & Alone At The Knitting Factory II” [full album] https://youtu.be/n4yQ1wKW_kI #LeeRanaldo #ScripturesOfTheGoldenEternity #FatherYod #Experimental #Industrial #Drone #Live #SoloAlbum #SecondAlbum #SonicYouth #Guitar #Tape #Voice
Experimental / Industrial / Drone Father Yod 不明Dr K2
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A Certain Ratio “Force”
今回は、英国のA Certain Ratio (以外、ACRと表記)の4枚目のスタジオ・アルバム”Force”を紹介します。まあ、Factory Recordsと共に歩んできたバンドではありますが、ACRはこのアルバムを最後に、Factory Recordsを離れ、A&M Recordsに移ります。ACRのバイオグラフィーについては前回、デビューアルバム”To Each….”までは書きましたが、その後について補足しておきます。デビューアルバムをリリースした時点ではメンバーはDonald Johnson (Drs), Jeremy Kerr (B, Vo), Martha Tilson (Vo), Martin Moscrop (Trumpet, G), Peter Terrell (Electronics, G), Simon Topping (Vo, Trumpet)の6人組で、このメンバーで、セカンドアルバム”Sextet”を1982年1月にリリースします。アシッド・ジャズとファンクとラテン・ミュージックが混ぜ合わさった、このアルバムは、初のセルフ・プロデュースで、かつ英国アルバムチャートで55位まで行きます。同年11月に、ACRは、Tilson抜きで、Andy Connell (Kbd, Perc)を加えて、3度目のBBC Radio 1に出演します。1982年11月に、ACRはサード・アルバム”I'd Like to See You Again”をリリースし、インディーチャートで2位になりますが、この作品は米国のラテン・ディスコやファンクバンドCameoの影響が強く、評論家からは賛否両論でした。この年の末に創設メンバーのToppingとTerrellが脱退しています。しかしながら、翌年10月にACRは、Carol McKenzieをヴォーカルとして、シングル"I Need Someone Tonight"をリリースし、バンドを立て直します。更に、KalimaのTony Quigley (Sax)が1984年後半-1985年まで加入し、3枚のシングルを出しています。1985年に、ACRはセルフ・コンピ・アルバム”The Old And The New”を作製、1986年1月にリリースしています。ただ、1985年にはConnellがSwing Out Sisterを結成する為に脱退しています。そうして、5枚目のアルバムである本作品”Force”が1986年11月にリリースされます。この時のメンバーは、Jeremy Kerr (Vo, B, Tapes), Martin Moscrop (G, G-Synth, Trumpet), Andy Connell (Piano, Vocoder, Synth, Sampler), Anthony Quigley (Sax), Donald Johnson (Drs, Back-Vo)で、ゲストとしてTom Barnish (Trombone), Corinne Drewery (Vo), Paul Harrison (Yamaha DX7 Bass Programming)も参加しています。本作品は批評家受けも良く、翌年1月のChannel 4のTV番組The Tubeに出演して、ライブを披露しています。この後、1987年に、ACRは米国のA&M Recordsと契約し、活動していきます。今回のバイオグラフィーはここまでとします。 それで、本作品ですが、内容からすると、最早ポスト・パンクのカケラもなく、第一印象は、ファンクと言うか乗り乗りのダンス・ミュージックですね(それが良いかどうかは関係なく)。このアルバムからシングルカットされた曲”Bootsy”には、Tom Barnish (Trombone)とSwing Out SisterのCorinne Drewery (Vo)がゲスト参加しています。ACRの音楽ではホーン類がふんだんに使われており、また専属のキーボード奏者もいることで、全体としてゴージャス感に溢れてます。しかしながら、ファースト・アルバム”To Each….”を聴いたリスナーやポストパンクからのリスナーにとっては、この余りにもストレートなダンスミュージック振りはどうかとも思います。と思う反面、A4 “Naked And White”の低音シンセの音はギグっときました。また、シングルカットされたB1 “Mickey Way”のほぼインストな曲の押し寄せるグルーヴ感も堪能できます。B3 “Take Me Down”のデジタル・ファンクへの傾倒なども興味深いです。まあ、陰キャの私には、このアルバムは余り馴染めなかったのも正直な感想ですが、ダンス・ミュージック好きな方にはお勧めしますよ。きっと気にいる曲があると思います! https://youtu.be/1Qh1RKrcVUk #ACurtainRatio #Force #FactoryRecords #5thStudioAlbum #Funk #DanceMusic #JeremyKerr #MartinMoscrop #AndyConnell #AnthonyQuigley #DonaldJohnson #SwingOutSister
Funk / Dance Music Factory Records 不明Dr K2
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Yazoo “Upstairs At Eric’s”
初期Depeche Modeの頭脳だったVince Clarkeが自身の音楽を思いっ切りやる為に結成したのが、このYazoo (北米ではYazと表記)です。元々、Vince Crackers とAlison Moyetの2人は、Essex州Basildonの学生時代の土曜学校の生徒でしたが、面識はなかったみたいです。Yazooのメンバーは、先述のClarke (Synth)とMoyet (Vo)と言う最小限のデュオです。パンクバンドScreamin' Ab Dabsが解散してしまったMoyetが、雑誌Melody Maker誌に出していたメン募で、Clarkeが反応し、結局、1981年後半に結成されています。結成して18ヶ月の内に、彼等は、”Upstairs at Eric's”と”You and Me Both”と言う2枚のアルバムを出しています。それらはClarkeのシンセのメロとMoyetのブルージーでソウルフルなヴォーカルが上手くブランドされた音楽でした。それで、彼等は商業的にも成功したのですが、1983年5月に分裂してしまいます。その後、ClarkeはErasureを、Moyetはソロで活動していますが、2008年に、実に25年振りにYazooとして再結成し、英国、欧州、北米ツアーを成功させています。それで、もう少し詳しく書きますと、結成当初、MoyetはClarkeから返事が来たことに驚き、またシンセでブルースっぽい曲なんて無理と言っていましたが、一方、Clarkeの方は、パンクバンド時代のMoyetのライブを観ており、また、彼自身、現代的なR&BバンドDr Feelgoodのファンでもあったので、上手くいくと確信があったようです。それで、Clarkeは”Only You”と言う曲を書き、MuteのDaniel Millerにそのデモテープを送りましたが、余り良い反応は無かったようです。それでも、Millerは彼等にシングルを出すかアルバムも一緒に出すか?と尋ねてたそうです。また、Yazooと言う名前も、昔からあるブルースのYazoo Recordsとダブる為、使用許可の為に、高額な使用料を払ったらしいです。それと、北米には既にYazooなるバンドもいた為、北米ではYazと表記していました。そして、MuteのBlackwing Studiosは、当時、Depeche ModeやFad Gadgetが主に使っていたので、Yazooは早朝しか録音に使えず、苦労したそうです。それで、1982年3月に、シングル”Only You”がリリースされ、英国シングルチャートで2位になります。そして、早朝の録音も漸く完成して、本作品でもあるファースト・アルバム” Upstairs at Eric's”が1982年8月に英国でリリースされ、英国アルバムチャートで2位まで行きます。米国でもそこそこ人気が出て、ビルボード200アルバムチャートで、92位まで行きます。この続きは次回にまた今度書きますね。 それで、Yazooのファースト・アルバムである本作品の内容について紹介していきます。先ず、ジャケ写がイカしてますよね。これだけで聴きたくなります。Moyetのヴォーカルは力強い歌い方で、彼女がヴォーカリストとして才能があるのは分かりますし、また、聴き込むと彼女の歌い方にはブルースやソウルの要素が多分に含まれていることが感じ取れます。その最たる曲が、A5 “Midnight”で、実にソウルフルに歌い上げています。また、B4 “Winter Kills”ではしっとりとしたバラードをMoyetのピアノで弾き語りしており、アルバム中、異色な曲になっています。一方、Depeche Modeの初期の曲を殆ど作っていたClarkeのシンセには、何処となくDepeche Modeっぽいリフと言うかシーケンスを感じますね。その中でも、A4 “I Before E Except After C”では、Ericの母親の声やClarkeの肉声(?)等で始まる実験的な曲も含まれていますが、こう言う曲は流石にDepeche Modeではやれなかったんでしよう。また、A6 “In My Room”でも、D. Davisの声を使ったりしています。先述のように、MuteのMillerは最初、余り乗り気では無かったこと、早朝にしか録音が出来なかったことなどから、プロデュースは、シングルカットされた数曲のみMillerがプロデュースとシンセの演奏で絡んでいますが、プロデュースの殆どはYazooの2人とBkackwing StudiosのオーナーEric C. Radcliffeでやっていますね。また、B3 “Situation”は、François Kevorkianによるリミックス・ヴァージョンが収録されており、かなりフロア寄りのミックスになっています。なお、個人的に好きな曲は、疾走感のあるB2 “Goodbye Seventies”ですね。このアルバムは本当にエレクトロ・ポップとしては良く出来ていますので、このアルバムを聴いた時には、きっと好きな曲は少なくとも1曲は見つかるでしょう❗️ B1 “Only You” https://youtu.be/a4g5MeonGYM [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lGR5cNXnV9VgOAcj4x5NRA2tH9wg5Q0aI #Yazoo #Yaz #UpstairsAtEric’s #MuteRecords #SireRecords #ElectronicPop #SynthPop #Ex-DepecheMode #FirstAlbum #VinceClarke #AlisonMoyet #Don’tGo #OnlyYou #Situation #Remix
Electronic Pop Mute Records / Sire Records 不明Dr K2
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Chrome “3rd From The Sun”
久しぶりに米国西海岸最強のハイパーサイケデリック・ガレージ・オルタネイティブ・バンドChromeのアルバムを紹介します。フルアルバムとしては6枚目に当たる”3rd From The Sun”です。彼等のバイオグラフィーは前回までのを参照して下さい。また、本アルバムでのメンバーは、Hilary Stench (B), John Stench (Drs, E-Drs), Helios Creed (G, Electronics, Vo), Damon Edge (Synth [Moog], Electronics, Vo)となっていますが、勿論、曲作りやミキシング及びプロデュースはEdgeとCreedの2人です。それとEdgeと結婚する仏シンガーFabienne ShineがB面2曲でバッキング・ヴォーカルとして参加しています。また、この時期、初期Chromeの音源を纏めた6枚組の”Chrome Box”がSubterranean Recordsからリリースされていますが、そのボックスの面に描かれたGehenna Lionが、大々的に本作品の表ジャケにもなっています。 それで内容ですが、ドラムの録り方が、4枚目のアルバム”Red Exposure”に少し似ていて、初期のガレージっぽいバシャバシャした音ではなく、ややファットな音色になっています。しかし、疾走感や重さは保たれており、変調Voやプランジャー全開のギターのリフからは、正しく”Chrome”節とも言える独特の音楽になっています。なので、この時期のChromeの音作りとしては、一応の完成形ではないかと思います。それと、ゲストのShine嬢の声は曲の不気味さも相まって、ピッタシです。ただ、収録曲がやや少ないのが、ちょっと物足りないですね。とは言え、安心して聴くことができると言う意味でも期待通りの出来だと思います。なので、唯一の国内盤”Red Exposure (赤い露光)”が好きな方なら、抵抗なく聴くことで出来ますので、是非とも聴いてみてください。でも、まあこの作品はどちらかと言うととコレクターズ・アイテムに近いかも? https://youtu.be/CJbyFMMlIDY #Chrome #3rdFromTheSun #Don’tFallOffTheMountain #Psychedelic #Garage #Electronics #AlternativeRock #DamonEdge #HeliosCreed #HilaryStench #JohnStench #WestCoast
Alternative Rock Don’t Fall Off The Mountain 不明Dr K2
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Logic System “Logic”
まあ、何でこのレコードを買おうとしたのかは良く覚えていませんが、多分YMO(因みに私はanti-YMOです)の4人目とメンバーとも言われていた、通称タンスと呼ばれる巨大なモデュラーシンセやシーケンサーなとを操っていた松武秀樹に興味を抱いたからです。それでは、彼のバイオグラフィーを簡単に。松武氏は1978年リリースの坂本龍一のソロアルバム「千のナイフ」に参加したことから、後のYMOに1978年〜1982年の間、参加しています。1981年には、彼自身の音楽を演奏するユニットとして、Logic Systemを立ち上げ、2020年までにアルバムを多々出してきています。また、1988年にはビデオゲーム音楽グループAkihabara Electric Circusを結成し、また1996年には、ビデオゲーム”Guardian Heroes”の音楽も担当しています。現在、彼はJapan Synthesizer Programmers Association (JSPA)の理事長を務めています。簡単に書くと、所謂、シンセのプログラマーとして作曲、編曲、打ち込みをやってきている訳です。 本作品は、まだ、YMOのヘルプをしていた頃に、ソロユニットとしてリリースされた作品ということになります。それでは本作品を紹介していきましょう。このアルバムには大村憲司 (G)と玉木宏樹 (Vln)がゲスト参加していますが、作曲や編曲はほぼほぼ彼一人でやっています(ただし、エンジニアは多い)。何となくYMO臭がするのも仕方ないんですが、取り敢えず、同時代性と言うことでご勘弁をってな感じです。この時代には打ち込み自体が困難で、せいぜい、Rolandのsyncで同期させていたようにも思えます。そんな中にあって、松武氏の手腕は憧れでもありましたねぇ。MC-3なんて夢のまた夢でしたから。それにタンス(巨大なMoog製のモデュラーシンセ)なんてのも殆ど出回ってはいなかったですからね。ただ、本作品の内容は、そう言ったハードの部分ではなく、音楽として語られるべきであるとは思います。とすると、本作品は割と「無味無臭」と言う感想になってしまいますね。勿論、カッコいいところとかもあるのですが、コレと言った突出するモノに欠けるようにも思います(これはあくまで私個人の感想)。しかしながら、この手の音楽が、モデュラーシンセの安価化及び軽量化もあって、アマチュアでもできるようになったのは松武氏の啓蒙と普及の賜物と思います。そんな訳で 1981年には最新の音楽だったLogic Systemの”Logic”、気になった方は聴いてみて下さい。きっと発見があるかも知れませんよ❗️ “Unit” https://youtu.be/PQS88YgAP9k [full album] https://youtube.com/playlist?list=PLjIuADMrDKIbkC-9rC9pIzZWKGj1Savnl #LogicSystem #Logic #EMI #TechnoPop #HidekiMatsutake #松武秀樹 #Synthesizers #Programming #Moog
Techno EMI (Express) 不明Dr K2
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P•A•L “M@trix”
1990年後半-2000年頃に、一世を風靡した(或いは今でも?)テクノイズ。久々に聴いてみた。聴いたのは、Christian PallentinのソロユニットP•A•L。Discogsでは2018年にこのユニットは終了(或いは他界?)とのこと。そのジャンル名から、TechnoとNoiseを融合させた音楽なのだが、Gabbaとかとどう違うのかは、私には良くわかりません。ノイズ側からすると、その起源はスペインの伝説的ノイズユニットEsplendor Geometricoにその起源を言及することが可能です。そのE.G.自体もリズムマシンと最小限の電子音やVoiceで、今でも活躍していますが、彼等がテクノの文脈で語られることは稀です。一方で、近年のテクノ・シーンではテクノイズへのアプローチをするアーティストも多いようです。まあ、T.G.やSPK、Cabsなどのインダストリアル・バンドも元々、リズミックなノイズ・ミュージックもやっていた訳なので、先述のE.G.ほ勿論のこと、ノイズ側にはそのようなアプローチは既に内包されてきているのだなとも考えられます。そんなことを考えながら、聴いていました。それとも、一つ、欧州2大テクノイズ・レーベルAnt-Zen(このレーベルの傘下にHymen Recordsがある)とHandsの復興とその後の沈静化は、テクノイズの乱痴気騒ぎの鎮静化に繋がっているようです。Hymen Recordsでは、”Technoid Noise for Collapsing People”とのコンセプトで、それはインダストリアル・ミュージックよりIDM (Intelligent dance music)寄りの音楽形態のことを指すようです。なので、単にダンス・ミュージックの範疇を越えて、聴取だけで成り立つ音楽と言うみたいです。 以上がテクノイズの定義とその変遷などですが、P•A•Lの本作品について紹介していきます。今回、改めてP•A•Lについて調べてましたが、どの国のアーティストだとかについての情報は、検索にしてもヒットしませんでした(知ってる方は教えてください)。ある雑誌のインタビューでは、彼は、最初はハードロックが好きで、それらを聴いていましたが、その途中でTangerine DreamやKlaus Schluze と言ったBerlin Schoolと言われる電子音楽(勿論Kraftwerkも)に興味を持ち始めます。1980年代にはフリージャズも好きだったらしいですが、その後に、初期インダストリアルi・ミュージックの中でもT.G.やCabs, SPKに影響を受けたとのことです。そんな中で、彼は、1993年に自分の機材をレベルアップし、自分の曲を録音して、カセット作品”Concrete Rags”を自主制作でリリース。その後の1994年に、当時、独逸の新興レーベルであったAnt-Zenより、カセット作品”Plugged / Live”をリリースしています。1995年に、Ant-ZenよりCD作品”Signum”をリリース。その際、自分の苗字(C. Pallentin)から最初の3文字を取ってP•A•L名義にしています。その後、彼は2011年まで、P•A•Lとして活動しています。A1-3までは彼自身のミックスによる曲で、A4-5, B1-3は、Gabba系〜テクノイズ系の他のアーティスト(Beefcake, Kybernaut, Imminent Starvation, Synapscape, Ultra Instinct)によるリミックスを収録しています。まあ、一言で言ってしまえば、ドラムマシンやサンブラーを多用したリズミックでテクノイドな音楽ってことなんでしょうが、四つ打ちだけではない色んなリズムのヴァリエーションを楽しむことが出来ます。機械のようなマシンビートがカッコいいですね。なので、リズムの無いノイズとかインダストリアルは苦手だと言う方やもう少し刺激のあるテクノがないかなと言う方にもお勧めします。 “Megadrive” https://youtu.be/_-rS9dHnXr0 “Metrium (Remix by mminent Starvation)” https://youtu.be/7RICBbzjWM8 #P•A•L #M@trix #HymenRecords #Technoise #Remix #Industrial #RhythmicNoise #IntelligentDanceMusic #Ant-Zen #ChristianPallentin
Technoise Hymen Records 不明。Dr K2
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V.A. “Partysnäks”
これまた、NDWモノと思って購入したブツだと思います。NDWの中てもINK Recordsは、Düsseldorfのレーベルで、自身もCrooxと言うバンドをやっているMike Schmidtが運営しており、1980代のNDWから1990年代のエレクトロニカへシーンを牽引した重要レーベルです。それを踏まえた上で、各バンドについて紹介していきます、 A1: Crooxは、先述したようにレーベルオーナーも参加しているバンドで、メンバーはMike Schmidt (Synth, B, Vo), Nine ことSabine Niedergassel (Synth, Vo), Clemens (Clemenz) (Vo, Perc), CrashmanことGerd Gaida (G, Vo), Kay Wolde (Drs)です。ここではニューウェーブなリズムマシンとシーケンサーによるベースラインに独特の独逸語Voが乗る曲で、最後にSaxも挿入してきます。安定の出来ですね。 A2 Ela Eisは詳細不明。ドコドコした生ドラムとギターの刻みにスポークン・ワーズの様な女性Voが乗っかる変な曲。 A3 Topolinosで、オール女性バンドで、メンバーは、Sabine Wolde (Crooxのメンバーでこのバンドの呼びかけ人), Claudia BrückenとSusanne Freytag (この2人はのちにPropagandaのメンバーになります)です。リズムマシンと2人の女性Voに、リコーダーのような音とオルガンが効果的に入ってくる曲。 A4 Lunaparkで、メンバーはBurkhard Ballein、Klaus Gebauer (Vo), Reinhard Benischで、本メンバーにSigi Domkeもいたらしいです。生ドラムを使い、割とポストパンクな曲で、シリアスな雰囲気です。 A5 Gift Gibt Kraftは、Andreas Müller-EckhardとEugen Egnerのデュオです。生ドラムにベースの比較的単純なフレーズの上に、ギターのアルペジオが鳴らされ、ユーモラスなVoとBanjoが乗ってくる曲。トランペット(?)のソロあり。 A6 Jazz-O-Matで、Reifenstahl のGerd Gaidaのソロユニットです。キーボードがリズムを刻み、その上をギターが弾きまくる愛嬌のある曲。途中女性コーラスあり。 それではB面に移ります。 B1 Bera Maorで、CrooxのMike Schmidtのソロユニットらしいです。生ドラムとベースのシーケンスに、割とまともな(?)キーボードや女性Voが絡むやや可愛らしい曲で、生ドラムのハンマービートが心地よい。 B2 Europaで、メンバーはFranz Bielmeier (G; Fehlfarbenの前身バンドCharley's GirlsとかMittagspauseのメンバーでもある), Klaus Audersch (Dr), Peter Stiefermann (B), Petra Kleinsorg (B, Vo), Rolf Appelbaum (G), Viridiana Audersch (Synth, Per, Vo)です。ドンドコした生ドラムに太いベースと鉄琴に合わせて、落ち着いた感じで歌うVoがしっとりと決めてくる雰囲気のある曲。 B3 Reifenstahlで、Gerd Gaida (CrooxのG, Voでもある)とMathias Rappのデュオ。バンドクラップに合わせてユーモラスな男性コーラスが乗ってくるが、ギターやSaxはノイズっぽかったりする一方で、フルートらしき音も聴かれる。オモチャ箱をひっくり返したよう。 B4 Kunst=Stoffですが、詳細は不明。重いベースラインのシーケンスとリズムマシンによる曲で、エフェクト音やシンセ音が面白いミニマルですね。割とシリアス。 B5 Don Bartnickですが、この人はこのレーベルの3大アーティストの一人。CrooxのClemens GolzとMike Schmidtとで7㌅を1枚出しています。リズムマシンに合わせて、手弾きのベースシンセと共に、子供の様なVoと酔っ払いの様なVoがコール&レスポンスしており、音作りも含めてNDWらしい曲。 INK Recordsのメンバー及び関連パンド大集合のコンピなので、これを聴けば、INK Recordsの大体の傾向は分かります。なので、興味のある方は是非是非聴いてみて下さい。私的には、このレーベルの音楽は、NDWをある意味最も体現していると思いますので、当時のNDWシーンの雰囲気が分かりますよ❗️ Croox “Mensch & Ton” https://youtu.be/kkS1ikUvYTU Reifenschtahl “45 Sterne” https://youtu.be/89_8YB5QOro Don Bartnick “Der Koffer Aus Rio” https://youtu.be/Md8aJEDJ9BA Topolinos “Mustafa” https://youtu.be/J61nwXNIm_M Bras Manor “ Männer” https://youtu.be/tICPRIDulDU #VariousArtists #Partysnäks #INKRecords #Compilation #MikeSchmidt #NeueDeutscheWelle #GermanNewWave #Croox #ElaEis #Topolinos #Lunapark #GiftGibtKraft! #Jazz-O-Mat #BeraMaor #Europa #Reifenstahl #Kunst=Stoff #DonBartnick
Neue Deutche Welle (German New Wave) INK Records 不明。Dr K2
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V.A. “17.6.82 SO 36”
これも、ひょんな事から購入し、忘れていた一枚。今回、掘り起こしました。初め、誰のアルバム?と思ってましたが、1982年6月17日に西ベルリンの伝説のクラブSub Opus 36 e.V. (SO36) で行われたコンサートの記録を編集したコンピでした。SO 36はNYCで言うところのCBGBみたいなPunk〜No Waveなんかが出演できた西ベルリンのライブハウスです。この日のPAはAngelo Plate (Mekanik Destrüktiw Komandöh のメンバー)とHarris Johnsが担当していたようです。装丁は「如何にも」と言う感じで、チープですが、内容も音質も結構良いです(ラインで録音しているようです)。 それぞれのバンドを簡単に紹介したいきますね。 A1, B3はAluで、このバンドはLudwig Papenberg (G, Kbd, DrumBox)とJohannes Vester (Vo, Kbd)に、1981年にNadja Moltが加わってライブが出来る形態になっています。A1ではリズムマシンのバックに中東風のメロディですがダーティなVoが特徴的。B3はリズムマシンとシンセによるベースラインと呪術風の女性Voとが上手く融合しています。 A2はUnlimited Systemsで、メンバーはMarianne Enzensberger (Vo), Ian Wright (J.C. Wrightとも表記: Electronic, Tapes), Ulrike Reetz (Ulli Reetzとも表記: Sax), Lena Japan (G)です。チャカポコしたリズムマシンから成る曲の途中で、いきなり「歓喜の歌」のウニョウニョしたテープ操作に切り替わり、更に 絶叫系VoとすっとぼけたSaxのパートに切り替わる、ちょっと変わったライブトラックです。Ianのテープ操作が冴えています。 A3, B4はDiese Seite (La Noia)で、Hanns Joachim Mennicken (?)とMarkus Aschenbrenner (B) のデュオのようですが、詳細不明です。A3はSaxの独奏に痙攣ギターが切り込んでくる多重録音ような曲。B4では細かいテンポのリズムマシンとテープ音にシンセらしき音が被さってくる切迫した曲。 A4, B2はLeningrad Sandwichで、Annie Lloyd (Vo), Bernhard Kunz (G), Charles Lees (Drs) Dimitri Hegemann (B), Piers Headley (Kbd)の5人組で、1990年頃まで活動していた模様。A4では如何にも!と言うドコドコなリズムに、フェイザーを掛けたGが刻み、ややダウナーなAnnieのVoからなり、最もNDWっぽいバンドです。B2はややパンク調で聴き応えは充分あり。ただ歌詞が英語なのはちょっと寂しい。 B1 Wirkungsgefüge D/Eは全くの詳細不明です。男女Voiceを重ねた様な祈リ(?)の曲。テープを使っていないなら、少なくとも3~4人は参加している模様。そして、「祈り」はテープ操作によつて、段々と崩れていく。これは白眉でした。掘り出しものです! B5はDreidimensionalで、メンバーはAlexander Pohl (Vo, B), Mirko Krüger, Possi , Stefan Gottschlingの4人組で、MirkoはSchuldige Scheitel Tapesと言うDIYレーベルもやっていました。KbdとGの単調なバックに独逸語Voが無表情に乗っかってくる。ドラムもしょぼくてサイコー!(観客には受けてる 笑)! B6はRauschender BeifallはCoyaと言う名義でも活動した4人組みたいですが、メンバーなど詳細は不明。エレピのバックにオペラ調の女性Voが朗々と歌っているが、唐突に素っ頓狂なSaxの乱入で、VoもエレピもKbdもめちゃくちゃになって終わってしまう。 と言う訳で、このライブ・アルバムは入手し難いかも知れませんが、音質も内容も良いので、NDWに興味がある方は見つけたら、絶対ゲットして下さい❗️お勧めです。 Leningrad Sandwich “The Plan” https://youtu.be/XRko1JmSvIc 以下は参考音源です。 Dreidimensional “Fleißig sein“ https://youtu.be/xt9VMi9WW8k Alu “Schlag Mich", "Licht" https://youtu.be/TO5czR0nMZs #VarousArtists #17.6.82SO36 #NeueZeiten #Berlin #LiveAlbum #Compilation #NeueDeutscheWelle #Alu #UnlimitedSystems #DieseSeite(LaNoia) #LeningradSandwich #WirkungsgefügeD/E #Dreidimensional #RauschenderBeifall
Neue Deutche Welle (German New Wave) Neue Zeiten 不明。Dr K2
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Fred Frith “Speechless”
Fred Frithのソロアルバム第五弾が、The ResidentsのレーベルRalph Recordsよりリリースされた、この”Speechless”です。Fred Flithについては、以前にバイオグラフィーを書いてありますので、そちらを参考にしてください。超簡単に言えば、彼は、作曲家、ギタリスト、即興演奏家と言うところでしょうか、その他にもヴァイらオリンやベースなども演奏します。 それで、このアルバムですが、A面では、仏のRIO系バンドEtron Fou LeloublanのGuigou Chenevier (Drs, Tenor Sax, Vo), Bernard Mathieu (Tenor & Soprano Sax, Vo), Ferdinand Richard (B, Guimbarde, Vo), Jo Thirion (Organ, Harmonium)と言った仏のRIO系アヴァン・バンドEtron Fou Leloublanの面々に加え、Tina Curran (録音, 編集), Roger Kent Parsons (Bagpipes), Bob Ostertag (field tape recordings)もバックを固めており、その録音は、1980年7~8月に仏のStudio FreesonとスイスのSunrise Studioで行われています。一方、B面はNYCのMassacreのメンバーであるBill Laswell (B)とFred Maher (Drs)と、それ以外にヘルプで、Steve Buchanan (Snake Sax), George Cartwright (Alto Sax), Mars Williams (Baritone Sax)、Ferdinand Richard (Guimbarde), Tina Curran (録音, B)で一部の曲に参加しており、その録音は, 同じく1980年7-8月にスイスのSunrise Studiosで行われています。また一部ではNYCのCBGBでのMasacreのライブ音源も使われています。それに対して、Frithは G, Vln, Organ, Mellotron, (一部ではB, Drs, Voも)を演奏しています。聴く前は難解な音楽を想像していましたが、聴いてみると、割と素直に聴くことができたと言う印象でした。A面はややユーモアとかエスプリの効いた曲が多いですが、これはEtron Fou Leloublanの演奏によるからなのかな?とも思います。それに対して、B面はMassacreのメンバーの寄るからか、ややシリアスまたはロックっぽいアプローチが試みられており、時にテープの逆回転なども交えて、実験的録音も実践されています。しかしながら、これだけのアヴァンな連中を相手にして、かつ、Frithらしさを保った楽曲を作り上げたのは、流石ですね。Frithらしのは、譜面だけではなく、ギターの音色やフレージングもあるでしよう。結構、フリーミュージック臭さがないので、Fred Flith初心時でも大丈夫ですよ。なので、食わず嫌いではなく、取り敢えず聴いてみましょう、皆さん! https://youtu.be/8ZXiz4f_HBk #FredFrith #Speechless #RalphRecords #Avant-Pop #ExperimentalPop #EtronFouLeloublan #Massacre #SoloAlbum #Guitarist #Composer #Violin #Organ #Bass #Improvisation
Improvisation / Avant-garde Ralph Records 不明。Dr K2
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Matador “Stop! In The Name Of Love”
久々に出ました!Post Punkと言うかNeue Deutsche Welle (NDW)と言うか、Maralia!のメンバーが、新たに組んだバンドが、このMatador (「マタドール」と発音?)です。メンバーはBeate Bartel, Manon P. Duursma, Gudrun Gutの3人、Beate Bartei以外はMaralia!のメンバーでした。彼女らのバイオグラフィーは大体、前回に書きましたので、ここでは省略させて頂きますが、ちょっとだけ補足を。このバンドは、1984年にはプロモ用作品を作製してましたが、実際に活動するのは、確認できる範囲では1987年頃で、ちょっとタイムラグがあります。 それで、本作品ですが、タイトル曲は米国のモータウンサウンドのガールズ・グループThe Supremesの曲のカバーです。また元のカバー曲では、ギターで、Alexander Hacke (Einstrutzende Neubauten)及びBlackyが参加。またリミキサーは、Voov(本名Christian Graupner)のヴァージョン(Oh Oh Boom Mix)とテクノ/EBMバンドKMFDMの創設メンバーでもあり、通称Pigでも知られるRaymond Wattsによるヴァージョン(Garlic Mix)とが収められています。こうなると、Matador云々ではないようにも思えますが、Voovのヴァージョンでは四つ打ちで、丹精なベースラインから成るシークエンスを中心に、Matadorのウィスパー・ヴォーカルをサンプリングなどをまぶした構成になっています。後、Voovサイドには”Sun”のインスト曲も収録されています。一方、Raymond Wattsのヴァージョンでは、リズムは四つ打ちではなく、どちらと言うとドラムマシンのタムを多用したリズム構成で、それに特徴的なヴォーカルのサンプリングやレコードのスクラッチ音などから成る、ややトロピカルな曲に仕上がっています。どちらも面白いので、興味のある方はどうぞ(ダンスミュージックですが)❗️ Matadorによる元曲のカバー。 https://youtu.be/GDk8_IauipE #Matador #Stop!InTheNameOfLove #Normal #Voov #RaymondWatrs #Remix #EP #DanceMusic #EBM
Neue Deutche Welle (German New Wave) NORMAL 不明。Dr K2
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V.A. “Die Neue Tanzmusik Ist …Das Da! 2”
この頃は、NDWモノを集めていたのですが、このコンピもそんな中の一つでした。1983年リリースなので、NDWとしては、やや後期のメンツになっており、知っているグループは少なく、遅れてきたバンドが集められている感じは否めなせん。Trio, Yello, Abwärtsなんかは知っていますが、それ以外のバンドやアーティストは殆ど知りません。だからこそ、面白いのですよ。まあDie Neue Tanzmusik Ist Daシリーズの第二弾ですので、そのタイトル通り、ダンス出来るようなノリの良い曲を集めたと言う印象ですね。如何にもNew Waveらしく、多くのバンドはシンセやキーボードを使っていますが、Trioなんかはいつもと変わらず、DrsとGとVoと言う編成で、どんなバンドより白痴的で先進的ですね。Spider Murphy Gangはエレピを軸に据えているが、余りニューウェーブっぽくは無いです。Extrabreitはパンク上がりのNDWって感じですね。リズムマシンを使った曲を提供しているTom Robinsonは、英国バンドのTRBのTom Robinsonでは無さそう紛らわしい。Yello & Joy RyderやZero Zeroはこの企画にピッタリなニューウェーブなダンスチューン。Ente Vogtsは男女混合Voでチャーミングな洒落乙な曲。Joachim Wittは1980年代にはヒット曲を飛ばしていた大物アーティストみたいです。B面に行って、Jowollは5人組で、女性Voとスパイシーなオルガンが性急なビートに乗ってカッコいいです。Markusも独逸ポップミュージック界では有名らしいです。GeistererやAbwärtsはこのコンピの中では、パンク〜ポストパンクなG, B, Dr, Voと言う編成。Axel B.は本名Axel Breitungで、宅録っぽいシンセ・ポップですね。ピコってます。Eigelbは全く情報はないんですが、Saal 2のようなNDWな曲。NovalisはあんまりNDWではないギターバンド。SpliffはなよッとしたVoにクセがありますが、バックの演奏は興味深く、後のオルタナに繋がります。 以上のようなメンツから成るNDWのコンピですが、玉石混合な感じですね。まあ青田買いのようなものですから。皆さんもこれを聴いて踊ってください!(笑) Yello+Joy Raider “Sehnsuchut noch Allem” https://youtu.be/EvSWASsy-9U #DieNeueTanzmusikIstDasDa!2 #Fontana #NeueDeitscheWelle #Compilation #Trio #SpiderMurphyGang #Extrabreit #TomRobinson #Yello+JoyRyder #ZeroZero #EnteVogts #JoachimWitt #Jawoll #Markus #Geisterer #AxelB. #Abwärts #Eigelb #Novalis #Splitt
Neue Deutche Welle (German New Wave) Fontana 不明。Dr K2