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アーク ドジラ スタンダードサイズ 当時物
幻の霜月が操る、巨大な角状の両腕と、花弁状の腹部が印象的な怪獣ロボット、ドジラ。 腹部の花弁は開き、そこからロケット弾を発射するのですが、その際に伸ばした左手に右手を添えてポージングをいちいち決めるのが実にユニークでしたね。 アークのドジラ。 カプリゴンやトラギラス同様、やはりブルマァク後期からの流れを感じる細身で端正な造形の怪獣ソフビです。花弁状の腹部の造形が良いですね。 アークから発売された怪獣ロボットのソフビは以上3体。 マイナー怪獣ゆえに顧みられることも少ないソフビたちですが、造形にはどれも目を見張るものがあると思います。ウネウネと動く長い首が印象的な四足歩行のトンガザウルスや、顔が二つあるタッコングタイプのジュラスドンあたりも、このテイストで見たかったところです。 #アイアンキング #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ #怪獣
アーク スタンダードサイズ アイアンキング 第17話「アイアンキング殺害命令」dape_man
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アーク トラギラス スタンダードサイズ 当時物
幻の長月が操る、二足歩行の剣竜といった趣きの怪獣ロボット、トラギラス。 見た目が地味な怪獣ロボットの中でも一、二を争うほどの地味さですが、背びれのハッチが大胆に開き、そこからミサイルや破壊閃光などの攻撃を行う、という描写は意外性があって良かったと思います。 余談ですが、トラギラスはアイアンキングが第16話目にして、初めて単独で倒した敵でもあります(笑) アークのトラギラス。 カプリゴン同様、やはりブルマァク後期からの流れを感じる細身で端正な造形の怪獣ソフビです。それでいて茶色の成型色にグリーンとパープルのメタリックカラーというカラーリングに、アークの怪獣ソフビらしい独特の雰囲気が出ています。 #アイアンキング #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ #怪獣
アーク スタンダードサイズ アイアンキング 第16話「トラギラスを倒せ!」dape_man
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アーク カプリゴン スタンダードサイズ 当時物
『アイアンキング』第10話において静弦太郎と霧島五郎=アイアンキングによって壊滅させられた不知火一族に代わり、忽然と現れるや否や武装蜂起を開始した第二の敵、独立幻野党(別名・幻兵団)。党首・幻の月光を始め、睦月・如月など陰暦の月名を持つ12人の幹部で構成されたテロリスト集団で、アラブゲリラ風のコスチュームに身を包み、武力による革命を唱えるその姿は連合赤軍や日本赤軍などで騒然としていた70年代初頭という時代の空気を反映した敵集団でしたね。アイヌや琉球を連想させる、大和人に迫害された民族の末裔という設定の不知火一族同様、“反骨の人”佐々木守氏らしい切り口の敵集団といえるでしょう。 そんな彼らの最大の武器が、“鋼鉄の同志”と呼称し、ドクロの形をしたバッジ型のコントローラーで操る怪獣ロボットです。 不知火一族が操っていた巨大人型ロボットから一変、オーソドックスな恐竜型のスタイルで、正直、池谷仙克デザインにしては面白味に欠けるものではありますが、体内にミサイルや戦車を収納していたりと、見かけとはギャップのある生物兵器ぶりがなかなかユニークな怪獣群でした。 カプリゴンは幻の葉月が操る俊足の怪獣ロボット。鼻から発射されるニードル弾、頭部の角の速射砲が武器です。 “マラソン怪獣”という二つ名が示すように走るのが得意な怪獣ロボットで、アイアンキングとのマラソン対決がネタ的な面で語られたりもしますが、その一方で、負傷した弦太郎を助けた女医が幻の葉月に殺されてしまうなど、本編は非常にシリアスなものでした。 アークのカプリゴン。 このソフビは『アイアンキング』の本放映の頃のものではなく、1970年代末期の第三次怪獣ブームの頃にアークが『シルバー仮面ジャイアント』『アイアンキング』の怪獣・宇宙人をスタンダードサイズで新規に造形、“アイアンキングの怪獣シリーズ”として六体リリースしたうちの一体です。 初のアイアンキング怪獣のスタンダードサイズソフビが、番組の中で最も印象的だった不知火ロボットではなく、ビジュアル的に少々面白味の欠ける怪獣ロボットが選ばれたのは残念ですが、ブルマァク後期からの流れを感じる細身で端正な造形は、実際の着ぐるみより格好良いと思わせるものがあり、これはこれで素晴らしい怪獣ソフビに仕上がっています。 更にこのカプリゴンは塗装が面白く、銀の飛沫塗装がこの時代のソフビにしては斬新です。 #アイアンキング #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ #怪獣
アーク スタンダードサイズ アイアンキング 第15話「マラソン怪獣カプリゴン」dape_man
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アーク ワイリー星人 スタンダードサイズ 当時物
シルバー仮面最後の敵、ワイリー星人は、地球と友好を結ぶ為にはるばるやって来たアンドロメダ星人の母子の命を狙う凶悪な宇宙人です。 鋭い一本角に頑強なボディ。どちらかというと宇宙人というよりも怪獣といったほうがしっくりきそうな感じですが、それもそのはず、実はこのワイリー星人の頭部は、『帰ってきたウルトラマン』の名獣・グドンの頭部の型を流用したもので作られており、そういった意味ではまさにグドンの亜流ともいうべき存在です。その怪獣然とした雰囲気も、どうりで納得出来ますね。 デザイナーと着ぐるみ製作者が同じとはいえ(デザインに関しては、池谷仙克氏の弟子が手掛けた可能性がありますが・・・)、制作会社が異なる番組でよくそんなことが出来たなぁ、と思いますが、これも円谷プロと縁の深いスタッフが数多く参加していた『シルバー仮面』ならではのエピソードといえますね。 そんなワイリー星人の、アーク製スタンダードサイズソフビ。 やはりブルマァク後期からの流れを感じる細身でシャープな造形のソフビですが、それに昭和の怪獣ソフビでは珍しい、黒い成型色がバッチリとハマっていて、本編以上に“殺し屋宇宙人”らしい雰囲気が感じられるソフビです。 アーティスティックな雰囲気すら漂う等身大編の宇宙人に比べると、一段評価が下がるジャイアント仮面編の宇宙人ですが、ソフビ人形になったこの連中には独特の存在感があってイイですね。たった三体しか作られなかったのが本当に残念です。 #シルバー仮面 #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ
アーク スタンダードサイズ シルバー仮面ジャイアント 第26話「アンドロメダ2001」dape_man
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アーク アクリオン星人 スタンダードサイズ 当時物
主食である鉄を喰い荒らした挙句の果てに自星の鉄を枯渇させてしまったことから、地球の鉄を狙ってやって来た宇宙の無頼者、アクリオン星人。 触覚から発射されるアクリオン光線と口から吐くアクリオン放射能でジャイアント仮面を苦しめた強敵でしたが、鉄をさんざん喰って満腹になるとその場でゴロンと横になってしまうなど、どこか憎めないところがある宇宙人でしたね。 長い触角にカラフルな紋様の入った翅を持つ、鉄を喰らう宇宙人には不釣り合いとも思える昆虫モチーフのデザインですが、よく見ると口吻が金属状になっていたりと、さりげない芸の細かさを感じる部分もあって、個人的にも好きな宇宙人です。 名目上のデザイナーは池谷仙克氏ですが、実際には氏の助手がヒントだけ与えられて描いたものだそうで、それだけに、どことなく『帰ってきたウルトラマン』のキングマイマイのパチモン、といった趣きがあったのも、この宇宙人の隠れた味わいになっていたように思います。 そんなアクリオン星人の、アーク製スタンダードサイズソフビ。 ブルマァク後期からの流れを感じる端正な造形美のソフビですが、それでいてマルブルの流れとはやや異なる感性の色彩設計に、アークならではとしか言い様が無い、独特の雰囲気が出てます。特に背面の、イエローのスポット吹きがたまらなく魅力的です。 #シルバー仮面 #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ
アーク スタンダードサイズ シルバー仮面ジャイアント 第25話「輝け!!シルバーレインボー」dape_man
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アーク フンドー星人 スタンダードサイズ 当時物
フンドー星人が登場する第23話「東京を砂漠にしろ!!」は、始めのうちこそ特撮ヒーローものの定番ともいうべきスポ根特訓エピソードのような感じで進行していくのですが、なにしろ市川森一脚本回だけにそうすんなりとはいきません。強豪宇宙人と思われた星人は実は自爆テロ要員でもあり、首を切り落とされると同時にミサイル誘導電波が発信され、宇宙に控えている宇宙船から打ち込まれたミサイルで周囲を巻き込んで大爆発を巻き起こす、という仕掛けになっていました。最終的にはもちろんジャイアント仮面と春日兄妹たちの連係プレーでミサイルを迎撃、星人の罠を打ち砕いてハッピーエンドとはなりますが・・・、そこに行くまでの一筋縄ではいかないストーリー展開はまさに市川作品の真骨頂。敵を倒したと思ったらその後に更なる罠が待っていた・・・、というシチュエーションは、同じ市川作品の『帰ってきたウルトラマン』の傑作、「悪魔と天使の間に・・・」を思わせるところがあって実に興味深かったです。 さて、アークのフンドー星人。このソフビは『シルバー仮面ジャイアント』の本放映の頃ではなく、1970年代末期の第三次怪獣ブームの頃に発売されたものです。 このアークは合金玩具「アークロン」のブランドでも有名な玩具メーカーですが、以前はマルサンやブルマァクで数多くの怪獣ソフビを世に送り出してきた鐏(いしづき)三郎氏がブルマァク倒産後に新たに立ち上げた会社、と書籍類等でも紹介されていました。しかし最近ではブルマァク時代から既にあった会社とも言われていて、ちょっと謎の多い会社です。それはともかく、このアークが『シルバー仮面ジャイアント』『アイアンキング』の怪獣・宇宙人をスタンダードサイズで新規に造形、“アイアンキングの怪獣シリーズ”として六体リリースしたうちの一体がこのフンドー星人です。(マルサンやブルマァクで主力だったウルトラシリーズの版権がキングザウルスシリーズのポピーに許諾されていた為、やむなく『シルバー仮面ジャイアント』『アイアンキング』の怪獣・宇宙人となったようです。この他にもアークは、オレンジとの共同企画で『流星人間ゾーン』の恐獣六体をスタンダードサイズで発売しました) フンドー星人のキモともいうべき両手の分銅がオミットされた状態でソフビ化されていますが、シャープで引き締まったフォルム、丁寧なディティーリングにブルマァク後期からの流れが感じられます。それでいて悪たれ小僧のような、どこか憎めない表情の絶妙なデフォルメ具合・・・、このバランス感覚とセンスは、やはりブルマァク時代からの名原型師の仕事でしょうか。 山吹色の成型色に濃いグリーン、メタリックパープルと、カラーリングにも独特の感性が光っていて、なかなかに存在感のあるソフビ人形です。 #シルバー仮面 #アーク #ブルマァク #宣弘社 #ソフビ
アーク スタンダードサイズ シルバー仮面ジャイアント 第23話「東京を砂漠にしろ!!」dape_man
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怪獣ロボット トラギラス(左) & 怪獣ロボット ドジラ(右)
『アイアンキング』 怪獣ロボット トラギラス 第16話「トラギラスを倒せ!」に登場。 怪獣ロボット ドジラ 第17話「アイアンキング殺害命令」に登場 国家警備機構のエージェントである静弦太郎の相棒である霧島五郎が変身するロボットがアイアンキングです。 アイアンキングは水がエネルギーになっており、活動時間は1分間。 不知火一族編(第1話から第10話)では、アイアンキングはほとんどやられ役で静弦太郎が敵ロボットを倒すというまさかの展開。 しかし僕はアイアンキングのデザインはカッコよくて好きでしたね。なぜ二枚目の静弦太郎が変身せずに、三枚目の霧島五郎が変身するんだろう?と思ってました。 独立幻野党編(第10話から第18話)は、国家転覆を狙うテロリスト集団という触れ込みで、「怪獣ロボット」は「鋼鉄の同志」と呼ばれています。 過激派組織がテロ行為を行なっていた世相を反映しています。 しかし「ドジラ」って……絶句 #ソフビ #アイアンキング #アーク
特撮 アーク アイアンキング(1972) ヤフオク!大魔神