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竹良実先生 直筆色紙 エラ&フェーネチカ&仁一郎
チャリティーオークションにて落札した、竹良実先生の直筆イラスト色紙です。 2021年9月27日から10月17日にかけて、日本漫画家協会の主催で伊豆山土砂災害被災者支援を目的としたチャリティーオークションが行われました。 このチャリティー企画は、かぼちゃ先生こと三浦みつる先生のご発言が発端となった様です。 同協会員の漫画家44名が参加、描き下ろし色紙が計65枚提供され、それを週毎3回に分けてヤフーオークションを舞台に希望者が競り合う方式でした。 (未確認情報:はっとりみつる先生のみ非会員ながら、熱海を舞台にした作品・『綺麗にしてもらえますか。』を描かれているご縁からの参加?) 総額で1,195万円を超える金額となり、手数料と経費を引いた全額・11,268,330円が、11月11日付けで熱海市へ寄付されてます。 https://nihonmangakakyokai.or.jp/archives/news/%e7%86%b1%e6%b5%b7%e5%b8%82%e3%82%92%e8%a8%aa%e5%95%8f%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%8d%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f 竹良実先生は、協会からの呼びかけを受けてから事前に自分の色紙に需要あるのだろうかとの旨をツイート、それにリプしたファンの反応に背中を押される形で参加を表明されました。 2枚の色紙を提供してくださり、1週目と3週目に出品、本色紙は3週目出品の物です。 本色紙は、竹良先生の3作品の主人公たちが一堂に会するという逸品。 描かれている3人は… (左)連載作・『辺獄のシュヴェスタ』よりエラ・コルヴィッツ。 (中)読切作・『不朽のフェーネチカ』より婆さん…もとい、マザー・ドロテアことフェーネチカ。 (右)連載作・『バトルグラウンドワーカーズ』より平 仁一郎。 先生は2014年に『辺獄』で雑誌連載デビューされてますが、実は今日までに商業誌上で発表された漫画作品は未だ4作のみ。 内、『辺獄』に先立つ実質的なデビュー作と言えるのが、「月刊!スピリッツ」2013年10月号掲載の読切作品・『地の底の天上』。 ですが、こちらは、元々ネーム大賞へ投稿された作品を完成原稿としたもの…スピリッツ賞を受賞した作品でもあり、言わばアマチュアからプロへのトライアル作品と位置付けられるものです(実際、この新人離れした作品の高評価で、『辺獄』連載獲得に繋がったのでしょう)。 今回の色紙には、流石に『天上』の主人公ジノ&イェルマは入ってません。 対して、プロの立場で発表されたのが『辺獄』以降の3作品であり、その3作品の主人公たちが全員揃っている今回の色紙は、ファンにとってかなりのインパクト。 『辺獄』で魅入られ、『フェーネチカ』で魅入られ、『バトグラ』で魅入られ…そんな自分にとって、この色紙はまるで宝石のようで、覚悟完了でオークションに臨みました。 なお、第1週で出品されたもう一枚の色紙は、エラと仁一郎の連載作コンビが描かれたものでした。 こちらもハイグレードなイラストでファンには堪らないものでしたが、落札額としてはこちらの色紙の4割弱と大きな開きが出ており驚かされました。 何しろ、2枚目は、オークション開始初日で1枚目の落札額を超える入札があったのです…。 3主人公セットと言うレアさ、そして『フェーネチカ』と言う作品への評価の高さ(読切作品ながら、反響の大きさから早々に電子書籍で単品販売されました)、その相乗効果でしょうか…私自身、一枚目を流してこちらに注力した動機はそこでしたし f(^^; ともあれ、気合入れて参加した『シュヴェスタ』完結時の色紙プレゼント企画に轟沈した身としては、漸く本懐を遂げることが出来て幸運でした。 ★は当然5つ!(気持ちとしては×10です ^^)
サイン色紙 オークション 2021年るかるか
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村枝賢一先生 直筆イラスト レッド@『RED』
2011年6月12日に中野サンプラザで開催されたチャリティーイベント、「コミックライターズ∞(エイト)」にて入手しました。 同イベントは、同年に発生した東日本大震災被害に対するチャリティーとして漫画家・村枝賢一先生が発起人となり開催され、村枝先生と親交のあった漫画家+原作者が参加されました。 主催側参加者は、曽田正人、久米田康治、藤田和日郎、河合克敏、藤原芳秀、七月鏡一、皆川亮二、たかしげ宙、椎名高志、村枝賢一(敬称略・オークション登壇順)と言う90年代の少年サンデーを輝かせた錚々たるメンバーが一堂に会すると言う、空前絶後のイベント。 2部構成のイベントで、まずは各先生方が持ち寄った品々をチャリティーオークションにかけ、その終了後に、一斉サイン会となる仕様。 このイベントは事前申し込みから抽選を行い、当選した人だけが参加できました。 参加した人は、サイン会の時に応募の際に申請した漫画家さん(一人のみ)の所でサインを貰えるシステム。 また、申請した漫画家さん以外にも、入場時に1,000円分のコミック(これも先生方が持ち寄ったもの)の購入すると、サインが貰える権利のチケットを手に出来、これは最大3枚まで購入出来ました(この購入代金もそのまま募金となります。) 私は椎名先生で申請・当選しての参加で、氏のサイン会で頂いた生原稿はこちらにも展示済みです。 オークションにおいても椎名先生の描き下ろし色紙を第一目的として参加したのですが…こちらは敢え無く“予選”惨敗。 (オークションとは言うものの運の要素も少なくなく…元々、無原則に値段を上げるためのオークションではなかったもので…希望者が多い場合はオークションを行う前の人数調整として足切りのジャンケンも行ってたり、また、競合者が降りず際限なく競り上がりそうな時には上限価格を設定し同額提示者同士で決勝のジャンケンもしてました。) その後、気を取り直して臨んだのがラスト登壇の村枝先生…そちらのオークションにて競り落としたのが本品です。 黄色のフェルト地の布に、咆哮するかのようなレッドが活写された非常にインパクトのあるイラストとなっていますが、特筆すべきはその大きさ。 70cm×61cmという大判のイラストで、その迫力も一入です。 村枝先生のサインを頂戴したのは実はこれが初めて…『RED』は村枝作品の中でも特に大好きな作品で、そのイラストを手に出来て感無量でした。 椎名先生の色紙は運なく逃しましたが、そのお陰でと言ってはなんですが(注:進行にあたって、出来るだけ多くの人に機会をと言う趣旨もあって、オークションで1点落札出来た人は、その後は複数の落札は避けるよう制限されたのです)、得られたお宝は私にとってそれを補って余りある逸品す(^^) 勿論、★は5つ! なお、一緒に画像添付したサイン入りカードは、先生のご厚意で会場内に自由に持ち帰りできるよう置いてあったもの。 特に意識しないで気に入ったカードをヒョイといただいてきたのですが…帰宅後によく見たら直筆のサインが入ってました。 ただ、全てのカードに直筆サインが入ってた訳ではないようで、またこのサインも今回の為にわざわざ書いたってワケでも無さ気…恐らくですが、別のイベントで使ったものの残りを提供してくださったのでしょうか? ちなみにカードは、「東京キャラクターショー1999」のアマダオリジナルカード第1段 №007と表記されています。 また、イベントの一連のレポートを拙ブログに残してありますので、当時の様子についてはそちらをご参照ください。 http://kooyakooya.blog12.fc2.com/blog-entry-261.html
直筆イラスト オークション 2011年るかるか
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夏目義徳先生 直筆色紙 ダリア姐さん@『P専嬢のダリア』
2020年の夏にマンガ図書館Zが開館5周年記念企画として関係漫画家さんたちによるアイテムのヤフーオークションを開催、そこに出品された夏目義徳先生の色紙です。 本企画は2週に分けて開催され、夏目先生は2週目の出品でした。 ちなみに、第1週出品は、7月28日(火)10時 ~8月3日(月)夜、第2週出品は、8月4日(火)10時 ~8月10日夜 でした。 私はまず第1週出品の白井三二朗先生の色紙を狙っていたのですが、元々今回は手持ち資金も些少の中でひとまず様子見…したらば資金以上に競り上がってしまい手は出せませんでした。 第2週には、夏目先生と矢野健太郎先生もご出品…特に矢野先生は『ネットワーク戦士』の色紙に心揺らいで様子見してたのですが、こちらも競り上がり断念。 ただ、矢野先生の色紙と両面で様子見していたこちらの色紙は、競合者が早めに降りてくれたお陰で、手持ち資金内で落札することが出来たものです。 なお、夏目先生は、この企画では本色紙1枚のみの出品でした。 描かれたのは『P専嬢のダリア』から主人公のダリア姐さん。 同作品は、草薙だらい先生原作、夏目先生作画により、2004年に「別冊モーニング」第2号(7/11増刊号)に掲載された読切作品です。 それが好評だったようで、同年の「モーニング」本誌・第42号(9/30号)にも新作が掲載。 ただ、残念ながら連載枠獲得には至りませんでした。 元検事にして悪徳商法(ペテン師・P)専門で事に当たる相談員弁護士・毒島ダリアの活躍を描いた本作、その主人公は折角の美人さんなのに恐ろしくアクの強いキャラで、そんな彼女のインパクトを表現されている一枚だと思います。 さて、そもそも自分からキャラをリクエストしようとすると、どうしても思い入れのある作品・キャラを選びがち。 夏目作品では、『クロザクロ』や『トガリ』、『WhiteTiger』と言った、連載と言う長い時間を掛けて思い入れが育まれたキャラを優先に考えてしまいます。 実際、夏目先生の色紙はこれまで入手していた2枚は、いずれも『クロザクロ』のキャラでした(展示済み)。 そういう意味では、“自分の中ではリクエスト優先度が低めのキャラ”の色紙となるのですが、だからこそ、こういう機会でしか入手し難いとも言えます。 あ、あくまで限られた入手機会と言う条件下での自分の中での優先度って意味ですから、『ダリア』って作品自体は間違いなく好きですよ…未だに雑誌の切抜きも保存してる位です。 (そりゃ、同じ漫画家さんから既に5枚も10枚も手に入れて、じゃあ今度はこのキャラでなんて出来れば良いのですけれど、流石にそこまでの機会は無いですもんねw) ですから、落札出来てメチャ嬉しかったですね(^^) こちらも大好きな漫画家さんによるオンリーワンの一枚ですので、当然★5つです。
サイン色紙 オークション 2020年るかるか
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若木民喜先生 直筆色紙 神にーさま&エルシィ@『神のみぞ知るセカイ』
今回は、実はちょっと我ながら悩ましい一品。 若木民喜先生による『神のみぞ知るセカイ』の神にーさま&エルシイの直筆色紙で、こちらもまんだらけの大オークションに出品されたものを落札したもの。 悩ましい…としたのは、若木先生の真筆たる保証がとれないため。 (まんだらけは独自に証明を行ってますが、これも結局はまんだらけを信用するかどうかって話しに尽きますしね…まさか先生ご本人に真贋を伺うわけにもいきませんしね。) 私自身、余程に確信がなければこう言ったオークションには応じないのですが、この色紙では描かれた二人の微笑ましい姿にハードルが下がってしまい、加えてちょうど手持ちの余裕もあったことから、勢いで入札してしまった面も否めず… (^^;;;; 出品概要によれば、これは公式なプレゼント品ではなく、元オーナー氏が先生の仕事場を訪問した際にいただいた物との事。 故にネット上にその初出時の経緯は捜せず、しかも日付も入っていない為、同時期の他のイラスト類との比較検討もできず、為書きもない為、元オーナー氏と先生との関係も類推さへできません。 そう、落札者側にとっては、その出自が全く分からないのが実情。 また、マイナス材料として、若木先生ご自身は以前に基本的に為書きのない色紙は描かないと公言されていたりします(但し、実際には入れられていない色紙も相応に存在します)。 残念ながら一時期、先生の贋作色紙がヤフオクに上がっていた事さへありました(こちらについては、若木先生ご自身が真筆でない旨を断言され、出品撤回されました…まあ、ファンなら気付く様な元絵からのトレース品でしたけど)。 本色紙については、私個人としてはそのタッチから、また、複数の要素から限りなく真筆であろうと判断しています(その根拠については、此処では控えますが)。 とは言え、例えそう判断していても…しかし、入手以前の経緯が見えない品だけに自信をもってご紹介出来ない…。 雑誌プレゼントや公式オークションなどの公式企画品や、サイン会やコミッションなどで直接いただくサイン、そう言った一次的な入手品と異なり、二次的・三次的な入手にはこんな悩ましさが付きまとうものなのか…と言うのが、本色紙を手にしてからずっと感じているジレンマです、実は (^^;;;; 今回はそんなジレンマも込みでの自戒を込めてのアイテムアップです。 ★はあくまで真筆であるとした場合です。
サイン色紙 オークション 不詳(2014年以前)るかるか
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若木民喜先生 直筆下書き ELEMENT6 「プリンセス・トラスト」@『聖結晶アルバトロス』
若木民喜先生の初連載作品・『聖結晶アルバトロス』の直筆下書きです。 まんだらけオークションにて落札しました。 若木先生は、同作品連載中に少年サンデー公式HP内の「漫画家バックステージ」(漫画家さんの個人枠のコーナー)で独自のファンサービスを何度か企画されました。 それが「ごみプレゼント」(通称ごみプレ)。 しかし、そのプレゼント品とはファンにとっては「ごみ」なんてトンデモナイ逸品! なんと直筆の下書きセット(各話毎にまるまる1話分のセット)でした。 この企画は、『アルバ』のコミックスが新刊発売される度に行われ(但し最後の1回だけ募集はなく、これまで先生にファンレターを送られた方々からの抽選)、私もその募集の都度応募していましたが…全て撃沈。 ですが、応募者全員に直筆サイン入りのポストカードが頂けましたし、企画自体は誰でも参加できるとても楽しいものでした(^^) そんな個人的にも思い入れのある下書きセットがまんだらけオークションに出品され、(えー…折角当選したのにもう要らないの?なら私が貰っちゃっても良いよね?)とイキり立って応札した次第。 したらば特に手強い競合者もなく、意外とスンナリ落札出来てしまったと言う (^^; (これが『神のみ』の下書きとかだったら、全然レスポンス違ったんだろうなあ…私にとっては『アルバ』も等価に大好きな作品なんですけど。) こちらは第1回企画時のもので、第6話の「プリンセス・トラスト」(コミックス第1巻収録)の下書きになります。 全ページ18頁分揃い+描き直しに伴う2頁分+試し書き?的なラフ1頁+サイン入りの書店用ポップのセットで結構ボリュームあり。 散逸しない様に、現在、一冊にファイリングして大事に保管しております。 なお、当時の募集告知はコチラの頁になります(↓) https://websunday.net/backstage/wakaki/018.html 若木ファンとして、レア度は当然★5つ!
原稿下書き オークション 2006年るかるか
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渡会けいじ先生 直筆色紙
2013年に「まんだらけ」のオークションで落札したもの。 作品名等は出品時より記載されておらず、オリジナルキャラでしょうか? 渡会先生の作品は『O/A』や『僕に恋するメカニカル』などが好きで、コミックスも購入してますが、正直なところ熱心なファンと言うわけではありません。 ただ、オークションの目録でこの色紙を見た時に、一枚の「絵」として気に入ってしまって…一目惚れってやつです…応札した次第。 少女の周りを風が包み込んでいるかのような暖かな空気感が何とも言えなくて、今でも購入して良かったと思ってます。 なので、実を言えば、作者名とは無関係に…なんならその真贋さへ問わないレベルで…単純に「絵」として気に入った結果の購入。 ファンとしての延長線上で直筆物を入手してきている私としては、ちょっとイレギュラーな所有物ではあります。 と言うわけで、そもそもレア度の判定もし難く…暫定的に★3で
サイン色紙 オークション 2008年るかるか
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白井三二朗先生 直筆色紙 鳳高校女子バレー部@『ジョバレ』
マンガ図書館Zでは、作家応援の一環としてヤフオクを使ったオークション企画も度々行われています。 2019年8月に行われたヤフオク企画において、白井先生は描き下ろし色紙を5点出品、内2点は見開きの倍判色紙でした。 で、私も参戦した結果、何とか落札出来たのが、この倍判色紙となります。 絵は、白井先生の初連載作品・『ジョバレ』から。 倍判の大きさを余すことなく活用して、主人公含む鳳高校・女子バレー部員全員が揃った迫力ある仕上がりです。 何より、個人的なお気に入りキャラの特攻隊長・烏丸さんが描かれてるのが嬉しい(^^) なお、先にアップした応援キャンペーンの色紙と違い、こちらの企画ではイロイロと制約もあった模様。 白井先生がツイートされていたところから、肌の露出やコスチューム等々、要は扇情的な要素はNGだったようです。 水着さへもダメだったようですが…そんな状況でよくぞブルマ姿が通ったなあ(^^; とは言え、あまりフトモモが見えない様な絶妙なキャラ配置に結構配慮の跡が垣間見えたりしてw さて、これで白井三二朗先生の作品からは、4作品分、直筆のイラスト系を入手出来たわけで。 こうなると欲も出てきて、『射雕英雄伝 EAGLET』も直筆系が欲しくなってしまうのですが…原作付きの作品だし流石に版権的にも難しいだろうなあ… (^^;
サイン色紙 オークション 2019年るかるか
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椎名高志先生直筆原画 美神令子@『GS美神 極楽大作戦!!』
「まんだらけ」オークションにて落札…その筆致から真筆と確信して応札したものです。 為書きより、また、出品時の商品説明にて元オーナーが直接に椎名先生の仕事場に伺った時に頂いたとされていた事より、椎名先生が個人的な伝で御提供された物であろうと推察しています。 なお、為書き部分については、フルネームではなく愛称の記載ですので、第三者的な特定は不可と考え、敢えてマスキングはしておりません。 記載された「'96年9月11日」の日付より、このイラストは『極楽』連載開始から5年目、エピソード的には「私を月まで連れてって!!」編(少年サンデーコミックス第25巻収録)辺りの頃合に描かれた物と判り、連載中盤頃のタッチを確認出来る資料となっています。 先生が付されたメッセージにより、「ふるっち」さんが漫画家志望、或いはこの業界に身を置いていた可能性(アシスタントなど)も推察され…そして、この原画が市場に出てきてしまった事も含めて…この為書きがある事によってむしろイラストの出自、その背景にまでイロイロと想いが馳せられる、そんな要素になり得ていると考えています。 こちらの原画も必ずしも良好な状態とは言えず、全体的に焼けて変色し、更に画鋲穴まで空いています。 しかし、(「ふるっち」さん、机近くの壁にでも直接貼って、椎名先生のメッセージを励みにマンガを描いておられたのだろうか…)などと考えると、それさへもこのイラストが辿って来た歴史が持ち得る味わいだと思ってます。 なお、この当時、椎名先生のサイン会は極めて稀でした。 1995年に大阪(イラストが印刷された紙にサインのみ行った模様)と台湾(マンガイベント内で開催されたらしい以外は詳細不明)で行なわれて以降は、2007年まで公式なものは開催されておりません。 結果、ファンにとってこの長い期間、この様に個人的な伝によるものや、或いはファンレターなどに先生が返信してくれた様な幸運な事例以外には、まずサインを入手出来る機会は無かったであろうと推察されます。 (極めて例外的な事例としては、『ミスジパ』連載終了後に、椎名先生自らHPで生原稿のプレゼントを行った事はあります。) そういった点でも、貴重な資料であると考えています。
オークション 1996年るかるか
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椎名高志先生直筆色紙 美神令子@『GS美神 極楽大作戦!!』
「まんだらけ」オークションにて落札(時期は失念しました)。 出自は、週刊少年サンデーが1993年に開催したイベント「少年サンデー ビッグサマー 超元気まつり」。 同イベントは、1993年に全国各地で開催され(開催地・箇所数等詳細不明)、各会場には連載漫画家さんの直筆色紙が展示、イベント内でその色紙の参加者へのプレゼント抽選がありました(どの会場でどの色紙が提供されたのかは不明です)。 また、イベント期間中の読者懸賞として、更に5点(注:椎名先生御提供の色紙分です)の直筆色紙が応募者に抽選プレゼントされています。 これらの色紙には画像の様に超元気まつりのロゴマークが印刷されており、本色紙もこの一連のプレゼント色紙の中の一枚になります。 本色紙は、『極楽』連載開始から未だ2年目頃の制作…「誰が為に鐘は鳴る!!」編(横島のGS試験編)が掲載されていた頃合いの物であり、椎名先生の比較的初期のタッチを窺える事が出来る点で、資料性の高い色紙だと考えています。 但し、色紙本体としては元オーナー氏の管理が悪かったのか、全面にシミが浮き出ており、また表面の一部に傷があるなど、非常に残念な状態となっています。
オークション 1993年るかるか