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The New Blockaders with Vortex Campaign “The New Vortex Blockaders Campaign”
これまた、強力な物件をご紹介します。はっきり言ってコレクターズアイテムです。それは、TNBことThe New BlockadersとVortex Campaignのコラボ作てす。ここら辺のアーティストは情報が少なく、本当のことや逸話は分からないです。それで、この2者のコラボ作品のオリジナルが1984年のカセット作品としてリリースされていたのですが、1998年にアン・オフィシャルのLP(つまりブートレッグ)が世に出回ったことを受けて、TNB側がそれらを回収し、割れたレコードを接着剤で貼り付けた一点モノのハンドメイド包装にしたのが、この作品になります。Vortex Campaignについても謎だらけで、ベルギーのJan VerstraeteとPaul Verstraeteのデュオとしか分かっていません。もう少し調べれば,もう少しはわかるかも知れませんが、今はこの位しか分からないです。それで内容ですが、コラボ曲”Kamtar & Rio”と”Mandrake Manfits”から成るコラボサイドとそれぞれのソロ曲から成る片面で構成されています。後者はVortex Campaignの”Godhead”とTNBの”TNB”のそれぞれ1局づつから成ります。コラボ曲は、金属質なTNBの音源と思われる音素材をガサガサで不明瞭なテープ・ループにして、絶妙に擦れていく強迫的テイクを聴収することができます。また、もう片面では、Vortex Campaignは、やはり執拗でモコモコした不明瞭なテープループが重積していく作品(これ、恐らく、通常のカセットテープかオープンリールテープを改造して中にループを仕込んだのを再生しているんじゃないかなあ?)を、TNB側は如何にも正統なメタル・ジャンクの演奏から成る珠玉のテイクを提供しています。元の作品がc-60だったので、LPにしては収録時間がちょっと長く感じますね。でも、これらの音塊より学ぶべきことは大いにあると思いますので、激レアですが、是非ゲットして聴いて下さい❗️ https://youtu.be/lWPYALbpr5M #TheNewBlockaders #VortexCampaign #TNB #Collaboration #Split #MetalJunk #TapeManipulation #ByWayOf
Noise, Experimental ByWayOf 不明Dr K2
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Ferial Confine “The Full Use of Nothing”
音響派ドローン・ノイズの第一人者でもある英国人アーティストAndrew Chalkのソロノイズ・ユニットがFerial Confineです。このアルバム「無の最大活用」は、1985年に彼のプライベートでリリースされていますが、Ferial Confineでのファーストアルバムは、何と❗️あのBroken Flagからリリースされていることもあっで、パワー・エレクトロニクスと勘違いされていたとか。それで、セカンドアルバムがこの作品ですが、本品は米国のレーベルFusetronがLPとして1999年にリイシューしたモノで、その後も日本のSiren Recordsが2013年にCDでリイシューしています。CDではDenis Blackhamによるリマスターリングがされています。これは、彼が1984-1985年にかけて録音した作品なのですが、初め聴き直した時には、キィーキィーと鳴る,物音系の不思議なコンクレート作品だなあと思っていたのですが,「おや?何か聴いた事あるなあ」と思って、気が付きました❗️「これはさっき聴いてたTNB with Ferial Confine “Final Recordings”ではないか❗️」と。そうかぁ、TNBの元ネタはこの作品だったと言うか,殆どパクリに近いんじやないですか?と思った訳です。まあ1980年中頃だとそう言う活用法もあるのかなとも思いました。無(=ノイズ)を最大限に活用したのが、この作品ではなく、TNBの”Final Recordings”であったと言うオチでした。しかし、そうして聴くと、ラウドなノイズと音響系ノイズの境界は意外と不明瞭で、聴き手の勝手な思い込みで,こんなに変わるのか?とも思い、先入観はやはりいけないなと自戒させられました。しかし,全く同じと言うことではなくて、B面最後の曲では哀愁のピアノの調べが、この作品では明瞭に聴くことができます。そんなFerial Confineの作品をTNBと聴き比べてみませんか? https://youtu.be/N8pBtqd9Huw #FerialConfine #TheFullUseOfNothing #Reissue #Fusetron #TNB #FinalRecordings #パクリ
Noise Experimental Fusetron 不明Dr K2
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Swell Maps “International Rescue”
英国のパンク〜ニューウェーブ・シーンの中から出てきたSwell Mapsのアルバムです。このバンド、実は、1972年結成なので、パンクとかニューウェーブとは直接は関係ないんですよ。メンバーはEpic Soundtracks (本名Kevin Paul Godfrey)とその兄弟Nikki Sudden (本名 Adrian Nicholas Godfrey)に、Jowe Head (本名 Stephen Bird), Biggles Books (本名 Richard Scaldwell), Phones Sportsman (本名 David Barrington)とJohn "Golden" Cockrillから成る、DIY 実験ポップ(宅録)バンドです。正式なスタジオアルバムを2枚と7㌅を4枚出して、1980年には解散をしています。解散後、過去の音源を集めた編集盤が出たり、リイシュー盤が出たりして、解散後も後発のバンド(NirvanaやPavementなど)にも影響大でした。どうも自宅かどこかにホームスタジオを持っており、そこでのジャムセッションや仮録音などから、曲を作って録音していたようです。パンクほど若くはないけれど、完全DIY精神で、自分達の立ち位置を確保して、マイペースで活動していたようです。例えて言えば、ヘナヘナな理系の男子が一生懸命に体育会系ロック野郎になろうとして頑張っている感じですかね。それで、本作ですが、これもオフィシャルな編集盤です。どの曲もアイデアに満ち溢れた名曲ばかりで、若き日のSwell Mapsを堪能出来ます。録音は多分ちゃんとしたスタジオでの録音だと思いますが、同時期の他のバンドに無い独特の節回しやアレンジがあって、Swell Maps決定版ですね。しかもこの盤はパープル盤です。見つけたら、是非聴いてみて下さい。内容は下記のfull albumで聴いてみてください❗️ B3 “Dresden Style (City Boy)” https://youtu.be/dG2THW4Jpns [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mNut8Rmo1TwtEBEBAA_kKjJjSWrYyu828 #SwellMaps #InternationalRescue #Alive/TotalEnergyRecords #SelfCompilationAlbum #Indies #UK #ExperimentalPop #PostPunk #PurpleVinyl #NikkiSudden #EpicSoundtracks #JoweHead #BigglesBooks #PhonesSportsman #John"Golden"Cockrill
Post Punk / Experimental Pop Alive/Total Energy Records 不明Dr K2