-
Meilsnaar “s/t”
これまた謎物件❗️Meilsnaarの登場です。とは言っても良くは分からなかったので、少し調べてみました。Meilsnaarは、SanairとUnderground Pollution Recordsを運営しているVivian Grezzini(男性です)ことEcoute La Merdから成るデュオがMeilnaarとのことです。この作品は、彼等にとっての初のLPになりますが、同時に最後のLPでもあります。ただ、これ以上の情報は見つけられませんでしたので、もし何か知っている方がいれば、教えて下さい。 と言う訳で、本作品の内容についてですがDiscogsの表記では2曲入りなんですが、レコードの裏ジャケに書いてあるのはどうも3曲っぽいんですよ。ただ曲名もないので、詳細は分かりませんが、、、。その3曲とらいうのは、(1) ギター, ホームメード楽器, シタール、(2) Loops, Vintage Synth, Effects, (3) ギター, Vintage Synth, Effectsと言うことみたいです。しなしながら、レコードを聴いても2曲のように思えるんですけど。そして曲の方は、ダラダラと続く不穏なシンセの音やギターやメタパーっぽい音が付かず離れずまとわりつく感じと言えば良いのでしようか。アンビエントとしては何かしらの悪意を感じますし、かと言ってハーシュ・ノイズでもないです。アブストラクト・ノイズと言えば良いのかな?ここら辺はまだ整理されていないところもありますので、ジャンル分けは難しい、或いは大した意味がないですが、録音物を探す際に一つのメルクマールになると思われますね。そんな抽象的な中庸の音楽が好きな方は、聴いてみてもよいかも?パンチは無いけど、貴方をトリコにする魅力はあるかも! 本作品はYouTubeになかつたので、彼等のライブ動画を貼っておきます。 https://youtu.be/5RdJCqUCZcU #Meilsnaar #Fragment #UndergroundPollutionRecords #Sanair #VivianGrezzini #Guitar #AnalogSynth #HandMadeInstrument #Effects #FrenchDuo
Electronic music Fragments & Underground Pollution Records 不明。Dr K2
-
Vomir “Musique De L'Indifférence”
VomirことRomain Perrot。来日してリスナーをハーシュ・ノイズ・ウォールのどん底に落とし込んだ仏のノイズ・ミュージシャン。何でまた、こう言うのを持っているのか?が何故ですが、取り敢えず、紹介しておきます。Vomirとは仏語で「ゲロ」のこと。彼は、1996年よりパリをベースに活動したおり、300品以上の作品をリリースしています。その多くは、彼自身のレーベルDecimation Socialeからリリースされており、彼の功績は、最もアンチな態度でハーシュ・ノイズ・ウォールと言う極端な表現方法を提示したことです。何のアイデアもなく、何の変化もなく、何の発展もなく、何の楽しみもなく、何の目的もない、どデカい壁のような単調なハーシュノイズをレコードやCDの体裁で現前化してみせたのです。それで彼のバイオグラフィーを少し書きます。Romainは小さい頃はPink Floydのファンであったのですが、その中で、Lou Reedの”Metal Machine Music”も彼はお気に入りになります。そして、1990年代になると、実験音楽、特にMerzbowや灰野敬二氏からフリーな即興音楽やハーシュノイズに興味が移っていき、The Ritaがお気に入りになります。やがて、彼はハーシュ・ノイズ・ウォールを「発明」し、Harsh Noise Wall Festivalを企画し、Les Instants Chavirés, Montreuil, Seine-Saint-Denisなどでフェスを開催しています。Romainは徹底した”Anti”を唱えるニヒリストであり、音楽的訓練や技量、楽器を鳴らす際のノウハウは全く必要としないことを公に言っています。それで、彼にとってはギターアンプとシンセが有れば良く、その意味で彼はanti-artistとしての立ち位置にあり、彼が作る作品は”anti-music”でもあります。また、彼のライブは”anti-concert”として、1時間から最大8時間にも及びます。そして観客にはビニール袋が渡され、それを被らされて、ノイズ以外の全ての感覚をシャットアウトさせられます。また、彼はNoise musicにも造詣が深く、独自を理論を持っており、大学等でもパフォーマンスをやっていたりするようです。 そんなVomirの本作品ですが、片面33回転、もう片面45回転らしいのですが、そもそも回転数が違ってもわからないですね。全編、何の変化もないジリジリとした歪んだ電子音が、ずっと続きます。んー正直、感想については困ってしまいますねぇ。そして、この音楽は正しく「ノイズ」だと直感的に理解できるのですが、それ以上でもそれ以下でもない、茫漠とした音塊をただただ受け取るしかないです。あるリスナーにとっては至福ではありますが、別のリスナーにとってはただの雑音に過ぎないと言う作品です。Vomirの作品はみな同じ感じなので、これ一枚で充分ですね。合言葉は、No Act / No Play / No Point / No Result / No Strategy / No Compromise / No Social Lubricant.です❗️興味のある方は是非聴いてみて下さい。見事な金太郎飴ですから。 “33 part one” https://youtu.be/V--uJunJJBM #Vomir #MusiqueDeL'Indifférence #PeripheralRecords #RomainPerrot #HarshNoiseWall #Noie #Anti-Music #Anti-Concert
Noise Peripheral Records 不明。Dr K2
-
Contagious Orgasm & TZii “Blind Shadow”
皆さんはContagious Orgasmを知っているでしょうか?1980年代後半から活動する橋本浩さんを主体としたエレクトロ・ノイズ・ユニットで、名古屋を拠点にしていますが、日本での評価よりヨーロッパでの評価がケタ違いに高く、フェスともなれば、1000人希望のオーディエンスの前でライブを行うと言う、日本を代表するベテラン・ノイズ・ユニットです。そのContagious Orgasm(CO)と謎のノイズ・ミュージシャンTZii のコラボ作がこの作品になります。COは最初は橋本さんの個人名義でしたが、近年はパーカッションのMarvelさんやヘルプの人も加わることがあります。基本的には、自宅スタジオで仕込んだ電子音や環境音をサンプラーに取り込み、ライブではそれらの音を半即興的に構築していくスタイルを取っているようです。しかもパーカッショニストもいるので、かなりトライバルと言うかリズミックなアブストラクト・ノイズを放出しています。この様なスタイルのテクノイズ系のユニットは日本には少ないので、貴重な存在と言えるでしよう。一方、TZii なんですが、男性らしいことは何となくわかります。しかし、どこの国の人かとかは不明(ベルギー?)で、1990年代より、北米、英国、日本、インドネシアを股にかけ,欧州全域や豪州を放浪しているようで、名義としては作曲家であり、映像作家であるようです。私はTZiiさんの作品は聴いたことが無いので、余り言及ができませんが、多分、COに近いアーティストではないか?と想像します。と言うのも、本作の出来が、本来のCOと言っても良い高水準であり、あまり違和感が余り感じられない気がしているからです。でもB面の方がエレクトロニクスが若干多目な気がするので、B面はTZiiがミックスしたものかな?何れにしろ、細かいところまで、作り込まれた作品であり、全体を通しのトータルな内容で高水準な内容なので、COとか未聴な方は、聴いてみて下さい。 https://youtu.be/lOxUFwpMZlU [Contagious Orgasm live] https://youtu.be/fJeQ-OPPCpw #ContagiousOrgasm #TZii #BlindShadow #Collaboration #Japan #Belgium #Italy #AbstractMusic
Experimental, noise Trips Und Träume 不明Dr K2