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V.A. “Rock Rally 1982”
これは多分、裏ジャケにThe Chromeの名前を見たので購入したレコードだと思いますが、今となっては「謎物件」です(しかもChromeも同名異バンドでした)。今回、調べてみましたが、1978年から運営されているLarkと言うベルギーのレーベルの”Humo's Rock Rally”のシリーズの第二弾みたいで、全員、ベルギーのバンドです。しかも、全曲、結構大きそうなホールでのライブ録音みたいです。参加バンド、全然知らなかったので、忘備録として、参加グループと曲を簡単に紹介していきます。 A1 The Chrome “You Call” メンバーはFrank Ermgodts (Vo), Mark Hermans (G), Luc De Bal (B), Ron Vervecken (Drs)の4人組で、2枚のシングルを出しています。これはポジ・パンですね。中々、迫力があります。 A2 The Boxcars “After Hours” 元々Harry Vanbuel (Kbd), Jokke Kerkhofs (Drs), Luk De Graaff (B), Peter Vansantvoet (Vo, G), Wouter Van Belle (?)でしたが、どうもKerkhofsとDe Graaffだけが残ったようです。ここではピアノを中心にバラードをソウルフルに歌い上げています。Saxも情緒たっぷりに吹いています。余りニューウェーブと言う感じでは無いです。 A3 Automatic Heat “Outside” 全くの不明。これまた、弾けたポストパンクな演奏を繰り広げています。結構、カッコいいです。 A4 Gruppenbilt “Mastschappy” Stijn Meuris (Vo), Koen Meuris (Synth), Frank Coonen (Drs), Luk Vrancken (B), Marc Guffens (G)の5人組です。ちょいとダウナーでダークなスローチューンを演奏しています。シンセが中心になっています。 A5 Chant “In Remembrance” 全く正体不明。簡素なDrとBからなりますが、GやVoも後からしっかり入ってきて、盛り上げる時にはテンポアップするのが面白いです。 A6 5CV “New Dimentia” メンバーはJan Moens (B), Nicolas Lateste (Vo, G); Dirk Van Hoorde (Drs); Peter Van Mulders (G, Vo); Phillippe "Phil" Coen (Synth)の5人組でどうもこのシリーズで3位だったそうてす。ドラムパターンやギターの音色からはポジ・パンのようですね。 B1 2 Belegen “Fever” メンバーは、Rembert De Smet (G, G-Synth, Vo)とHerman Celis (Drs)のエレ・ポップ・デュオです。ギターシンセが唸りを挙げて始まるのですが、結構、肉体系で汗が迸っています。 B2 Crew “Put Out The Light” メンバーはAnn de Bruyn (Vo), Herman Peters (B), Jan De Bruijn (G), John van Vessum (G), Pieter Van Bogaert (Kbd, Organ)です。またまた、こちらもスローでソウルフルなバラードですね。オルガンが泣けますね。 B3 De Combi’s “You Don’t Need Me Anymore”全く正体不明。ジャンル的にはニューウェーブっぽいんですが、いかんせん、なんか古臭い感じもするんですよね。 B4 Aroma Di Amore “Due De Mafia”メンバーは、定かではないが、オリジナルはElvis Peeters (Vo), Fred Angst (G), Lo Meulen (B)の3人みたいで、現在も活動中です。やっとここに来てドラムマシンのバンドが登場です。シンセ音が聞こえるのですが、Angstが弾いているのでしようか? B5 The Rotor “Back On Sunday” メンバーは、Luc Dubois (G), Bart Lens (B), Peter Pinckers (Drs), William Contrino (G,Vo, Kbd)の4人組で、1983年にシングルを1枚出しています。割と爽やか系ネオ・アコとも取れるバンドです。華やかはないですが、聴き易くで、メロディもキャッチーです。 B6 Blanc De Blanc “Cynic(al) Grin” メンバーはDirk Deferme (Vo), Koen Brandt (?), Koen Claeys (後にNacht Und Nebelに参加?), Philippe Véridique (G)ですが、ヘルプでFrancis Stroobants (Sax), Joris Brouwers (Drs)が入っていたみたいです。これまた、P-Funk系の正当ファンクで、ダンサブルです。 とまあ、1982年におけるベルギーの若者音楽の事情が垣間見られるようなコンピですね。私自身もこのレコードのこと、すっかり忘れていましたが、中々、興味深かったです。もし、気になる方は、聴いてみて下さい。 The Chrome “You Call” https://youtu.be/DMWysbbD_w0 Automatic Heat “Outside” https://youtu.be/USORzuooQ7w 2 Belegen “Fever” https://youtu.be/zi3jqHb3OxM Aroma Di Amore “Do De Mafia” https://youtu.be/cGYdDU1kgnE #VariousArtists #RockRally1982 #Lark #Belgium #NewWave #TheChrome #TheBoxcars #AutomaticHeat #Gruppenbilt #Chant #5CV #2Belegen #Crew #DiCombi’s # AlomaDiAmore #TheRotor #BlsncDeBlanc
Rock Lark 不明Dr K2
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The Birthday Party “Its Still Living”
The birthday Partyのライブ盤ですよー❗️ The Birthday Partyのバイオグラフィーについては、前回、書きましたので、そちらを参考にして下さい。The Birthday Partyとしては4枚目のアルバムで、1982年1月にAstro Theatreで行われたライブを録音した盤です。メンバーはNick Cave (Vo), Mick Harvey (G), Tracy Pew (B), Phill Calvert (Drs), Rowland S. Howard (G)の5人です。しかしながら、The Birthday Partyの音楽とは何だろう。どう言えばいいか?未だに、彼等を表す言葉が追いついていけないです。ドラムとベースは一定のパターンを示しますが、ギター、特にRowlandのギターはNickの挑発的Voに呼応するかのようにバリバリ弾きまくっているようです。また、NickのVoも一定のパターンを取らず、感情の赴くまま(は、ちょっと言い過ぎか?)に撒き散らされる。ライブだからこそ、そのヒリヒリとした緊張感が盤から伝わってきます。色んな音楽の断片をミキサーでぐちゃぐちゃにしたかのような音楽。これはロックと言えるのか?そんな疑問を投げかけてくるライブ盤です。だから、いつまでも最高なんです、The Birthday Partyは❗️テンション高めで、かつカテゴライズできない音楽なので、聴くときは心して聴いてください。 “Dead Joe” live track https://youtu.be/HR5ZnYl9Fmg [full album] httpshttps://youtube.com/playlist?list=PLHP7bAjOIkpAqgaMLfcvccRuUxdD-k5tq://youtube.com/playlist?list=PLHP7bAjOIkpAqgaMLfcvccRuUxdD-k5tq #TheBirthdayParty #ItsStillLiving #MissingLink #LiveAlbum #Rock #NickCave #RowlandS.Howard #MickHarvey #TracyPew #PhillCalvert
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