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Cluster “Sowiesoso”
やっと手に入れました。CのClusterの重要アルバム”Sowiesoso (「ゾヴィーゾゾ」と発音で「どの道同じこと」の意味らしい)です❗️まあ、いつも通りの再発盤なんですが、、、。メンバーは、Hans-Joachim RoedeliusとDieter Moebiusの2人です。バイオグラフィーは以前の記事を参照して下さい。それで、内容についてですが、かなりアンビエント寄りのミニマル・ミュージックと言っても良い出来です。多分、シーケンサーの多用や、リリカルなピアノ、リズムボックスの使用などが目立つからだと思います。ただ、それだけに留まらず、A4 “Umleitung”とかではシーケンサーのリズムパタンとは異なるテンポのドラム(或いは曲)が入ってきたり、A2 “Halwa”のようなアラビアンなフレーズの曲やB3 “In Ewigkeit”のようにジャジーな雰囲気も醸し出すもあったりと聴き手を惑わせるような曲もあり、飽きさせません。このアルバムでは、そのようなギミックもありますが、トータルとしては、非常に完成度の高い作品と言えるでしょう。丁度、2人の良いところ(その後のソロでの方向性)が見事に一致したアルバムですね。全曲インストですが、全体に渡って、淡々とした多幸感のようなものを感じますね。彼等は当時、Forstに住んでおり、そこにあった自宅スタジオで録音をやっていますが、そこにあった録音機材と言うのが、4トラック・テープレコーダー、2台のRevox A77ステレオ・テープデッキ、それに簡易な8チャンネル・ミキサーだったらしいです。正にマジカルな出来栄えだと思えます❗️勿論、ミックスダウンはいつものConny Plankのスタジオで行っていますが、、、。そんなClusterのアルバムは至高な作品ですので、是非是非聴いてみてください‼️ 曲順です。 A1 “Sowiesoso” A2 “Halwa” A3 “Dem Wanderer” A4 “Umleitung” B1 “Zum Wohl” B2 “Es War Einmal” B3 “In Ewigkeit” https://youtu.be/QgV0bYt8iLU?si=ZgTk9kEFPcST1gWD #Cluster #Sowiesoso #SkyRecords #BureauB #Reissue #Krautrock #Electronic #Minimal #Ambient #Hans-JoachimRoedelius #DieterMoebius #Synthesizers #Piano #Organ #RhythmBox
Krautrock, Ambient Bureau B (Sky Records) €15.35Dr K2
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Michael Rother “Sterntales”
やっときました❗️独逸人ギタリストにしてマルチ奏者Michael Rotherのセカンド・ソロ・アルバム”Sterntales “の登場です。まあ彼に関しては既にバイオグラフィーニを書いていますので、そちらを参照して下さい。セカンドでも、プロデューサーはConny Plank、Drsは元CanのJaki Liebezeitが協力して、本人は、G, Piano, B, Vibraphone, Hawaiian-G, Synth, Stringsを演奏。このアルバムにはA面3曲、B面3曲が収録されています。やはりと言うか、当然と言うか Jakiによるハンマービートがほぼ全編に聴かれます。しかも、ギターによる、よりメロディアスな曲が多くなっており、クリーントーンのギターは伸び伸びとして、シンセやヴィブラフォンによるメロディも多幸感に溢れています。基本的には、ファースト・アルバムと同様なコンセプトで作られています。因みにファースト・アルバム”Flammende Herzen”も本アルバムもオール・インスト曲です。B1のタイトル曲”Sterntales”の出だしなんかは、今でも通用する程、モダンです。またA1 “Sonnenrad” A2 “Blauer Regen”の緩いミニマルけど情感たっぷりな曲も捨て難いですね。B2 “Fontana Di Luna”のヴィブラフォンによるメロディも秀逸です。そんな訳で、本作品は、ファーストの路線を踏襲をしてはいますが、よりも情緒豊か流れにっており、Rother 氏の魅力が存分に楽しめますね。こんなプログレが欲しかったと思える方或いはNeu!などの音楽が好きな方は買って損はしませんよ❗️ “Stromlinien” https://youtu.be/2-zjgWAYMoo [full Album] https://youtube.com/playlist?list=PLsq37WHm6P3cu_LRr_Un6Y5wtUfJRhOko #MichaelRother #Sterntales #SkyRecords #KrautRock #Repetition #HammerBeat #JakiLiebezeit #Guitar #Synthesizers #Vibraphone #Bass #SecondAlbum #Ex-Neu! P
Krautrock, Ambient Sky Records 5300円Dr K2
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Michael Rother “Flammende Herzen (燃える心)”
さあさあ、Michael Rother祭りだよー。と言う訳で、独逸ロック界の重要人物Muchael Rotherのソロ作品としてはファーストに当たる“Flammende Herzen (燃える心)”を紹介します。因みに、私の持っているのは国内盤の再発盤です。M. Rotherについては、前回、紹介したので、ここでは、バイオグラフィーは省略します。まあ、元(極初期)Kraftwerk, 元Neu!, 元Harmoniaと言うクラウトロックの根幹の1つに常に関係してきたアーティストの1人がM. Rotherと言うことは覚えていますよね?. それで、本作品でも元CanのJaki Liebezeitがドラムで客演しています。一方、M. Rotherは、G, e-Piano, B, Synth, Organ, e-Percを担当、プロデューサーは名匠Conny Plankです。もうこれだけで、音楽が脳内再生されますよね? Liebezeitごlが叩き出すハンマービートは当時の音楽評論家には「単純な音で退屈」と評されていましたが、今や、この反復する音楽は寧ろビート・ミュージックの根本であり、これこそが祝祭性を現出させる要素だと思います(しかし、同じ音楽でも時代によってはかなり解釈や印象が異なるものだなあと思います)。A面2曲、B面3曲で、良いバランスで収録されています。特にA面で聴かれる伸びやかなクリーントーンのギターが印象深く、またメロディーも簡素ではありますが、生き生きとしていて非常に心地よいです。ファースト・ソロにして既に音楽の方向性が定まっています。クラウトロックにおける基本の名盤でもあるので、是非とも持っておきたい1枚ですね。 https://youtu.be/3xTf8mznnIw #MichaelRother #FlammendeHerzen #燃える心 #PolydorRecords #SkyRecords #Reissue #HammerBeat #JakiLiebezeit #SoloAlbum #Ex-Neu #Ex-Harmonia #RepetitiveMerody #KrautRock
Krautrock, Ambient Polydor Records / Sky Records 2880円Dr K2
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Michael Rother “Fernwärme (熱地帯)”
これは懐かしいものです。ちょっとだけKraftwerkにも在籍し、その後、Klaus Dingerと共にNeu!を結成し、活動しつつも、同時にClusterの2人ともコラボしたアンビエントなHarmonia名義でも活躍している才人Michael Rotherのソロアルバム”Fernwärme (熱地帯)”です。先ずは、バイオグラフィーから。Rotherは子供の頃は、Munich, Wilmslow (英国), KarachiそしてDüsseldorfに移って転校を繰り返していましたが、1960年代にもPakistanにも住んでいたことがあります。Rotherは1965年から1971年の間、Spirits of Soundと言うバンドにギタリストとして在籍していましたが、他のメンバーには、Kraftwerk に加入することになるWolfgang Flürがいましたが、一方でRotherはWolfgang Riechmann及びWolfgang Flürと共にWunderlandと言う学生バンドでも活動していました。Rotherは、1971年にKraftwerkに参加しますが、この年に脱退しています。そして、1971年から1996年まで、Klaus Dinger (Drs)とNeu!を立ち上げ、5枚のアルバムに参加しています。彼はマルチ奏者でしたが、主にGとKbdを担当しています。更に1974年から1975年の間にHans-Joachim RoedeliusとDieter Moebius (Clusterのメンバー)とコラボして、その時には、Harmoniaと名乗り、1976年終わりには、以上のメンバーとBrian Enoとのコラボ・セッションを1974年、1975年及び1976年に行なっています。そのセッション・テープは無くしたものと思っていましたが、20年程経て、Roedeliusにより発掘されています。また、ちょっと話しを戻しますが、1971年に、RotherとDingerは、独逸のTV番組Beat Clubで Florian Schneiderと一緒にKraftwerkとしてのライブ演奏が流されています。話しをRotherに戻すと、彼は単独名義のアルバムを毎年のように、リリースしており、本作品もそのリリースの中に見い出せます。これらの作品では、CanのドラマーJaki Liebezeitの協力で作製されています。また、Rotherは、2007年7月1日に、ハムブルクでのコンサートの終わりにThe Red Hot Chili Peppersとジャムセッションをしています。その後もソロアルバムやコラボなどを着実に続けています。そして、去年Neu!結成50周年記念として、Rotherは、Michael Rother & Friendsで2回コンサートを行なっています。一つは2022年10月26日ベルリンで、もう一つは2022年11月3日にはロンドンでの記念コンサートを行なっており、今なお現役です。 以上がMichael Rotherの経歴です。次に本作品を紹介していきますね。本作品は彼のスタジオアルバムとしては4枚目になります。今回もドラムにCanのJaki Lirbezeitが客演しています。全体としては落ち着いた雰囲気がありますが、やはりJakiの反復するハンマービートのある曲はバネが強いですね。全7曲入りです。A1 “Silberstreif”でのギターのフレーズは何かに似てると思ったのですが、沖縄民謡に出てくるフレーズでは❗️と気が付きました。またそれが気持ち良いのです。解説の北村昌士氏によれば、アフリカの音楽を参考にしたもう一つの環境音楽とのことですが、私的には、あまりそう言う感じは受けなかった、、、そっかぁ? B2 “Klangkörper”の印象からアフリカってタームが出てきたのだな❗️A3 “Erlkönig”の導入部のアコギのフレージングも渋くて好きです。B1 “Fortuna”やB3 “Hohe Luft”でのシンセとシャープなクリーントーンのギターのユニゾンもカッコいい! もうシンセと生ドラムの組合せが好きな人には堪らんアルバムですね。もしそんな音楽が好きであれば、このアルバムは買いですよーっ❗️ B1 “Fortuna” https://youtu.be/q9he8Zn2pFY A1 “Siberstreif” https://youtu.be/K35k8d9K_ls #MichaelRother #Fernwärme #PolydorRecords #GermanRock #KrautRock #JakiLiebezeit #Ambient #Guitar #Synthesizers #HammerBeat
Krautrock, Ambient POLYDOR 不明Dr K2