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19 (Juke) “Ninety Seven Circles”
今をときめく、画家/芸術家の大竹伸朗が、1978年に結成した、(基本的に)宅録バンドが19 (Juke)です❗️1980年12月から1982年9月まで.精力的活動していました。その時のメンバーは、Shinro Ohtake, Takuji Nomoto, Toshiaki Tohyama, Yohko Ohtaとのことですが、どの時期に誰がいたかは不明です。この間に4枚のLPと1枚のシングルをリリースしています。ただ、人前でのライブは殆どやっておらず、一回だけ、法政大学学館大ホールでやったらしいです。ファーストアルバムは、G, B, Dr & Voと言うロックの基本の4ピースでありながら、メチャクチャに歪んだショートトラック45曲も詰め込んでいたことで、自主制作としては話題になりました。そして次にリリースされたのが、この作品 ”Ninety Seven Circles”です。ここでも編成はほぼ同じで、曲によってはシンセらしき音も入ると言う感じです。大竹氏は、19 (Juke)を始める前に、1980年に武蔵野美術大学を卒業し、2度目の渡英をします。その際、友人でもあった芸術家Russel MillsとロックバンドWire/DomeのメンバーであるBruce Gilbert及びGraham Lewisとの4人でサウンド・パフォーマンスを行なっており、その年の10月に帰国し、早速、19 (Juke)を再始動し、アルバム作製を始めます。この時は部室でのライブ演奏をラジカセ一発録りで録音したとのことですが、大音量であった為、バランスや音は歪みまくり、ノイズ・ロックのようになってしまいました。しかし、彼等はそれを良しとして、編集し、ファーストアルバムを作ります。それで得たお金でミキサーを買い、セカンドアルバムに向けての音源の作製にかかります。音の分離は良くなりましたが、相変わらずの歪んだノイズ・ロックなシングルをリリース後、セカンドアルバムとしてノイズ・ロックな音源をリリースします。それが、本作品になります。本作品も曲数は多いのですが、ラジカセ録りだったのか、歪みまくっていますね。rawな音ですが、説得力がありますし、音楽的にもエフェクトをかけたり、シンセを使ったりと進歩しています。ただ、この後にリリースされたサードと4枚目は、手作業によるテープループなどを用いたりと全く違う形態の音楽になっています。私は個人的には、このアルバムの前に出たシングルが大好きで、当時は本アルバムと共に愛聴していました。芸術畑の人がその感性のまま、音楽をやるとどうなるか?と言う疑問に対する答えの一つが、この19 (Juke)なのかも。この時代に、ノイズ・ミュージックに整合性を持たせたかったアーティストやグループが多かった中で、敢えてラジカセ一発録りと言う逆転の発想で音楽を作り上げたと言うのが興味深いです。是非、皆さんも聴いてみて下さい。 https://youtu.be/ZKORv7phOhY #19 #Juke #NinetySevenCircles #大竹伸朗 #NoiseRock
Noise Rock SELF-RELEASED 2500円位?Dr K2
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19 (Juke) “19/19”
とうとうやっちゃいましたかぁ!あの大竹伸朗氏が1978年〜1982年(主に大学時代)にやっていたノイズ・バンド19/Jukeの未発表音源をコンパイルしたブツが出てしまいました。版元は湯浅学氏のレーベル円盤です。19/Jukeのバイオグラフィーについては、以前に書いてありますので、そちらをご参照ください。ただ、ライナーを読むと、大竹氏が一人でセレクトしたのではなく、当時のバンド・メイトの遠山俊明氏が中心になって、19/Juke結成から25年経った2003年にリリースされた未発表曲19曲から成る”19 [1978-1983]”と言うCD (因みにこのCDはDiscogsには載っていない)が元になっているとのことです。そして、大竹氏の言葉を借りると、このアルバムは、1978-1982年に録音した5枚のアルバムの内、未発表だった曲と1983年に録音した未発表曲から成り、19/Jukeの核になっていた部分のコラージュ的作品であるとのこと。なお、曲順は時系列ではないらしいです。一応、メンバーを書いておきます。大竹伸朗 (B, G, Synth), 野本卓司 (G, B, Drs, Vo), 遠山俊明 (G, B, Synth, Organ, Vo), 太田陽子 (Vo)の4人です。内容は1分に満たない〜2分程度の短い曲が無秩序に配置されており、B面最後の曲だけ6分の曲が収められています。それら各曲は所謂「ノイズ・ロック」のような曲で、アルバムで言うと、ファースト・アルバム〜セカンド・アルバム辺りの曲が多いように思います。既存のロックで使われる楽器を使って、録音方法や演奏方法によってノイズ化すると言う手法で作られた曲です。なので、全体を聴いてみると、それらの曲がコラージュのように配置されており、1枚のアルバム全体が一つの作品として成立しているように感じられます(まあ、そこが、狙いなんでしょうが)。ただ、B面最後の長めの曲が、その作用を異化しているようで、興味深いです。とまあ、各曲も面白いのですが、アルバム全体としても面白いので、大竹伸朗ファンはマストな作品ですね。 本作品はYouTubeには上がっていないので、2022年東京近代美術館での「大竹伸朗展」の動画を貼っておきます(本作品とは関係はありません)。 https://youtu.be/21-iT3CU_4Y #19 #Juke #19/19 #円盤 #PreviouslyUnreleased #NoiseRock #Collage #ShortTracks #Guitar #Bass #Drums #Synthesizers #Voice #大竹伸朗 #野本卓司 #遠山俊明 #太田陽子 #ShinroOhtake #TakujiNomoto #ToshiakiTohyama #YokoOhta
Noise Rock Enban(円盤) 4200円Dr K2
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19 “Juke”
いやー、やっとですか❗️ヴァイナルでの19の再発は!当時、噂は聞いていて、その時にセカンド・アルバムとシングルは買ったのですが、ファースト・アルバム”Juke”はその後、見かけなくなり、ヤフオクとかでも中々高価で手が出ませんでした。まあ皆さんもご存知のように、19とは、芸術家の大竹伸朗氏が1978年に野本卓司と結成したバンドで、その後、1980年に遠山俊明と太田陽子が加入し、その年の12月にファースト・アルバム”Juke”を自主制作でリリース。45曲をぶち込んだアルバムで、実験的と言うかローファイなノイズ・ロックの残骸が散らばっています。多分、ノイズ・ミュージックを意識してやろうとしていた訳ではなく、取材用テープレコーダーによる録音の為、このように歪んでしまったり、歪になった結果が、このような音楽となったのであろうことはライナーノーツを読まずとも、推測できます。特に、セカンドでは8チャンネル・ミキサーを購入したことで、音の分離は良くなってますが、このファーストではミキサーも無く、部室のスタジオでテープレコーダーによって、兎に角、全部録音はしていたみたいです。そんな中で、”No New York”が1978年にリリースされ、日本にも噂と現物が店頭に並び始めたことで、自分達のやっていることはノイズでも現代音楽でも即興音楽でもなく、この音だ!と大竹氏は直感し、ロンドンから帰国後、今まで録り溜めたテープを選別し、その中から使える部分を取り出して、本作品を作り、4人でお金を出し合ってリリースしたとのこと。そして、彼等の演奏は全くのアドリブで、その場の雰囲気とかで録り方も演奏も変わってしまう。それを録音し続けた訳です。これは大竹氏のあのスクラップブックにも通じるのではないか?そう思ってしまったのです。それにしても兎に角、凄い。細切れの音?音楽?が次々に現れる、圧倒的物量で! なので、今、「大竹伸朗展」が開かれてますが、それに通じる「溢れかえる情報量」、それが、私の心を揺さぶるのです。当時は、発想の転換とも思ってましたが、ライナーを読んで認識を改めました。そんな音楽?に是非とも触れて欲しいです。あっとそれから、19のメンバーをもう一度紹介しておきます。Shinro Ohtake (B, Synth), Takuji Nomoto (G, B, Drs, Vo), Toshiaki Tohyama (G, B, Synth, Organ, Vo), Yoko Ohta (Vo)。因みに、再発盤のデザインはオリジナルと同じですが、色は「青」「黄」「赤」と3種類があるようです。またちょっと装丁にも凝っていますので、是非、皆さん、マストですよ❗️ https://youtu.be/lRdrXKE5svc #19 #Juke #Enban #Reissue #ShinroOhtake #TakujiNomoto #ToshiakiTohyama #YokoOhta #TapeRecorder #Lo-Fi #NoiseRock #AdLib #Experimental #NoWave #FirstAlbum #ScrapBook
Noise Rock Enban (self release) 4200円Dr K2
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19 “Pieces”
とうとう入手しました。40年振りの19 (Juke)のサード・アルバム”Pieces”です。再発にあたり、特殊包装され、しかも大竹伸朗氏によると思われる特大ポスター付きです❗️このアルバムが出た当時は、ある音楽誌の評で「ビートもなく、つまらん」みたいなことが書かれていて、その為か、当時は購入するのを躊躇った経緯があり、今回の再発は嬉しい限りです。大竹氏と円盤の湯浅学氏のライナーノーツがあるので、この作品の背景などを理解する上で大変有り難いです。バイオグラフィーは前回書きましたので、ここでは省略させてもらいますが、少しだけ加えておきます。大竹氏曰く、セカンド・アルバムまでは「ロック」のフォーマットでやってきて、それなりに成果もありましたが、ここにきて、バンドとしての担当も固定してきていたので、新たな展開の必要性と危機感をメンバーも感じていたようです。それで、今回(サード・アルバム)は、非楽器を用いた演奏とその繰り返し(反復)と言う方法論に至ったとのことです。それで、私が、当時の音楽評か何かで読んだ記憶では、非楽器による音を録音したカセットテープを切り刻んで、それを繋ぎ合わせて作ったループ音を元にしたと言うことでした。それが正しい認識だったかどうかは定かではないですが、今回のサード・アルバムでは、今までと大きく異なり、曲も全部で3曲のみA面2曲, B面1曲)となっています。そして、特にB面に顕著なのですが、ループする音が段々とその共鳴音に埋没していき、遂には不明瞭な音の風景となってしまう展開です。A面もA1はまだドラムの音も明確であり、恐らくはプリペアード・ギターなどの楽器の合奏から成りますし、A2では、ズレていく複数のドラム演奏とループ音らしき音から構成されています。ここに来て、19 (Juke)は、「ロック」のフォーマットから大きく外れて、音を組み立てると言う「作業的」フォーマットに進んだものと考えます。そんな大胆な変化と危険性を孕んだ本作品は19 (Juke)のターニングポイントだったのでしょう。この点については、大竹氏がロンドンで体験したDomeとのコラボ・パフォーマンスと関係しているのかも知れません。そんな19 (Juke)の意欲作を是非とも体験してみてください❗️これが最後のチャンスかも知れませんよ! A面 https://youtu.be/viUgklgpIbA #19 #Juke #Pieces #Enban #Reissue #ShinroOhtake #TakijiNomoto #ToshiakiTohyama #YokoOhta #Experimental #Noise #Repetition #ズレ #PreparedInstruments #Drums #Guitar Bass #Violin
Experimental Music, Noise Enban (self release) 4200円Dr K2
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19 “Sound Track”
日本が世界に誇る実験バンド19 (Juke)の4枚目アルバムにして最終作(実はその後1987年にもCDが1枚出ている) “Sound Track”の登場です。これも湯浅学氏の円盤からの再発盤となります。もうバイオグラフィーとして書くこともありませんのでーー大竹伸朗氏のその後の活躍は各自調べてくださいーーここでは省略させて頂きます。サードアルバム”Pieces”での音楽性の大きな転換の後にリリースされた本作品は、2枚目までのロックのフォーマットと反復/ズレ/ループ音からなる作業的フォーマットが結果的に両方とも上手く取り入れられた方法で作られているようです。そう言う意味では、19のメンバー達としては一つの「完成形=行き着いた先」だったのかも知れません(勿論、これが大竹氏の想定していた完成形とは言いませんが)。このレコードを大竹氏は「風景をテーマにしたポップス」と評しています、正直、私にはこの言説に諸手を挙げての大賛成とは言えませんでしたが、楽器や非楽器を使い、それを「曲」に落とし込んだのが、ポピュラリティーだったのかも知れません。曲も前作とは異なり、3分程度のものが殆どで、ちゃんとタイトルも付いている点も、一種の「ポップス」なのかも知れませんが、これは必然であったと想像します。音的には、割とハッキリとした反復ビートを刻むドラムとそれと関係する/無関係な反復をする楽器/非楽器音の演奏からなっており、個人的にはDomeの一連の作品を思い浮かべました。しかし、Domeがインダストリアルなマテリアリズム志向でしたが、本作品は確かにマテリアリズムも感じるのですが、「音楽」のフォーマットに戻った部分もあるように思えます。それが「風景をテーマにしたポップな」かどうかは良く分かりませんが、、、。。音としてはかなり制御された印象をうけますので、19 (Juke)初心者の方でも聴き易い作品かも知れませんね。この機会に是非とも購入して聴いてみて下さい❗️ B面 https://youtu.be/a9Bcz2h68Pw #19 #Juke #SoundTrack #Enban #Reissue #SpecialPackage #Experimental #Music #Noise #Pops #ShinroOhtake #TakijiNomoto #ToshiakiTohyana #YokoOhta #FinalAlbum #Repetition #Drums #Guitar #Bass #Violin #Tapes
Experimental Music, Noise Enban (self release) 5000円Dr K2
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8 1/2 “s/t”
私は8 1/2(「はっか・にぶんのいち」と呼ぶ)の名前は高校生の時から知っていたが、何ぶん、実際の音楽をちゃんと聴いたのは、このアルバムが最初でした。ただ、曲自体は戸川純さんやハルメンズで一部知ってはいましたが。先ずは、バイオグラフィーを少し紹介しておきます。元々は、泉水敏郎と中嶋一徳らが結成したWINKが1978年に改名し、8 1/2となった訳ですが、当時有名だった渋谷のロック喫茶ナイロン100%の看板バンドでした(千葉のバンドでしたが 苦笑)。バンド名はフェディリコ・フェリーニの映画のタイトルから取られています。本作品の作製時のメンバーは久保田慎吾 (Vo)、上野耕路 (Kbd)、鈴木智文 (G)、谷嶋ちから (B)、泉水敏郎 (Dr, Vo)で、一曲だけBが中島一徳が担当しています。録音は1979年にParis Studioで行われています。その後、中島氏がパンクバンド自殺に加入する為に脱退し、また、上野氏と泉水氏がハルメンズに参加したことから、バンドとしては1980年3月に解散となってます。本作品に収録されている曲の一部は、彼等の熱狂的なファンであった戸川純さんがカバーしたり、また、ハルメンズが自分達のナンバーとして演奏・録音したりしていますので、そちらで知っている方もいらっしゃるかもしれませんね(私もそのクチです)。内容的には、屈折した青年の言葉のような歌詞と久保田氏のハスキーなヴォーカルに、上野氏のキーボード(シンセやエレピ)が暴れるように乗っかっていく、少し変わったニューウェーブ・サウンドで、意外とドラムの泉水氏が曲を書いたいたりもするのも特徴かと思われます。久保田氏の声質は好き嫌いが分かれそうですね。本作品は1979年録音ですが、オリジナルのリリースは1985年で、ふ更に、リマスターした本作は1987年です。キーボードを使った日本のニューウェーブの元祖みたいな存在ですが、少し触れてみてはどうでしょうか? https://youtu.be/YzfsCetAKhI #81/2 #東京ニューウェーブ #久保田慎吾 #上野耕路 #泉水敏郎 #鈴木智文 #谷嶋ちから #NewWave
NEW WAVE Chop Records 800円位Dr K2
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808 State “Newbuild”
もうこれは王道のテクノですね、808 Stateのデビューアルバム”Newbuild”です。本当なら1988年のオリジナル盤を紹介するところですが、これは1999年の再発盤で、かつ12㌅EPの3枚組の仕様になっています。私、そんなにテクノには詳しくないんですし、皆さんの方が詳しいと思います。なので、バイオグラフィーを一応、書いてみますね。シカゴで巻き起こったアシッド・ハウスがブームになった1988年に、英国マンチェスターで始まったテクノ・ユニットが、808 Stateです。Eastern Blocと言うレコード店の店員Martin Priceと常連客のGraham MasseyとGerald Rydel Simpson (後にA guy cold Geraldと名乗る)で結成されます。1988年に同店のレーベルCreedからデビューアルバムである本作品”Newbuild”をリリースします。このアルバムをリリース後、Simpsonが脱退、代わりにAndy BarkerとDarren Partingtonが加入し、1989年にEP”Quadrastate”をリリースします。このアルバムの一曲目”Pacific State”は後にリミックスが沢山の作られることになります。この曲はアンビエント・ハウスのシーンへ大きな影響を与え、ZTTレコーズへの移籍のきっかけとなります。これらのアルバムはマイナーレーベルからのリリースだったので、入手困難だったのですが、Aphex Twinの運営するRephlex Recordsより1999年に”Newbuild”を、2008年に”Quadrastate”をCD再発されています。ZTT移籍後に”90”を1989年にリリース。その後の1990年にアルバム”ex:el”をリリース、ゲストにBjörkやNew OrderのBernard Sumnerも参加しています。1992年にMartinが脱退し、その後、UB40をゲストに迎えたアルバム”Gorgeous”をリリース、落ちついた作品になります。その後、日本盤も出して、日本のテクノ・シーンは盛り上がりますが、808 State自体はテクノ・シーンから離れていきます。1996年に出たアルバム”Don Solaris”をリリースしますが、音はドラムンベース的になっており、音楽批評家には酷評されています。。しかし、一方で、Brian EnoやPropellerheadsによるリミックスアルバムを日本向けに出しています。Darren Partingtonが脱退したので、GrahamとAndyのデュオとして活動してきましたが、Andy Barkerも2021年12月6日に逝去していますので、今はどうなっているのかは過分にして知りません(誰か、教えて!)。まあ808 Stateについてはザックリとこんな感じです。 それで本作品ですが、その名の通り、リズムは荒々しいTR-808をふんだんに使ってのリズムセクションがメインで、正真正銘のダンス・ミュージックと言うかテクノなんですが、今、聴くと、やはりTR-808の音はちょっと古い感じもしますね(でもこのアルバムは1988年のブツなので、それはそれで良いと思います)。まだ若い才能が芽吹いてきた予感を感じさせます。また、サンプリングされたベースのカッコいい曲もあります。私はこれ以降のアルバムも書いていませんし、テクノには詳しくはなきのですが、私の守備範囲だとAbsolute Body Control辺りが近いですかね?まあ4つ打ちのキックはテクノのそれなんですが。それと本作品はほぼほぼ片面ずつに1曲が収められているので、聴くのが忙しないですw 偶には王道テクノも良いもんです。 https://youtu.be/r9PefJ_aEcQ #808State #Newbuild #Rephlex #TR-808 #Techno #UK #FirstAlbum
Techno Rephlex 不明Dr K2
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A Blaze Colour “Against The Park Trees Beyond”
これは完全に欧州物シンセ・ウェーブと言うことで購入しました。ベルギーのA Blaze Colourのセルフ・コンピ・アルバムです。彼等のバイオグラフィーを調べたのですが、殆ど情報がありませんでした。メンバーは、Karel ‘Bam’ Saelemaekers (Synth [Korg Polysix, MS20, M10, Casio VL Tone], Sequencer [SQ10] )とLudo Camberlin (Synth [Roland Jupiter 4, Roland SH2], Drum Machine [DR-55, TR808] )から成るデュオです。このデュオは現役時代には、カセット1本とシングル2枚(7㌅と12㌅)しか出しておらず、その詳細は不明です。その現役時代も、1981年〜1983年と言う短期間で、結成は1980年初頭にベルギーのLeuvenでと言われています。彼等がバンドを組んだ背景には、シンセが安価に入手できるようになったと言うことがあるみたいです。何でも、ライブトラックをコンパイルしたブートレッグがあるらしいのですが、これは本人達も確認できていないそうで、信ぴょう性に欠けるようです。それで、内容なんですが、多分、リズムボックスはBOSS DR-55と言う一番安価な物も使っていると思います。一応、シーケンサーと同期されていますが、簡素なシンセのリフやメロディから成る曲が多いです。ポップなことはポップなんですが、ん〜ひっかかりが無いと言うか、もう一つ個性的なところがあると良いなあと思います。でも、1980年代の欧州で流行ったシンセ・ウェーブの一端を知るには良いアルバムなので、聴いてみてはどうでしょうか❗️ https://youtu.be/rRsLkjHtiy4 #ABlazeColour #AgainstTheParkTreesBeyond #OnderStroomRecords #SynthWave #Belgium #Minimal #ElectroPop #Karel‘Bam’Saelemaekers #LudoCamberlin
Synth Wave OnderStroom Records 不明Dr K2
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A Certain Ratio “Force”
今回は、英国のA Certain Ratio (以外、ACRと表記)の4枚目のスタジオ・アルバム”Force”を紹介します。まあ、Factory Recordsと共に歩んできたバンドではありますが、ACRはこのアルバムを最後に、Factory Recordsを離れ、A&M Recordsに移ります。ACRのバイオグラフィーについては前回、デビューアルバム”To Each….”までは書きましたが、その後について補足しておきます。デビューアルバムをリリースした時点ではメンバーはDonald Johnson (Drs), Jeremy Kerr (B, Vo), Martha Tilson (Vo), Martin Moscrop (Trumpet, G), Peter Terrell (Electronics, G), Simon Topping (Vo, Trumpet)の6人組で、このメンバーで、セカンドアルバム”Sextet”を1982年1月にリリースします。アシッド・ジャズとファンクとラテン・ミュージックが混ぜ合わさった、このアルバムは、初のセルフ・プロデュースで、かつ英国アルバムチャートで55位まで行きます。同年11月に、ACRは、Tilson抜きで、Andy Connell (Kbd, Perc)を加えて、3度目のBBC Radio 1に出演します。1982年11月に、ACRはサード・アルバム”I'd Like to See You Again”をリリースし、インディーチャートで2位になりますが、この作品は米国のラテン・ディスコやファンクバンドCameoの影響が強く、評論家からは賛否両論でした。この年の末に創設メンバーのToppingとTerrellが脱退しています。しかしながら、翌年10月にACRは、Carol McKenzieをヴォーカルとして、シングル"I Need Someone Tonight"をリリースし、バンドを立て直します。更に、KalimaのTony Quigley (Sax)が1984年後半-1985年まで加入し、3枚のシングルを出しています。1985年に、ACRはセルフ・コンピ・アルバム”The Old And The New”を作製、1986年1月にリリースしています。ただ、1985年にはConnellがSwing Out Sisterを結成する為に脱退しています。そうして、5枚目のアルバムである本作品”Force”が1986年11月にリリースされます。この時のメンバーは、Jeremy Kerr (Vo, B, Tapes), Martin Moscrop (G, G-Synth, Trumpet), Andy Connell (Piano, Vocoder, Synth, Sampler), Anthony Quigley (Sax), Donald Johnson (Drs, Back-Vo)で、ゲストとしてTom Barnish (Trombone), Corinne Drewery (Vo), Paul Harrison (Yamaha DX7 Bass Programming)も参加しています。本作品は批評家受けも良く、翌年1月のChannel 4のTV番組The Tubeに出演して、ライブを披露しています。この後、1987年に、ACRは米国のA&M Recordsと契約し、活動していきます。今回のバイオグラフィーはここまでとします。 それで、本作品ですが、内容からすると、最早ポスト・パンクのカケラもなく、第一印象は、ファンクと言うか乗り乗りのダンス・ミュージックですね(それが良いかどうかは関係なく)。このアルバムからシングルカットされた曲”Bootsy”には、Tom Barnish (Trombone)とSwing Out SisterのCorinne Drewery (Vo)がゲスト参加しています。ACRの音楽ではホーン類がふんだんに使われており、また専属のキーボード奏者もいることで、全体としてゴージャス感に溢れてます。しかしながら、ファースト・アルバム”To Each….”を聴いたリスナーやポストパンクからのリスナーにとっては、この余りにもストレートなダンスミュージック振りはどうかとも思います。と思う反面、A4 “Naked And White”の低音シンセの音はギグっときました。また、シングルカットされたB1 “Mickey Way”のほぼインストな曲の押し寄せるグルーヴ感も堪能できます。B3 “Take Me Down”のデジタル・ファンクへの傾倒なども興味深いです。まあ、陰キャの私には、このアルバムは余り馴染めなかったのも正直な感想ですが、ダンス・ミュージック好きな方にはお勧めしますよ。きっと気にいる曲があると思います! https://youtu.be/1Qh1RKrcVUk #ACurtainRatio #Force #FactoryRecords #5thStudioAlbum #Funk #DanceMusic #JeremyKerr #MartinMoscrop #AndyConnell #AnthonyQuigley #DonaldJohnson #SwingOutSister
Funk / Dance Music Factory Records 不明Dr K2
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A Certain Ratio “To Each….”
発掘しました!1981年作のポスト・パンク・バンド, A Certain Ratioのファースト・アルバム”To Each….”です。今回、発掘してみて気づいたのですが、アートワークのデザインはT.G.のPeter “Sleezy” Christophersonなんですね。ビックリです。それで先ず、彼等のバイオグラフィーを紹介したいと思います。A Certain Ratio (以下ACRと表記)は1977年に英国Fixtonで、Peter Terrell (G, Electronics)とSimon Topping (Vo, Trumpet)に、Jez Kerr (B, Vo), Martin Moscrop (Trumpet, G), Donald Johnson (Drs)とMartha Tilson (Vo)が加わって、結成されたポスト・パンク・バンドです。元々は、DiscoやLatin percussionと同様にFunkからも影響を受けていました。先述のように、最初はToppingとRerrellのデュオでしたが、直ぐに、KerrとMoscropが加入し、最初の1年間はドラムレスで活動していました。ACRと言うグループ名は、1974年にリリースされたBrian Enoのアルバム”Taking Tiger Mountain (By Strategy)”の中の曲”The True Wheel”の歌詞から取られています。ACRはVU, The Pop Group, Pere Ubu, Kraftwerk, Wire, Brian Eno, Parliament, Funkadelic, Earth, Wind & Fireから影響を受けていたそうです。それで、ACRはFactory Recordsから、デビューシングル”All Night Party"を1979年9月にリリースします。そして「New Sex Pistols」として売り出し、あっと言う間に5000枚をソールドアウトしてしまいます。1979年10月1日に、彼等はJohn PeelのBBC Radio 1の為に録音をしますが、その時に、Donald Johnsonがドラムで加入しています。また、その時期にTalking HeadsのUKツアーのサポートをしており、David Byrneらにも影響を与えたそうです。1980年1日に、彼等は、カセット作品”The Graveyard and the Ballroom”をリリースしますが、これにはデモトラックとライブトラックから成るものでした。同年7月にセカンドシングルとして、Banbarraのカバー曲"Shack Up"をリリース、更に同年11月には12㌅シングル”Fight”をリリースして、英国インディーチャートで7位まで食い込みます。その後、ACRは、Occult ChemistryのMartha TilsonをVoに迎え、ToppingはTrumpetとPercussionsに専念します。6人組になって、ACRは、1981年5月に、Factory RecordsのMartin Hannettのプロデュースでデビューアルバムでもある本作品”To Each…”をリリースします。このアルバムは英国インディーチャートで1位となります。その後、セルフ・プロデュースで、シングル”Waterline”をリリースしており、本人達は満足していたようです。まあ、その後も、ACRはメンバーチェンジなどを経て、現在まで、活動を続けています(この先の活動については省略します)。 それで、本作品の内容ですが、確かにファンクのリズムやトランペットの旋律は使っていますし、ダンサブルであることは明白なのですが、それに始終せず、ぼんやりしたヴォーカルというかヴォイス、それに全体を覆うダークな雰囲気(多分、エレクトロニクスやプロデュースによるものなのでしようか?)が異様なポスト・パンクの音を体現しているように感じます。それと比較的短い曲とやや長尺な曲が入り組んでおり、長尺な曲では、特に異様な実験性すら感じますね。特にB面では、熱病に侵された頭で、意味もなく踊っているような、一種、病的なほどのダークネスを感じます。その意味では、まだThe Pop Groupとかの方が健全に聴こえますね。多分、それは、プロデューサーのMartin Hannetteが「第二のJoy Division」にしたかったのでは?と思います。ただ、異様なファンクと言うかポストパンクなので、聴く際にはお気をつけて❗️ https://youtu.be/ojR8yiKwRfA #ACertainRatio #ToEach…. #FactoryRecords #FirstAlbum #StudioRecording #PostPunk #Funk #Experimental #Darkness #Disco #LatinPercussion #PeterTerrell #SimonTopping #JezKerr #MartinMoscrop #DonaldJohnson #MarthaTilson #MatinHannett
Funk / Post Punk Factory Records 1800円?Dr K2
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A. K. Klosowski & Pyrolator “Home-Taping Is Killing Music”
実は、この作品、CDでは持っているのですが、どうしても、アナログで聴きたくなって買ってしまいました。そして、1990年代に西新宿の某専門店で初めて、この作品の存在を知った時は、凄くショックでした。ジャケ写とかインナーの写真を見てもらえると分かるのですが、10数台のカセット・ウォークマンを連結して、それぞれに長めのテープループを仕掛けた、完全手作りの「アナログ・サンプラー」のような装置(? 楽器?)を使って、他の楽器と一緒に演奏し、それを録音していたからです。当然、1985年頃にサンプラーと言えば、非常に高価なEmulator-1がやっと市場に登場した時期でしたので、このLo-Fiでアナログな発想の凄さにビックリした訳です。そのテープ・ループ・マシンを作製したのが、Arnd Kai Klosowski (アルンド・カイ・クロゾヴスキー)で、それと共演しているのが、Der Plan及び面白音楽の宝庫ATA TAKで有名なPyrolator (ピロレーター)ことKurt Dahlke (カルト・ダールケ)で、それぞれの志向を思い浮かべると、両者の会合は必然でした。これを使えば、サルサのトランペットとグレゴリオのコラールが出会い、鉄道のノイズとカンボジアの音楽が出会い、ゴスペルとバイエルンのヨーデルが出会うことが可能であるとのこと。いやはや、こう言う「自作楽器」を作り、また、それで「音楽」を作ろうとする柔軟な思考とそれをやり切る努力には本当に頭が下がります。 それで、A. K. Klosowskiのバイオグラフィーを簡単に書いておきます。彼は、1968年に、ハンブルクのAlbert Schweitzer中学校に通っており、そこの音楽教師がクラシックだけではなく、The Beatlesとかテープループとかも教えていたそうで、Klosowskiは、テープループを作ることに熱を上げていました。そこで思いついたのが、第一世代のPhilipsのカセット・レコーダーを使ってみることでした。そうして、1970年代末〜1980年代初頭に、ちょっとしたメモリー機能も付いたテープループマシンを作り上げます。彼自身はジャズギターもやってはいましたが、このマシンには全く合いませんでした。その後、彼は金細工職人になる修行の為にミュンヘンに移りますが、やはり、このマシンを使って音楽をやりたいと思い、ディスコでDJがブース内でやっていることに利用できないかと思い付きます。そこで、彼は8チャンネルのミキサーを用意して、友達の手を借りて、即興的に、このマシンを操作してみます。しかしながら、その「演奏」を理解してもらえる人はいませんでした。そこで、彼は中学校時代のテープループの実習を思い出し、再び、改良を加え、このマシンを完成させて、自分自身で最初の録音を行なってみます。その録音した作品を、独自主制作レーベルZickZackのボスAlfred Hilsberg (アルフレート・ヒルスバーク)に聴かせます。Alfredは、好意的な反応を示しますが、彼から「多分、君のやりたいことは、ATA TAKのPyrolatorが適任だよ」とアドバイスを受け、早速、ATA TAKに連絡を取ります。しかしながら、Pyrolatorは当時、プロデュース、レーベル運営、出版そして音楽活動等で時間が中々取れませんでした。しかしなが、Pyrolatorは、彼に録音仕方などの音楽のイロハを教えつつ、1984年/1985年に1週間で一緒に作ろうと約束してくれて、Klosowskiは自作のテープループマシンを、Pyrolatorも自分の特注のコンピューターBrontologik (Korg MS-20やYAMAHA DX-7を動かす為のシーケンサー・システムの一種)での演奏を録音しています。2人は、面白いサウンド・コラージュが出来たと満足し、更に、曲になり得る部分をトリミングして出来たのが、本作品とのことです。この作品は、2人の志向が似ていたのとも幸いしていたようです。つまり、2人は、サウンド・コラージュやオブスキュア・ミュージック、新しいテクノロジーに興味があったようです。それで、出来上がった作品は、当初、ZickZackから出そうと思っていたそうですが、Alfredに、ATA TAKの方がカラーが合っていると言われたことで、ATA TAKからリリースされた訳です。現在、Klosowskiは、ハンブルクで金細工職人として働いており、勿論、マシンの方もまだ持っているそうです。 上記の流れの中で出来た作品ですが、最初は、Klosowskiの単名で、Pyrolatorはプロデュースと言うことも考えられていましたが、最終的には、2人の共作と言うことになりました。私の購入した作品は、再発盤なので、A1-B2が1985年作のオリジナルに収録されており、B3-B7は、今回の再発盤でのボーナス・トラックとなっています(A面8曲/B面6曲)。それでは、各曲を紹介していきましょう。 ★A1 “Overtüre” (0:36)は、仰々しいシンセとベースシンセから成る短い前奏曲です。 ★A2 “Österreich” (3:30)は、複雑な打ち込みドラムマシンとオーケストラのテープループに、カットインで入ってくるテープ音やシンセから成る曲ですが、不思議なメロディ感もあって、差し詰めちょっとした「室内楽」ですね。 ★A3 “Tschak” (2:44)では、アラビックなイントロから、ジャジーな曲調になり、時に他の雑多な音要素も混在しており、音的には複雑ですが、難解ではありません。 ★A4 “Hammond” (3:41)は、硬質なリムショットから、アップテンポの曲になりますが、変調した子供声らしき音やシンセ音などの色々な音が次々に出てくる楽しい曲です。ひっそりとシンセのメロディも流れています。 ★A5 “Agana Wudiov” (3:37)は、如何にもな人声のテープループから始まり、複雑な打ち込みリズム隊に合わせて、ループ音(ゴージャスなブラス音も)やシンセ音がちょこまかと絡み合う曲です。 ★A6 “What Made You So No Good” (3:45)は、Bのソロから始まり、囁き合う男/女の声のテープループ音やシンセのリフと可愛らしいリズムとが淡々と綴られる曲で、一番落ち着いた雰囲気です。 ★A7 “Heimat” (2:41)では、変調した人声のループ音とマシンリズムが変な調子で絡み合う曲で、硬質なシーケンスやシンセ・ソロも聴取できます。教会の鐘音で終わります。 ★A8 “Dahomey” (5:07)では、爆発音らしき音の後に、タブラらしき打楽器のループと時折のドラムマシン音で曲が進み、段々と中近東風の歌(多分テープループ)の断片やいびきの音が入ってきます。中々ユーモラスなセンスです。 ★B1 “You Know I Need” (3:18)は、ショット風のシーケンスと打ち込みドラムに、エコーが掛かった人声のテープ音やシンセのリフ等が巻き垂らされつつ入ってくるゆったりとした曲です。 ★B2 “ZV9” (3:52)は、いきなりロックGで始まりますが、それのループに同期した打ち込みリズム隊が入ってきて、擬似ロックな曲に仕上がっています。「Gソロ」もあり、中々カッコ良い! ★B3 “Hi Fidelity” (3:28)では、ハウス風のシンセ音ループから始まり、四つ打ちキックと同期して進みますが、当時、ハウス・ミュージックは、それ程世間に浸透していなかったと思われますので、その先見性は素晴らしいです。 ★B4 “China First On Mars” (5:52)は、ロケット発射のカウントから始まる曲で、不明瞭なマシンリズムにシンセのメロディが延々と続く中、ディレイを掛けた人声や不明な音等が次々に投下されていきます。僅かに中華風の女性の歌唱も含みます。 ★B5 “Österreich (Roughmix)” (3:43)では、バンブーリズムと人声のテープ音で始まり、中々複雑な打ち込みリズム隊(時に逆回転も)に、アコーディオンの音の残骸も時に聴取されます。 ★B6 “Dahomey (Roughmix)” (6:19)は、不鮮明なリズム音のテープループにタブラの音等が加わり、中近東風歌声のテープ音の断片も撒き散らされる曲で、シンセ音はA8ほど入っていません。マントラのような曲です。 久しぶりに聴いてみましたが、当時、聴き流しながら聴いていた時と異なり、じっくり聴いてみると、そこここにテープループ音が上手くハマっており、仕上がりを聴くと、流石Pyrolatorと言うべきミックスになっていますね。まだ、ボーナストラックでの聴き比べも面白かったです。多分、Klosowskiだけではここまでの音楽性は確立出来なかったのでは?と思います。逆に言うと、全体的にはPyrolator色も強いのですが、Klosowskiのテープループマシンによって、異化されており、そのバランスは絶妙ですね。今や、サンプラーなんて素人でも手に出来る機材ですが、この時代にこう言うアナログ・サンプリングによる音楽が世に出た意味は大きいですね! https://youtu.be/IihmgkcUboE?si=Xwig_-XSgn5RTeNn [full album] https://youtube.com/playlistlist=PL22Aa1wSmDcUFSSA7H5YIt3KXl-i2cABf&si=_Btq-jQltzPlSgIc #A.K.Klosowski #Pyrolator #Home-TapingIsKillingMusic #BureauB #2013年 #Reissue #Remastering #ATATAK #1985年 #NeueDeutscheWelle #GermanNewWave #HandMadeCassetteSampler #TapeLoopMachine #Brontologik #Experimental #Electro #SoundCollage #ObscureMusic #TechnicalInnovation #ZickZack #AlfredHilsberg
Neue Deutsche Welle (German New Wave) / Experimental Pop Bureau B (ATA TAK) €20.00Dr K2
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a.P.A.t.T “We”
a.P.A.t.T.と聞いて、ピーンとくるリスナーさんは少ないかと思います。私自身も、何でこのアルバム、買ったのか?良く覚えていません。まぁ謎物件な訳です。それでちょっと調べてみました。a.P.A.t.T.というのは、どうも、英国リバプールで、2002年に結成されたアヴァン・ポップとマルチメディアの為のアンサンブルのことみたいです。このアンサンブルには、Kling KlangやZombinaのメンバーが関わっているようです。詳しい結成までの経歴やメンバー等は良く分かりませんが、失敗と成功を繰り返しながら、凡ゆる方向へ向かって成長してきたらしいです。なので、音楽だけではなく、映像やその他の表現分野に渡る活動をしてきており、単にアヴァンギャルドや現代音楽というだけではなく、ライブ・バンドとしての活動にも重きを置いています。そのような背景もあるのか?関係あるかどうか分かりませんが、2016年〜2022年間のメンバーは、Ana Crusis, Boss A Nova, Boss DR-5, Col Legno, Commodore 6/4, Dorothy Wave, Ed Room Dyasono, Empress Play, General MIDI, Mic Lead, Mr Phil, Oscar Later, Private Dancer, Relative Minorと言うように偽名(しかも機材の名前を文字っているお茶目さ)だらけで、曲によって、その組合せは変わることもあり、リスナーや観客を困惑させ続けてきており、チャートとは無関係な立ち位置で活動していたらしいです。ただ、メンバーの中で、General MIDIなる人物がメインに作曲を担当しているので、この人が恐らくリーダー的存在ではないかと思われます。それで、彼等は、1970年代のアートロック~1980年代のシンセポップ〜ポストロック〜硬派なチェンバー・ミュージックまで取り込んで、最終的にモダン・サイケでコーティングされたようで、どこか人を食った様相も見せるキッチュでストレンジなぶっ飛びポップ・サウンドを毎回、作品に刻み込んできました(人を食った様相は、メンバーの名前からも想像できると思います)。特に、2008年にリリースしたアルバム” Black & White Mass”は、ポップ・ミュージックのギリギリの線で留まったアヴァンギャルドな作風として名を馳せ、BBC Radio 1では「今週のアルバム」として毎日放送されていたとのこと。そんな意味で、彼等は、The Beatles, Pink Floyd, Cardiacs, Radioheadと同様の大いなるアイデアを持って、それを実践できるバンドであると評価されています。彼等は、主にBandcampで作品を発表していますが、その中でも、本作品は、フィジカルになった作品の内、6作目に当たります。そして、今回は、米国CA出身女性シンガーDyasonoをゲストとして迎えて、a.P.A.t.T.流の捻くれスウィートな女性ポップス曲”It Keeps Going”を筆頭に、これまでに無かった新味も加わって、端から端まで自由に行き来しています。そんな彼等の”We”は前作から8年振りでリリースされました。そんなa.P.A.t.T.の各曲を紹介していきたいと思います。 ★A1 “The Great Attractor” (7:50)は、BとDrsで始まり、そこにエレピが乗ってきて、ヒステリックなVlnやGが絡んできます。途中で雰囲気が変わり、複数のVoによる歌物になりますが、レコメン系に近い音作りをしていますね。マーチのリズムや性急なテンポやらに代わっていく複雑な曲構成がスリリングです。 <General MIDI作> Bossa Nova(Drs), Private Dancer (Vln), Boss DR-5 (Fretless-B, E-Piano, Vo), General MIDI (Vo, G, Distorted-B, E-Piano, Synth), Dorothy Wave (Vo), Empress Play (Sax, Piccolo) ★A2 “It Keeps Going” (3:01)は、バックはGeneral MIDIが演奏していますが、軽快なポップスになっており、DyasonoのキュートなVoを上手く活かしています。 <General MIDI&Dyasono作> Dyasono (Vo), General MIDI (All Instruments) ★A3 “I Sigh: You Sigh” (3:37)は、逆回転で始まり、正確無比なDrsとシーケンサーとBがイントロとなって、クラリネットも加わり、変調男性VoやVlnが入ってくる複雑な曲です。最後にダレますが、直ぐ復活します。 <Dorothy Wave, General MIDI, Bossa Nova, Mark Greenwood作> Dorothy Wave (Synth), Bossa Nova (Drs), General MIDI (Synth, Vo), Empress Play (Clarinet), Ana Crusis (Vln), Mark Greenwood (Vo) ★A4 “Porca” (2:53)は、ブローするSaxやVlnなんかも含む欧州ラテン系の熱い演奏で、スパニッシュな女性Voが乗っていると思ったら、急に曲調が代わり、ピアノとストリングス・シンセのしっとりとした演奏になります。 <General MIDI&a.P.A.t.T.作> Bossa Nova (Drs), Boss DR-5 (B), Private Dancer (Vln), General MIDI (Vo, Piano, Farisa-Organ, 5-String-B), Empress Play (Vo, Sax), Dorothy Wave (Clarinet) ★A5 “Solipsisim” (3:04)は、語り調のVoのイントロから、クラリネットとアコーディオン様のシンセの合奏になったり、エレピや女性Voのパートに代わったり、戻ったりと忙しない複雑な曲です。最後にはVlnも絡んできます。 <Oscar Later&General MIDI作> Oscar Later (Vo), General MIDI (Drs, Upright-B, Synth), Dorothy Wave (Clarinet), Col Legno (Vln), Relative Minor (Vo) ★B1 “Cigarettes And Margerine” (4:05)は、一聴すると、エレポップのようなシンセを多用した曲で、メジャー級女性Voをメインにしている為か、かなり本格的な雰囲気で、可愛らしい出来になっていますが、SE的シンセ音も散見されます。 <Empress Play作> Empress Play (Vo, Synth), Bossa Nova (Drs), General MIDI (Vo, Synth), Boss DR-5 (G) ★B2 “Study/Relax To Mid-Fi Chill/4am Beats To” (1:36)は、一転して、指パッチンのリズムとピアノの弾き語りから成る小曲で、何となく物憂げで寂しげです。 <General MIDI作> General MIDI (Synth) ★B3 “Plump In The Mud” (3:17)は、シンセBと生ドラムとストリングス・シンセのバックに、朗々と歌う男性Voが乗る大らかな曲ですが、後半には、SE的シンセ音やGソロも聴取できますが、いきなりアップテンポに変わります <Boss DR-5&General MIDI 作> Bossa Nova (Drs), General MIDI (Vo, Synth, Perc), Boss DR-5 (G, Synth), Dorothy Wave (Vo), Empress Play (Synth) ★B4 “Walking Around Proper Looking At Things” (0:18)では、アップテンポのリズム隊にシンセとGを合わせた短い曲ですが、何だかCardiacsっぽい喧騒を感じます。 <Boss DR-5 作> Bossa Nova (Drs), Boss DR-5 (G, Bass-Synth), General MIDI (Synth), ★B5 “Titus The Bellows” (1:54)では、SP盤のような音質のジャジーな曲で、アコーディオンやクラリネットが小気味良い雰囲気を出しています。 <Boss DR-5作> Boss DR-5 (G), General MIDI (Drs, Upright-Bass, Accordion), Empress Play (Clarinet) ★B6 “Young People Are Old People From The Future” (2:45)は、締め殺された鶏(?)で始まる落ち着きの無い曲で、ストリングスを多用していますが、突然、曲調がアップテンポに変わったり、楽器も度々変わり、疾走していき、やがて変拍子の曲調に変わり、目まぐるしい展開になっています。 <General MIDI 作> General MIDI (Vo, Drs, Philicordia, Synth, Glockenspiel, Tape wriggles), Empress Play (Clarinet, Piccolo, Flute), Ana Crusis (Vo, Vln) ★B7 “The People You Know” (2:13)では、ピアノとリズム隊に合わせて、朗々と歌う男性Voがゴージャス感を醸し出しています。しかし、Gの伴奏やピアノも時に崩れるのが面白いところです。 <General MIDI&Boss DR-5 作> Bossa Nova (Drs), Boss DR-5 (G, B, Stylophone, Vox Continental), General MIDI (Vo, Piano) ★B8 “Doom II: Hell On Earth” (3:37)は、デスVo入りのストーナーロックで、やがて阿鼻叫喚な音地獄へと落ちていきます。これには、ビックリしました! <Col Legno&General MIDI 作> Bossa Nova (Drs), Boss DR-5 (G), General MIDI (Vo, B, Synth), Empress Play (Synth), Commodore 6/4 (Sax) 曲自体の構成が非常に複雑で、転調やテンポの変換或いは使用楽器等が一曲の中で頻繁に変わるので、初め聴いた時には、曲間が良く分かりませんでした。しかしながら、そんなこととは無関係に、プログレっぽい展開、特に、レコメン系プログレをポップ・ミュージックの領域に反映させていますので、次はどう来るのかな?と中々楽しめます。メンバー名が全て偽名であることなんかも加味すると、The HomosexualsやEtron Fou Leloublan辺りに近いのかなあとも思いますが、a.P.A.t.T.の方が、これらのバンドの音楽よりももっとポップネスを感じますし、最後にストーナーロックまで持ってきたのには驚きました。そうですねー、一番、近いのが、初期のCardiacsですかね。難解と言うよりも、寧ろ凄く面白くてユーモアのある音楽なので、これは皆さんに是非聴いて欲しい1枚です❗️ B7 “The People You Know” (2:13) https://youtu.be/1JQ1fPRdw5k?si=XbY1i_tNc9aFn37b [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_mJ73tnG1p1I-qaV9GhLnZtiOwminEbric&si=hyQgARpiO9SdQxqm [BandcampのURLを貼っておきます] https://apatt.bandcamp.com/album/we #a.P.A.t.T. #We #NineXNine #Postmusic #DurEtDoux #UKUnderground #6ThAlbum #AvantRock #Experimental #AlternativeRock #Electro #AnaCrusis #BossANova #BossDR-5 #ColLegno #Commodore6/4 #DorothyWave #EdRoomDyasono #EmpressPlay #GeneralMIDI #MicLead #MrPhil #OscarLater #PrivateDancer #RelativeMinor
Avant-Rock / Experimental Nine x Nine 2640円Dr K2
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A.T.R.O.X. “The Night’s Remains”
A.T.R.O.X., このバンドは全然知りませんでした。なので、今回、初めて聴きますし、少し調べたみました。この作品でのメンバーは、Max Marchini (B, Kbd, Toy, Perc), Pier Luigi Andreoni (Vo, Kbd, Drum Machine, Perc, Vocoder), Marino Benvisi (G, Perc), Alberto Andreoni (Vo, Kbd, G, Perc), Francesco Paladino (Vo, Perc)とクレジットされています。バイオグラフィーを書こうと思ったんですが、1982年の伊のアングラ・シーンなんて、早々分かるはずもなく、調べた範囲で書いておきますね。このA.T.R.O.X.は、伊の前衛音楽グループThe Doubling Ridersやニューウェーブ・バンドLa PattonaのメンバーてあったFrancesco Paladino & Pier Luigi Andreoniが活動初期に率いていた同国の80年代初頭のポスト・パンク/ニューウェイヴ・シーンの伝説的なバンドであるようで、本作品も元々は、Trinciato Forte Recordsからの盤を2015年にSpittle Recordsがリイシューしたものです。Roger Enoとの共作も知られるマルチ奏者/作曲家のPier Luigi Andreoni、現在も活動を続けるその盟友なFrancesco Paladinoがメンバーであったこともあり、読み直しの進んだ伊の地下音楽シーンの中で、ミニマル/エクスペリメンタル/シンセ・ポップの代表のような存在でした。本作品、彼等のファースト・アルバムであり、典型的ニューウェーブから逸脱し、早くからシンセを導入、伊のバンドらしい越境的なアヴァン・ポップと独自のイマジナリーな音が融合した記念碑的アルバムと言われてます。そんなこととはつゆ知らず、購入した訳です。内容を私は個人的な感想から言うと、そんなにシンセ・ウェーブな感じはなく、寧ろ、ミニマル・ウェーブな感じが強いですし、当時一番安かったDR-55と思われるチープなリズムボックスを使っており、宅録感満載の音作りを始終しているようです。少しだけ、仏のDDAAなんかを思い起こさせました。しかしながら、この時期に既にニューエイジと言うかアンビエントな音作りをしていたのはちょっと驚きました。こう言うポップミュージックって矢張り普遍なものなのですね。もし、機会が有れば、手に取って聴いてみて下さい❗️(因みに、Atroxと言うノルウェーのプラック・メタル・バンドもあるので混同しないように!) “Carnival Foods” https://youtu.be/SA2Zouna9BA “The Night’s Remains” https://youtu.be/EWpjWvkazNQ #A.T.R.O.X. #TheNight’sRemains #SpittleRecords #NewAge #宅録 #Italy #Underground #MinimalWave #FrancescoPaladino #PierLuigiAndreoni
Experimental Pop Spittle Records (Trinciato Forte Records) 2240円Dr K2
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Aaron Dilloway & Lucrecia Dalt “Lucy & Aaron”
アメリカの”T.G.”との異名をとるWolf Eyesの創設メンバーにして、Hanson Recordsの首謀者Aaron Dillowayと独逸ベルリン在住のコロンビア出身のLucrecia Daltのコラボ盤です。この二人についてバイオグラフィーを少しだけ。Aaronは米国のミシガン生まれで、1990年代にGalenに加入するも、すぐにやめてCouchに加入。その後、Ann Anberに引っ越し、ノイズバンドUniversal Indiansに加入、それが、元になってWolf Eyesに発展していきます。彼は2004年まで在籍。その後,彼はネパールに居を移し、そこでのフィールド録音や現地ラジオの録音などをした後に、2007年にOhioに戻り、ソロ作やEmelslds等とコラボをリリースしています。一方、LucyことLucrecia Daltは、哲学や映画、神話、テクノロジーなどから影響を受けた実験的電子音楽を制作しているアーティストです。2000年代に用いていたLucrecia名義やSound of Lucretia 名義の頃、歌詞と曲に重点を置いたポップな作風でしたが、次第にその作風は変化し、2018年にRVNG INTLより発表した”Anticlines”では儚い声と幽玄な音響による実験的音響音楽になっています。それで、Aaronは、Lucretia とは数年前のツアー中に知り合っており、お互いの音楽を気に入った二人はアルバムを作ることを決め、その多くはNYで録音されたそうで、残りの作業はそれぞれの自宅、BerlinとOberlinで終え、AaronのレーベルHanson Recordsからリリースとなりました。そして,その内容ですが、Aaronのユーモアを交えた、不明瞭でヘンテコリンなテープループとLucreciaのカーテンのような電子音や声が相まって、何とも形容し難いアブストラクトな音楽になりました。曲によってはビートらしき音もあるのですが、基本はアブストラクトな音楽です。私はAaronの作品は聴いたことがあるのですが、Lucreciaの音楽は聴いてないので、単純にプラスとかカケルとかは言えませんが、本作品は奇妙なコラボレーションの結果で、掴みどころが無い感じも、この二人だからこそと想像します。この掴みどころの無さが本作品の最も優れた点であり、こうゆう音楽を今は聴くべきなのではないかな?と思います。宜しかったら,聴いてみて下さい。ジャケも何だか怖面白くていいですね。 https://youtu.be/Od8itbYrVBQ #AaronDilloway #LucreciaDalt #Lucy&Aaron #Collaboration #Abstract #TapeLoop #Electronics
Experimental, noise Hanson Records 不明Dr K2
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Aaron Dilloway “The Gag File”
本作は、Aaron Dillowayの作品で、Dais Recordsよりクリア盤で400枚限定で2017年に発表されたアルバムで、Wolf Eyes等でも知られているAaronのソロ作品です。ソロとしては2012年以来らしいです。Aaronは米国ミシガン出身の実験音楽家で、自身のレーベルHanson Recordsを運営しながら、GalenとかUniversal Indiansと言ったバンド活動を行って来ていますが、やはりThe Wire誌にも掲載されたWolf Eyes(1998-2005年)での活動が有名でしょう。2004年には、彼はネパールに移住し、現地の音楽などのフィールドレコーディングをやっているようで、2007年にオハイオに戻ってきて、活動しています。彼の音楽は、基本的に8トラックテープによるループやテープのヒスノイズ等を用いたテープ操作によるノイズミュージックなんですが、本作では、更にフィールド録音やシンセも使用する独特のアブストラクトな音楽となっており、比較的ノイジーな感触が強いかもしれません。因みに、Aaron Dillowayが今回使った機材は、Tape Loops, Yamaha CS-5 Synth, Wheelbarrow, Earase Heads, Radio Shack Piezos, Lips, Schoeber Reverbatape, Wind Licked Dirt, Shitty Drumset, Fancy Piano, Realistic Mixer, Taser, Moog Rogue, kLem Baby, Scissors, Plastic Table, Metal Chair, Hidden Tape Recorder, Rattle, Birds, CTA 102, Echo Chamber, Cyborg Simulatorだそうです。当然、これも専門店の通販サイトで購入したが、盤がクリア盤(クリア盤は100枚限定で、青盤が400枚限定で、白盤が350枚限定で、これら以外は通常盤となっています)だったので,ちょっと高かったかな? A1 “Ghost” (4:49) A2 “Karaoke With Cal” (6:13) A3 “Inhuman Form Reflected” (4:16) A4 “Born In A Maze” (4:47) B1 “It's Not Alright” (2:21) B2 “No Eye Sockets (For Otto & Sindy)” (4:26) B3 “Switch” (5:05) B4 “Shot Nerves” (3:41) B2 “No Eye Sockets (For Otto & Sindy)” https://youtu.be/lqDKbTWOWqQ?si=frqezA1_-U3oxVNr [full album] https://youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_lftv361-G9ZsP9I88kf-XgAPlHyN40-IA&si=PiJSMcPdOKjwYMzS #AaronDilloway #TheGagFile #DaisRecords #Experimental #Abstract #Noise #TapeManipulation #HissNoise #FieldRecording #Synthesizers
Experimental / Abstract / Noise Dais Records ¥2500位Dr K2