Asmus Tietchens “Der Fünfte Himmel”

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またまたAsmus Tietchens先生のアルバムですが、今回は、初期の作品からの曲をコンパイルしたセルフ・コンピレーション・アルバム”Der Fünfte Himmel”を紹介します。この頃のTietchens先生の作品(4枚あるのですが)は、「ヨーロッパ4部作」と言われており、これには、アルバム”Biotop”, ”Spät-Europa”, “In Die Nach”及び”Litia”が含まれでおり、いずれも2色のモダーンなデザインで統一されています。それでこれらの4部作に1996年作の10㌅EP”Rattenheu” (このEPはアルバム”Litia”のCD再発の際のボーナストラックです)も加えてのトータル5枚の作品から選曲されたのが、本作品となります。どの曲も捻りの効いたシンセ・ポップな内容で、如何にも宅録っぽい音触りですが、5枚のアルバムからチョイスされていにも関わらず、統一感のある構成になっているのは流石ですね。ただし、B面は、やや実験色が強く、この後のTütchensの方向性も示唆しています。Discogsのジャンルにも書いてありますが、「シンセ・ポップ」で「実験的」となっており、正しくその通りですね。また、前回、”Biotop”でも書きましたが、参加者は全て、Asmus Tietchensのアナグラムによる「メンバー」で、全部彼1人でやっています。またプロデュースにはRokko Ekbekとありますが、それは、この頃、Tietchens先生とつるんでいたオランダ人音楽家Okko Bekker氏のことで、後に、連名でもアルバムを作製しています。クラウトロックと言うと何やら怪しげで難解な先入観を持つかもしれませんが、全然、そんなことは無く、この時期のTietchens先生の作品を知るにはもってこいの作品なので、未聴の方はこのアルバムを是非とも聴いてみて下さい❗️

https://youtu.be/dZKQH3bg_tw

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